トイプードルのことで迷っています。パテラの疑いがあり、手術が必要になるとのことです。生後3ヶ月で、今は走ってもまったく異常がわかりません。まだブリーダーさんのところにいるのですが、1度見てしまったら、ほんとうに可愛くなって、どうしていいかわかりません。パテラは手術で完治するのでしょうか、それとも一生付き合っていく病気なのでしょうか。もし誰も貰い手がつかなかったらどうなるのか、と思うと多少治療にお金がかかっても、飼ってあげたいという気持ちになります。
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サニー
トイプードルのことで迷っています。パテラの疑いがあり、手術が必要になるとのことです。生後3ヶ月で、今は走ってもまったく異常がわかりません。まだブリーダーさんのところにいるのですが、1度見てしまったら、ほんとうに可愛くなって、どうしていいかわかりません。パテラは手術で完治するのでしょうか、それとも一生付き合っていく病気なのでしょうか。もし誰も貰い手がつかなかったらどうなるのか、と思うと多少治療にお金がかかっても、飼ってあげたいという気持ちになります。
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しっぽナース
こんにちわ、サニーさん。
こんなに深いトピックスにレスつけて、お役に立つのかわかりませんね・・・、
サニーさんの書き込みからすでに1ヶ月以上経っていますから、
この子ももらわれ先が決まってしまったかもしれませんしねぇ・・
サニーさんの優しいお気持ちが伝わって、わたしも気になったので
「パテラ」について知っている限りのことを、簡単に説明させてください。
パテラとは、膝のお皿(膝蓋骨)のことで、
それが外れてしまう症状を「膝蓋骨脱臼」という病名で、一般には「パテラ」と呼びます。
今、異常が見られないのは「軽度」だからで、
加齢や体重の増加、運動量などで深刻な状況に進展する場合も多く、
獣医師は、その進行度によって「様子見」か「手術」か判断します。
つづく
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しっぽナース
片方の膝蓋骨脱臼がある場合、反対側も同じ状況になるケースは少なくありません。
また、進行すると、十字靭帯が断裂することもあり、
そのときは激しい痛みのために犬は歩きたがらなかったり、足を使わないようにします(ケンケンする状態)
長年にわたって放置されると、脚の腿の骨と脛の骨の向きが変わってしまい、
起立困難な状態になってしまいます。
こうなってしまう前に、手術を薦めるのが一般的なようです。
生後3ヶ月でパテラの診断が付いているなら先天的と考えていいでしょう。
原因は、「膝蓋骨が嵌っている骨の深さが浅すぎる」
か、「膝蓋骨を支えている靭帯が緩い」かのどちらかである可能性が大きいと思います。
ですから、手術は、1)骨の深さを深くして外れないようにするか、
2)靭帯を移植して脚を動かしても外れない位置へ移動させるか、
あるいは、3)外れる側に金属のクイを入れて外れなくする、
という方法もあります(が、3は少なくなっているようです) まだつづく
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しっぽナース
手術が終わっても、運動制限が必要なので、数日かそれ以上の入院期間をとる場合が多いようです。
運動制限が解除されたら、今度は少しづつ運動させます。
負担を軽くするために、ぬるま湯を張った浴槽などで歩かせます。
犬に痛みがなく、術後の後遺症が認められなければ、普通の生活に戻れますが、
肥満や過度の運動(ジャンプやフリスビーなどで急にストップする、など膝に負担がかかる運動)
は避けたほうがよさそうです。
つまり、手術がうまくいけば、完治する病気、と言ってよいと思います。
手術費用は、病院によって差がありますので、よくよく相談なさるようにお勧めします。
蛇足ではありますが、こういった病気は遺伝的な要素も含まれていると考えられていますので、
この子を引き取っても、子供を残すのは「病気も残す」ことになる、という点も考えておいてほしいと思います。
かわいい子と出会ったら、大切にしてあげたいですものね。その子もサニーさんも、楽しく暮らせますように、と願っています。
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