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    「THE W」優勝の吉住が見つけた、発言小町との共通点とは

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    発言小町のリニューアルを記念し、6月下旬から連載「トピ探訪」がスタートします。あまたあるトピの中から、気になるものをピックアップして、あれこれ考えを巡らせるコラムです。執筆者の一人が、お笑い芸人の吉住さんです。「女芸人No.1決定戦 THE W」で優勝して人気沸騰中ですが、いったいどんな人なのでしょう。コラムの執筆は今回が初めてという吉住さんに、意気込みなどを聞きました。

    ネガティブなので「私の力ではどうすることもできない」

    ――新型コロナウイルスの影響が長期化しています。仕事への影響は。

    「THE W」で優勝した時には、もうコロナ禍だったので、そんなに大きな変化はありません。忙しくなると聞いていましたが、イベントや営業、ロケなどが中止になり、ぐっすり眠る時間も確保できています。どちらかというと、忙しく働くより落ち着いて色々考えたいタイプなので、心の休息も取りつつ仕事に向き合えています。

    ――今年4月からは、地元・福岡のテレビ番組で、レギュラー出演もされていますね。

    ありがたいことに、みなさん「盛り上げていってね!」と声をかけてくれます。でも、すごくネガティブな性格なので、「私の力ではどうすることもできない」と心の中で思ってしまって……。もう少し自分に自信をつけて「はい、頑張ります!」と力強く答えられるようになりたいです。

    5年ぶりくらいに実家にも帰りました。久々に帰ってみると、母親がずっとしゃべりかけてくることにびっくりしました。「この話が終わったら、そろそろ自分の部屋に戻ろうかな」と思っても、「あ、そういえば!」と、また話が続くんです(笑)。

    ――話したいことがいっぱいあったのですね。

    「ちゃんとギャラもらえているの?」「賞金はもらったの?」とも、聞かれました。母はまじめな人。LINEのやりとりだと、優勝した時にもお金の話題は出なかったので驚きました。親としては、娘が食べていけるのか心配なのでしょう。

    親が生きている間に、優勝できて良かったです。コロナが落ち着いたら旅行にも連れて行きたいですが、宿泊先は基本的に同じ部屋じゃないですか。そこでも、ずっとしゃべり続けるのかな……と、ちょっと心配です(笑)。

    優勝で変わった金銭感覚、ついに定価で買ってしまった


    ――ギャラの話が出ましたが、優勝から半年ほどたって生活に変化はありましたか。

    この間、スニーカーを定価で買ってしまいまして……。ちなみに、買ったのは「オニツカタイガー」の春夏モデルです。今日も履いています。

    優勝するまでは、半額に値下げされたスニーカーしか買えませんでした。半額になるまで待った結果、自分に合う24.5センチのサイズが売り切れてしまい、26センチのものを履いたことも。それが今は、定価で自分の足にぴったり合うスニーカーを履けている。なんだか、「買えるようになったんだ」という喜びと同時に、金銭感覚が変わっていく怖さも感じています。

    ほかにも、これまで交通系ICカードにチャージする金額は3000円だけだったのに、最近では1万円になってしまって……。たった半年足らずで、ここまで変わってしまった自分が情けない!

    今まで信じられないくらいお金のない生活をしてきたので、私と同じ31歳の生活水準が分からないのです。ただ、自分のお給料の範囲で目標額を決めて貯金しつつ、自分へのごほうびも忘れない……という女性はすてきだなと思うので、計画的なお金の使い方ができるようになりたいですね。

    万人に理解されなくても、一部に刺さるコラムを届けたい


    ――発言小町のコラム「トピ探訪」が、自身初の連載だそうですね。書く仕事をしてみたかったそうですが、なぜですか。

    実は、自分のことを話すのがあまり好きではありません。ミステリアスでいたいから、というのもありますが、以前すごくポジティブな先輩と話していたら、「お前は変だよ!」と1時間ほど言われ続けたことがありました(笑)。

    コロナ禍での過ごし方とか考え方についてとかささいなことだったと思うのですが……。今考えると、楽観的な人と悲観的な人が話しているので、話がかみ合わないのは当然のような気もしますが、その時は「変」と言われ続けたことで、自分の気持ちや考えを言葉にするのが少し怖くなってしまいました。

    ところが、テレビに出るようになると、意外と自分のネガティブな発言もおもしろがってもらえることが分かって。「私は、多数派側の人間ではないけれど、本当にごく一部の誰かにはすごく突き刺さるのかもしれない」と思えるようになりました。それから、自分について語ることに挑戦したいという気持ちが出てきました。

    ただ、自分でも芸人に向いていないと思うのですが、言葉足らずで、相手に伝えたいことと逆の意味でとられてしまうことがあるのです。テレビなどでも、口にした後に「そういうつもりじゃなかったのに……」と後悔することも。たぶん、その場で発言するより、自分の思いを書き出して整理しながら、時間をかけて言葉にする作業の方が向いているのでしょう。そうやって納得できる形で、自分の思いを世に出してみたいと考えています。

    ――連載への意気込みをお願いします。

    「頑張りたい」と、「大丈夫かな」という不安がせめぎあっています。読売新聞の夕刊紙面では、「オアシズ」のお二人が、「小町拝見」というコラムを担当されていますね。お二人ともすごくすてきな方だから、私に務まるのか……と、プレッシャーに感じる一面もあります。その一方で、書いていくうちに、自分も知らない自分が見えてくる気がして、新しい一歩を踏み出す楽しみも感じています。

    万人に理解されなくても、本当に一部の人たちに刺さるコラムを届けたい。「変なやつだな」くらいの軽い気持ちで読んでいただけたらうれしいです。そのうち、発言小町の中から何かネタを作りたいですね。

    ――ぜひ「発言小町コラボ」で、ネタを作ってください!

    発言小町には、モヤモヤや小さな生きづらさを感じている人からの投稿が多く寄せられています。最近、他人から指摘されて気づいたのですが、「吉住のネタは、生きづらい人ばかり出てくる」のだそうです。確かに、野球の審判をしている女性の恋を描いた「女審判」や、高校生といつわった三十路の女性が登場する「時をかける女」など、みんなどこかしら生きづらさを抱えている。発言小町との共通点かもしれません。

    笑いに昇華されたくないという人もいるので難しいですが、発言小町の中から自分らしいネタが生まれたらうれしいですね。

    (読売新聞メディア局 森野光里)
    吉住(よしずみ)
    1989年11月12日生まれ。福岡県北九州市出身。プロダクション人力舎所属。「女芸人No.1決定戦 THE W(ザ・ダブリュー)2020(日本テレビ系)」で4代目チャンピオンに輝く。ベストネタ集DVD『せっかくだもの。』を発売中。

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