今年の夏、パリから郊外線で友人宅に向かったときの話です。時刻表はネットで調べてあったので、友人には○時○分到着、と伝えておいたのですが、駅構内に入ったら、その電車の1本前の電車が入線してきました。到着駅で待つほうがいい、と思い、乗り込んで20分ほどしてから、同じ行き先とは言えルートが違い、乗った電車のほうが30分も遅く到着することが判明。
あせりました。携帯電話も持っていないし、降りて電話をする時間の余裕もありません。各駅停車なので、乗り降りが激しく、携帯を貸してくださいとお願いする相手もなかなか見つかりません。
必死で乗客に状況を説明していたとき、ある男性が「わたしの携帯を使っていいいですよ」と差し出してくれました。思わず大泣きしてしまいました。ティッシュを出す余裕もないとわかると、ティッシュを渡してくれたうえ、水を飲めば落ち着きますよ、とエビアンのボトルまで差し出してくれました。
みなさんも旅先や日々の暮らしのなかで見知らぬ人の親切で嬉し泣きしてしまったこと、ありませんか?
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