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発言小町

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変身

ダンゴムシ
2017年6月17日 9:57

フランツ・カフカ「変身」は、不条理小説と評されるようです。

確かに、人間が毒虫に変身するのですから、不条理には違いありません。

でも、私は、特に不条理云々は思いませんでした。

むしろ、精神の萎縮と伸長、そのような物語として読めました。

精神の萎縮の結果、毒虫に変身してしまったが、それにより家族から解放されたグレゴール。

グレゴールが毒虫に変身しても、グレゴール依存から抜け出せずにいたが、毒虫と認める事でグレゴール依存から抜け出す事が可能になった(精神が伸長した)家族。

毒虫への変身は、何かの暗示であり、それ自体は、主題でもないように思います。

グレゴールは、気の毒としか言いようがありませんが、グレゴールが毒虫へ変身する(存在を消し去る)ことでしか家族が救われなかったとすると、家族というものの持つ残酷さ(不条理さ)に戦慄を憶えざるを得ません。

もちろん、家族一般ではなく、むしろ、グレゴール(カフカ)の悲劇性、そんなことかも知れません。

皆さまは、どのようにこの作品を読まれましたか。

ユーザーID:9466453841  


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タイトル 投稿者 更新時間
この人、家族と何かあったのか?携帯からの書き込み
そうねぇ
2017年6月18日 10:37

で、シスコンか?
と思いました

ドクムシは疾患を患った家族のことかな?とも。

手塚治虫の漫画に、変身を下敷きにした読み切りがあります。あれは怖かったわ…

ユーザーID:2663473076
まだ読めないんだけど
2017年6月18日 15:32

最初の、「もう時間だな、起きなきゃな、仕事行かなきゃ、嫌だけどさ、家族の為だしさ、仕方ないしさ、でも嫌だな、上司がさ、…」とずっと考えているところを読んだら苦しくて、先が読めません。

いつか大人になったら読めると思います。もう40歳だけど。てへ。
(てへじゃないですね。私も朝起きたら…蟲はいやだから犬になりたいです。好きな人のところにいって、首輪つけてもらってかわいがられたいです。ただ一緒にいて音楽を聴いたり手をペロペロ舐めてかわいがられる大人しい犬でいいです。)

ユーザーID:8281127259
虫って、いいじゃないですか?
おばはん
2017年6月19日 20:50

巨大ゴキブリみたいな感じでしょう?

私は巨大ゴキになって南の島に飛んで行って、そこのジャングルで一生幸せに過ごしたかったですね。

子供もいっぱい産めそうですし。

「変〜身!」と、掛け声とともになってみたいもんです。

ユーザーID:2247388524
初めから存在していなかったかのようです
ダンゴムシ(トピ主)
2017年6月20日 8:57

そうねぇ様

レスありがとうございます。

レスのタイトル「この人、家族と何かあったのか?」は、作品の中に明示的には出てこなかったと思います。

ただ、毒虫に変化した後の、グレゴールの家族に対する異様なまでの引き下がり方、妹のどこかうしろめたさを感じさせる優しさのようなものに、違和感を持ちました。

ですから

>で、シスコンか?
>と思いました

こんな風に受取れる要素もあると思います。

それにしても、後半の家族の変わり方は、鮮やかでしたね。

グレゴールは、初めから存在していなかったかのようです。

ユーザーID:9466453841
ご参考までに
ダンゴムシ
2017年6月21日 12:48

梟様

レスありがとうございます。

>最初の、「もう時間だな、起きなきゃな、仕事行かなきゃ、嫌だけどさ、家族の為だしさ、仕方ないしさ、でも嫌だな、上司がさ、…」とずっと考えているところを読んだら苦しくて、先が読めません。

一つの人格の中に、色んなものを抱え込む息苦しさ、それが暗示されているのかも知れませんね。

確かに、この後も、息苦しい描写が続きますので、読みづらい作品ではあるように思います。

>グレゴール依存から抜け出す事が可能になった(精神が伸長した)家族。

あくまでも私の感想ですが、ここまで来ると、気持ちがすっきりしました(救われる思いがしました)。

ご参考までに。

ユーザーID:8665410543
人間洞察
ダンゴムシ(トピ主)
2017年6月22日 9:02

おばはん様

レスありがとうございます。

>私は巨大ゴキになって南の島に飛んで行って、そこのジャングルで一生幸せに過ごしたかったですね。

グレゴールは、ある意味、毒虫に変身することで救われたと言えなくもないと思いますが、本当の救いは、虫でいることがそれほど長くもなく死んでいけた事かも知れませんね。

人間が虫に変身する荒唐無稽さを小説として成り立たせているのは、人間の精神性が扱われているからなのかも知れません。

その意味では、やはり、息苦しさを読み手に与えるのは否めない気もします。

これまでは触れていませんでしたが、この作品は、人間洞察も見事で、洋の東西を問わず読まれる要因が、そこにもある気がします。

ユーザーID:9466453841
 
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