数年前のある夏の夜7時、台風が来て、土砂降りの大雨、風、更に雷を加え、怖かった。
うちは駅から歩く10分程度の所にある、だが、駅まで車で夫を迎えに行くと決心した。(本人には内緒)
マンションを出た途端、電気が消えました。 運転免許を取った丁度3ヶ月の私は何処からの勇気なのか、
土砂降りの中、恐怖感と緊張感が入り混じって、無事駅に着いた。
駅周辺で既に車が一杯。 縦列駐車の所で丁度空きが出ました。 ハンドルを何度も切り替え、やっと止まった。
だが、何処からの声か、バック、バックと私の頭が一瞬強く後ろに引っ張られ、バック、バック、この声に支配され、
分からないままバックしました。
後の車に衝突。 幸い怪我人がなく、車も殆ど無傷。 相手が中年女性、車から出て、私にこう言った:
クラクションをずっと鳴りっぱなしで、聞こえないですか?
本当に聞こえなかった。 頭にバック、バックの声だけ響いた。 何年後の今も、あの声を忘れない、頭を引っ張られる感覚も
鮮明に覚えている。 それ以来、この声を二度と聞こえなかった、頭も引っ張られなかった。
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