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    小町ニュース

    「ランドセルは型落ちでいい」と義母、買ってあげると言われても

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    小学校に入学する子供がいる家庭にとって、ランドセルの購入は一大イベントです。どんなものを選ぶか、誰が買うのか? 掲示板サイト「発言小町」でも毎年のように話題に上ります。わが子には最良のものを選びたいと思っているのに、義理の家族から型落ち品を買ってあげると言われたという投稿もありました。最新のランドセル事情を調べてみました。
    スポーツメーカーやアパレルブランドの商品

    お祝いの品代を値下げ品で済ませようとする義母

    トピ主の「かな」さんは、30代の兼業主婦。自身があまり裕福ではない家庭で育ち、子供時代は中古品で済まされることが多かったため、自分の息子には予算6万~10万円ぐらいで新品のランドセルを考えていました。ところが、義母と義理の姉から「2021年モデルのランドセル、半額で売ってるんだけど、どう?」とメールが届きました。

    有名なメーカーの品物のため、定価の半額でおそらく3万円ぐらい。以前から義母は「ランドセルなんて型落ち品で十分」と言い、お祝いの品として購入する意向だったのですが、トピ主さんは納得できません。思わず「ランドセルは(自分たちで)選びたい」と返信したところ、義母は気を悪くしてしまったそうです。

    「でも、こちらで選んだものをいうと『高い』と言われると思います。『高い』と言われてまで買ってほしくないです」とモヤモヤする気持ちをつづり、「いろいろな方からのアドバイスお願いします」と発言小町で呼びかけました。

    この投稿には、トピ主さんを応援する「エール」に900件以上のこれポチ投票がありました。

    お祝い事に、値下げや中古品を考えたことがない

    孫がいるという「きらり」さんは、「今までお祝い事に、値下げや中古品を考えたことがないので、びっくりしました。家庭の事情はあるかもしれませんが、その子にとって一度しか買わないランドセルです。お子さんを一緒に連れて行き、欲しいランドセルの金額を知ってもらいましょう。金額的に難しければ、ご予算に足りない分はこちらで足して購入しますと言い切った方がいいと思います」とコメントしました。

    「ばんび」さんも「自分のものならまだしも、子供のもので、ましてや記念となるようなものは、ケチらずいいものを買ってあげたいです。買ってもらえるなら安物でもいいなんて、絶対思えません。ハッキリ言って、子供はその価値はわからないかもしれないですが、そこは親の自己満足でもいいんです」と書き込みました。

    義母への返事は旦那にさせては

    「そういう返事は旦那にさせなよ。トピ主が矢面に立つことはないんだよ。なんか言ってきたら『そういうことは夫さんに言ってください』または『夫さんに伝えます~』で全部夫に返事させて、もちろん『NO!』でね」(「海鼠」さん)と、“しゅうとめ対策”を指南する意見もありました。

    逆に、値段やブランドにはこだわらないという意見もありました。「某量販店で1万円台で買いました。全く問題なく6年間使用しました。息子はいまだに俺のランドセル、○○で安く買ったよなぁと笑います」(「mam」さん)と、ランドセルへの出費は抑えて、双方の両親からもらったお祝い金を子供の大学進学か成人のときに渡そうと考える人もいます。

    「おにぎり」さんからは、実母と一緒に買いに行き、「好きなの選びなさい」と息子に言って選ばせたところ、本人は突然型落ちコーナーに走っていき、「僕、これにする! 絶対これがいい!!」と半額の物を購入したエピソードも寄せられました。

    購入「決定者」は誰?

    ランドセル工業会が2021年新入学時の購入者1500人を対象に実施したアンケートでは、購入の「決定者」は77.2%が「使用する本人」。ランドセルの代金を支払った人は、両親が42.8%、母方の祖父母が27.3%、父方の祖父母が25.9%でした。半数の人が、どちらかの祖父母に購入してもらっている様子です。

    来年度入学予定の男の子
    同工業会によると、昭和の頃までは女の子は赤、男の子は黒のランドセルが定番で、たまに茶色を見かけるぐらいでしたが、大手スーパーのイオングループが、客からの要望に応え、2001年に、24色のカラーバリエーション展開の商品を発売したことで、各メーカーや、百貨店なども競うように多種多様なデザインを製造販売するようになったそうです。

    進む軽量化、大容量化 トレンド色はパープル

    2022年春の新入学には、どんな商品が売れ筋なのでしょうか? 高島屋MD本部ランドセル担当のバイヤー・野中直人さんに話を聞きました。「ここ数年、ランドセルの購入は、ゴールデンウィークが検討・購入のピークなのですが……」と野中さん。昨年は新型コロナウイルス拡大防止のため、緊急事態宣言が複数回発出され、百貨店も大きな影響を受けました。「これからランドセルを購入されるお客さまも多いかと思います。現在は、多くの店舗で実際にランドセルをご覧いただける状況ですが、たとえば日本橋店では来店の際に完全予約制とさせていただくなど、混雑を避ける工夫を行っています。外出することをためらうお客様や、遠方で来店するのが難しいというお客様のためにも、Youtube動画やinstagramなどのSNS、オンラインストアでもさまざまな情報を発信して、ランドセル選びをサポートしております」と野中さん。

    売り場には、さまざまな色のランドセルが並んでいます。「男の子の1位は黒ですが、今年は特に女の子はパープルが人気です」と野中さん。A4フラットサイズの教材や、タブレット端末がすっぽり入るタイプのものが多く、人工皮革を使うなど、軽量化したものが主流。防水・防汚加工で手入れが簡単なもの、肩ベルトや背中にあたるクッションを工夫し、重さを分散する構造にしたものなど、各メーカーは工夫を凝らしています。

    防犯のために、GPS端末を引っかけるフックがあるタイプのもの、暗い中でも車のライトが反射して光る加工がされている商品もあります。今年は、かぶせを開けたところにある前段にワイドポケットを設け、マスクケースや除菌グッズなどを入れられるようにした商品も多く、ポール&ジョー、ジル・スチュアート、ケイト・スペードなどアパレルブランドの商品も多数販売されています。

    「高島屋での売れ筋商品は、7万円台前半で、平均すると約6万7000円ぐらいです。豊富なカラーやデザインのバリエーションがありますので、男女問わず選んでいただけます。シンプルで飽きが来ないデザインでも、取り外し可能な花やリボンモチーフのチャームでカスタマイズできて、簡単に表情が変えられる、自分だけの特別感があるランドセルが人気です。大ヒットアニメ『鬼滅の刃(やいば)』の13種類のかぶせのカバー(3630円)も好評です」

    写真=ワンタッチロック錠(左)と、鬼滅の刃の別売りかぶせカバー
    来年度入学予定の男の子を連れ、実の母と3人で来店していた女性に話を聞きました。「ランドセルは息子に選ばせます。本人は、お辞儀をしてもかぶせがパカパカ開いて教科書が出ないよう、カチッと閉まるマグネットの金具を気に入っているようです」

    ピカピカのランドセルには、家族みんなの期待が詰まっているんですね。小学校時代の6年間使うものだからこそ、納得いく商品選びをしたいと考えても当然なのかもしれません。(読売新聞メディア局・遠山留美)


    【紹介したトピ】ランドセル問題