国立国語研究所が片仮名表記の外来語を和語や漢語に変える作業をしています。こうした翻訳作業は本当に必要なのでしょうか。何故なら、年齢が高くなるにつれてわかりにくいという声があるということは、若い世代にとってはさほどわかりにくくもないということで、英語がいっそう重要になってくるこれからの時代の人間にとって、海外から入ってきた言葉をわざわざ漢字・平仮名に言い換える必要が果たしてあるのでしょうか。
また、片仮名だからわかりくいということは決してないと思います。例えばナース・コールはわかるのにインフォームド・コンセプトはわかりにくいというのは、それが片仮名だからわかりくいのではなくて、インフォームド・コンセプトというものが何なのかがわからない、ただそれだけなのではないでしょうか。これを納得診療と言い換えたところで、寿司屋の明朗会計のようなものだと勘違いする人も出てくるとも限りません。ワールドはわかるのにグローバルがわかりくいのも、グローバルという言葉が脚光を浴びるようになった時代背景がわからないからで、ワールドもグローバルも短い片仮名という点では全く同じです。
皆さんはどう思われますか。
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