
義母から手作りのみそを手土産にもらったトピ主の「もち」さん。久しぶりに会った義母から、「そろそろ食べ終わったでしょ?」と容器の返却を求められました。容器を返却する必要があると思っていなかったトピ主さんは、「すみません今日は持参していません」と言い、同じ物が購入できるように1000円を渡しました。義母は「人から借りた物を返さないのは非常識」と指摘し、お金を受け取りませんでした。
そのときは謝罪した、というトピ主さん。「コロナ禍で洗っても新品同様とはいかないし、使用済み密閉容器の返却を求める方が非常識では?」「もらった時点で、ほかの容器への入れ替えは行わなかったし提案しなかった」「そもそも私が借りた物?」……。後から、義母とのやりとりを振り返ると、どうにも納得できません。
おすそ分けでもらった食品の入っていた容器について、返却するかどうかをツイッターで尋ねたところ、「返す」という回答が85%に上りました。このうち、「容器の中にお礼の品を入れて返す」という人も38%いました。「返さない」は15%にとどまりました。
発言小町には、おすそ分けをもらった時の容器を巡って、マナーや常識について意見が交わされました。
「食品を頂いた時の容器は、次にお会いするときに、何か気の利いたものを入れてお返しするのがマナーと認識していました」という「なぜ」さん。「『返さなくて良いわよ』と言われた場合は返却なしでよいですが、容器は、基本お返しするものです」ときっぱり。
「梅」さんも、今年古希を迎える母親から「中に何か(お惣菜でも、お菓子でも)を入れてお返しするのが礼儀」と教わったと言います。ただ、「使い回しできる容器は、中身を入れてお返しするのが礼儀だから、逆に相手にお返しの気を使わせたくない時は使い捨て容器に入れるか、容器は返却不要と最初からコメントするように」という、おすそ分けをする側の気づかいも大切とのこと。
「しあわせ老人」さんは、「返さなくていい」と言われない限り、容器は洗って返却するといいます。「アメやチョコなどちょっとした物を入れて返す時もあります。これが常識じゃないでしょうか」と意見を述べ、「お金を渡すというのは本当に失礼ですよ。お義母さんは貴女に常識を教えていらっしゃるんですから、素直に聞けばいいんですよ」とトピ主さんにアドバイスしました。

一方、トピ主を擁護する意見を寄せたのは「みゆ」さん。「返却不要の容器使うのが、思いやりだと思います」と主張。さらに、義母に対して、「わたしは姑さん、嫁に常識教える前に、自分を省みなさい」と助言しました。
トピ主と義母のやりとりについて、容器を「返す」か「返さない」という問題ではないという指摘もありました。
「ドンマイ」というタイトルで意見を寄せた「ワーママ」さんは、「義母もいじわるをしたいわけでもなさそうです。むしろ親切だと思いました。姑と嫁だから、ちょっと引っかかるけれど、古来からこうやって人間関係を構築してきたんですよ」と説明した上で、「面倒ですが、やり取り自体を楽しむものかな」とトピ主さんをなだめます。
「昔は食べ物を分けていただいたら、お重箱なんかに入っていましたから、当然お返ししていたわけで、そのときにちょっとしたお菓子などを入れたものです。それを『おうつり』って呼びます。こういうトピを見るとそんな習慣もすたれていくのかな」と「珈琲子」さんは少し寂しげな様子です。「コロナがどうとか使用済みだとかそういう問題じゃなくて、『おいしかったです、ありがとう』という気持ちを伝える手段なんです」とコミュニケーションの大切さに触れました。
おすそ分けで頂くのは、食べ物だけではなく気持ちの部分もあるようですね。容器の返却やお返しがわずらわしいというのも分かりますが、感謝の気持ちを返すのは忘れないようにしたいものです。
「頂き物の食品が入っていた密閉容器を返却しないのは非常識?」(トピ主:「もち」さん)のトピは
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