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    小町拝見

    育児 キレるより動機づけ…香山リカ

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     泣く子と地頭には勝てぬ。このことわざを知っているだろうか。聞き分けのない子どもや権力を持った横暴な人には理屈では勝ち目がないという意味だ。「キレるおとな」もこれに近い。

     とはいえ、イヤなことがあったときにいつでもキレて自分の言い分を通す、というのはいかにもおとなげがない。キレたあとに自己嫌悪に陥ってしまう人もいるだろう。「キレる以外に子どもに欠点を直させる方法は?」というトピがあり、「そもそもキレるのがまずい」といった批判のレスが多くついていた。とはいえ、「冷静に向き合おう」と助言されても、おそらくその子どもは親の言うことなどきこうとしないのだろう。

     私は大学で学生に何かを説得しようとするときには自分が“高利貸し”になったつもりで話す。たとえば卒業論文の執筆になかなか手をつけられない学生には、声をひそめて「そう? がんばって書いたほうがあなたにも得だと思うよ」などと言いながら、卒論を出すメリットを話す。最後を「ね、やらないのはあなたにとってもったいない話だと思うんだけど」などと言うと、ほとんどの学生は「そうですか? じゃちょっと書いてみようかなあ」とその気になってくれる。

     相手のモチベーションを上げて何かをやってもらうこの方法は、やってはいけない薬物などをやめさせるときにも使われている。「動機づけ療法」と呼ばれ、脅したりキレたりするよりずっと効果的だとわかっている。

     世の中、キレたくなることがいっぱい。でもキレるのは心身のエネルギーを使う割には効果がないことも多い。キレる前に自分のモードを切り替えて、「どうです? こっちの方がお得でっせ」と持ちかける“あきんど作戦”。一度試してみてはどうだろう。

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