よく母に学校を休まされ、自営だった父の営業について行かされました。
子供が車に乗ってると一人で美味しいものを食べたり、浮気はしないだろうと。
まぁ、母の虐待はさておき、当時はそんな気配なんか微塵も無い父と、よくラジオを聴いて笑ったもんです。
ある学生さんの怒りの電話。
その学生さん、ラーメン食べたくても貧乏で食べれなく、アルバイトしてやっとやっと、今日こそは食べれる!と勇んでラーメン屋へ。
久しぶりで美味しくて汁を飲み干したら隣のおじさんが、『汁まで飲むなんていやしいやつだ…』とぼそり。
『ぼくはいやしいんですか!?やっとやっとインスタントじゃないラーメンを、やっと食べれたんですよ!?ひどいじゃないですか!汁を飲んで何が悪いんだッ!』と、ラジオの電話口でほぼ泣き声で怒ってました。
私『この人、なんか可哀想だね…』
父『うん…。お昼はラーメンでも食べようか。でもお母さんには内緒な。お前も無理に学校休まされたんだからこのくらいはいいべ。でも市役所の食堂な』。
忘れられないひとこまでした。
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