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    夏のマスクで肌荒れする理由、美肌に導く3つの「しない」

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    新型コロナウイルスの影響で続くマスク生活。この夏も、マスクの暑さや蒸れを我慢するしかないのか……とげんなりしている人は少なくありません。読売新聞の掲示板「発言小町」にも、マスクによる肌荒れに悩む女性の声が寄せられています。何か対策はあるのでしょうか。夏の肌荒れ予防について、皮膚科医の友利新さんに聞きました。

    不織布マスクでニキビだらけに

    画像はイメージです
    「これから暑くなっていくんだろうなあと思うと、憂鬱ゆううつ」と書き込んだのは、トピ主「シャッポ」さん。

    21歳の女性ですが、「私は脂性肌で、元々ニキビができやすいのに、去年の夏は不織布マスクを使ってニキビだらけになりました。本当はウレタンマスクや夏用の涼しい素材のマスクを使いたいのですが、母親が外出の際は不織布のマスクしか使わせてくれません。一応、ニキビ用の化粧水は使っていますが……」と続けます。

    同居する高齢の祖母のためにも感染予防にマスクは欠かせないとのこと。この夏も、また肌荒れを繰り返すのではないかと心配しています。

    不織布マスクの着用を義務付ける会社も

    「厳し過ぎる会社のコロナ対策」というタイトルの投稿もありました。IT系で、顧客の会社で働いている「北」さんは、会社の方針で、ガーゼ製マスクや冷感布マスクは禁止、不織布マスクの着用を義務づけられているそうです。これには、「(私は)通勤時は冷感マスクしています。暑くて無理ですもん」(「テンちゃん」さん)などの声も寄せられています。

    ホームページで正しいマスクのつけ方を呼び掛けている日本衛生材料工業連合会(東京)に聞いてみました。同連合会専務理事の高橋紳哉さんは、「不織布マスクは飛沫ひまつを拡散させず、ウイルスの吸い込みをブロックするなどの効果が高いことが知られています。ただ、気密性が高くなっている反面、どうしても蒸れやすくなりがちです」と話します。

    メーカーもさまざまな工夫を凝らした新製品を発表し、夏用の不織布マスクなども登場しています。「いろいろと試していただくのが一番ですが、暑さや蒸れ対策としては、人との距離が十分にとれる場所や、換気が十分な場所を選んで、短時間マスクを外す。また、マスクはできれば日中2回は新しいものとつけかえるのが理想です」と高橋さん。

    「摩擦」と「蒸れ」で、バリア機能が低下

    友利新さん
    マスクによる肌荒れはどうして起こるのでしょうか。「読む友利新チャンネル」(飛鳥新社)の著書もある皮膚科医の友利新さんは「摩擦と蒸れによって起こる『肌のバリア機能の低下』が、肌荒れの大きな原因でしょう」と話します。

    「バリア機能」とは、肌の表面にある角層とその上を覆っている皮脂が、外部の刺激から肌を守り、肌の内側にある潤いを保つ役割のこと。バリア機能の低下には、二つの原因があります。

    一つは、肌がマスクでこすれて、摩擦のダメージを受けてしまうこと。炎症になることもあります。もう一つは、長時間着けているマスクの中は、自分の呼気で蒸れた状態になること。肌がふやけて角層が崩れてしまうそうです。

    肌のバリア機能が低下し、体内の水分が蒸発すると、蒸発を防ごうと、皮脂が過剰に分泌され、ニキビができやすくなったり、鼻の角栓が目立ったりといった肌トラブルにつながります。また、肌の水分は足りない状態のまま、どんどん皮脂が分泌されるため、「インナードライ」という肌の状態に陥りやすくなってしまいます。

    特に、気温が高い夏場は、皮脂分泌が活発になり、紫外線ダメージも強まる季節。マスク内も温度の上昇で蒸れやすいなど、肌にとって過酷なシーズンといえます。

    健康な肌を作る三つのポイント

    マスク生活に負けない肌を作るためには、どうしたらいいのでしょうか。「バリア機能を保つことが大切。そのためには、〈1〉日焼けをしない〈2〉乾燥をさせない〈3〉摩擦をしない――の三つを徹底してほしいですね」と、友利さんは話します。三つについて、次のポイントを教えてくれました。

    〈1〉日焼けをしない
    肌が老化する原因の7割は、紫外線。肌トラブルの大きな原因の一つです。年中降り注ぎますが、5~9月がピークといわれます。日焼け止めについて、「塗り方というより、多くの人は、塗る量が圧倒的に少ないと思います」と友利さん。

    種類にもよりますが、1回に塗る量は0.7グラムほど。クリームを手に出した時、500円玉くらいの大きさになるのが目安だといいます。
    塗る時には、スポンジを使うのがオススメです。指で塗り広げると、肌をこすりがちだからです。頬などにクリームを置いたら、スポンジでポンポンとたたき込むようにして広げていきます。仕上げに、焼けやすい目の下や目の周りのCゾーンに、重ねて塗りましょう。
    「読む友利新チャンネル」(飛鳥新社)(イラスト・須山奈津希)

    〈2〉乾燥をさせない
    乾燥を感じた時、油分の多い乳液や保湿クリームなどに目が向きがちですが、まずは蒸発した肌に水分を入れ込むことが大事です。保湿クリームや乳液には油分が含まれているので、化粧水は水っぽい質感のものがいいそうです。裏面の成分表示を見て、肌の水分量を増やす成分「セラミド」や「ヒアルロン酸」「ヘパリン類似物質」が含まれるものを選びましょう。

    加湿器を使うなど、乾燥させない環境作りも必要ですが、こまめな水分補給も欠かせません。コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインには利尿作用があるので、水や、カフェインの入っていない麦茶、ほうじ茶などを1日1リットルほど摂取しましょう。

    〈3〉摩擦をしない
    クレンジングオイルは、たっぷり使ってあごと鼻以外はすり込まない、洗顔後はタオルでゴシゴシこすらない、メイクで下地などを塗る時には、スポンジで押し込む……など、日常の様々な場面で摩擦を減らすよう意識しましょう。

    「私たちの肌は、1か月ほどのサイクルで新しく生まれ変わっていて、これをターンオーバーと言います。だから、日焼けしない・乾燥をさせない・摩擦をしないを心がけていればたぶん1か月で肌の違いを感じることができるはずです。効果が見られない時には、かかりつけ医に相談してくださいね」と友利さんはアドバイスします。

    まだまだ続くマスク生活。肌をいたわり、こまめに水分補給をして、何とかこの夏を乗り切りたいものです。
    (読売新聞メディア局 森野光里)


    【発言小町のトピ】

    だんだん暖かくなってきましたが。(マスクについて)
    厳し過ぎる会社のコロナ対策

    友利新(ともり・あらた)
    皮膚科、内科医。沖縄県出身。東京女子医科大学卒業。同大学病院の内科勤務を経て皮膚科に転科。2004年第36回ミス日本コンテストで「準ミス日本」受賞。現在、都内のクリニックに勤務するかたわら、美容と健康を医療として追求し、テレビやSNSなどで啓蒙活動を展開。2020年3月からスタートしたYouTubeは、チャンネル登録者数40万人を超える。

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