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    怖い?難しい? セルフ給油で注意したい点は

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    自分で手軽に給油できるセルフ式のガソリンスタンドは便利だと思いきや、苦手意識を持つ人も少なくないようです。読売新聞の掲示板サイト「発言小町」には、「セルフのスタンドでは給油したくない」という声が寄せられています。「手順を覚えられない」「危険物を扱う自信がない」などがその理由。セルフ式のスタンドを利用するときには、どんなことに注意したらいいのでしょうか。

    「たいして難しくない」と思うか 「怖くてダメ」と思うか


    画像はイメージです
    義理の母がセルフ式のガソリンスタンドに苦手意識を持っているという話を発言小町に書き込んだのは、トピ主「すとれいどっくす」さんです。自ら車のハンドルを握る義母ですが、セルフ式を避け、ずっと店員が給油してくれるスタンドを利用してきました。ところが、そのスタンドが廃業し、近くにはセルフ式のスタンドしかないため、給油を自分の息子であるトピ主さんの夫に頼むようになったといいます。仕方なく、夫は休みの日、代わりに給油に行きますが、方法を教えようとしても、義母は「苦手なの、怖いし難しいから」と言って一向に覚えようとしません。「たいして難しくもないから覚えたらいいのに……」と、トピ主さんはぼやき混じりで投稿しました。


    この投稿に、「私も苦手です」「怖いものはしょうがない」といった反響が相次いでいます。

    「すみません、わたしも怖いです。とてつもなく怖い。まず、不慣れでおどおどしちゃう自分が嫌だし、誰に聞いたらいいか、ドキドキする。『静電気を除去して』なんて書いてあるから、『え? 爆発すんの?』とか思ってしまう」と書いたのは、「わわわわわ~」さん。「ガリガリゾー」さんは、「免許を取ってから約20年。一度も自分でガソリンを入れたことがありません。普段は旦那にお願いし、里帰りで旦那がいなかった時は兄にお願いしていました。難しいのではないんです。怖いんです。静電気が」とコメントしました。

    給油の危険性への認識が甘そうだから


    「私は、還暦過ぎたばかりの妻にセルフ給油をすることを禁じています。それは、モノ覚えが悪く、ソコツ者だから! 運転は緊張感をもってやっていますが、給油で発生するかもしれない事故に対する認識は緩そうなので。近所にセルフしかなくなったので、私が給油をしていますよ」(「唯我独損」さん)と、夫の立場からの書き込みもありました。

    苦手意識に男女差はあまりないようです。「私の夫もセルフ給油、避けてますよ」と書いたのは、「ぽろ」さん。工業設備の設計者だという理系の夫は、かなり慎重なタイプ。店員が給油してくれるスタンドを利用したときでも、「店員さんがきちんと(給油口の)蓋を閉めてくれたかを見ています。知識があるだけに、余計に怖いのかもしれません」と言います。「甘梅」さんからは「私は全然平気ですけど、怖い人は怖いだろうなぁとは思います。『給油中に手元が狂ってガソリンが漏れたらどうしよう』とか、『給油~支払いの手順はこれで良いのかな?』とか」という意見が寄せられました。

    解禁20年余りで全国に1万か所に


    写真はイメージです
    規制緩和で、セルフ式のガソリンスタンドが解禁されたのは1998年4月。日本エネルギー経済研究所 石油情報センターの調べによると、2019年9月末にセルフ式のスタンドは全国で1万198か所を数え、ガソリンスタンド全体の33%を占めるようになっています。人件費が抑えられる分、ガソリン単価も安くできることなどから、地域によってはセルフ式のスタンドしか見当たらないといった現象も起きているようです。

    日本自動車連盟(JAF)は、ホームページに「セルフスタンドでの給油の注意点について」というタイトルのページを設け、注意を呼び掛けています。「ガソリンは引火しやすいので、給油の際はエンジンをかならず停止し、窓やドアも閉めます。また、静電気でも引火する可能性があるので、空気の乾燥している季節でなくとも、必ず給油機本体についている『静電気除去シート』に触れて、体にたまっている静電気を取り除いてから給油します」などと、給油中の注意ポイントを掲載しています。

    写真はイメージです
    セルフ式ガソリンスタンドでは、燃料の入れ間違いを防ぐため、給油ノズルを「レギュラーガソリン=赤」「ハイオクガソリン=黄」「軽油=緑」とわかりやすく色分けして表示しています。ところが、自分の車に合わない燃料を入れてしまい、走行中にエンジントラブルなどを起こしてJAFに救援要請をするケースが後を絶ちません。このため、JAFでは、「給油を行う前の注意点」として、油種をしっかり確認することを強調し、「軽油には軽自動車の『軽』という文字が入っていますが、軽自動車用の燃料ではなく、ディーゼルエンジン用の燃料です」などと具体的に呼びかけています。

    埼玉県は、公式ホームページで「セルフスタンドで毎年、給油中にガソリンがふきこぼれたり、静電気火花がガソリンに引火して火災になったりする事故が発生しています」として、実際に県内で起きた事故例を挙げ、ふきこぼれや火災の防止策を紹介しています。

    ドライバーは、セルフ式のスタンドしかない地域に行ったときにも困らないよう、注意ポイントをよく心得ておきたいものです。そうすれば、苦手意識があったとしても克服できるかもしれません。(読売新聞メディア局編集部・永原香代子)

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