社会人を経て医師を目指し勉強しようとしているものです(30代後半)。高校では生物1を履修しましたが、今の生物は当時と勝手が違うようで生物1には遺伝やら恒常性やら(単に私の記憶がないだけかも)あまり勉強しなかった分野がたくさんあり(特に色々な用語)、どこから手をつけていいのか途方にくれています。何かわかりやすい、いい参考書があったら紹介して欲しいのですが・・・(物理勉強法についてのトピを見て、生物の効率的学習法は?・・・と思い、お聞きしたくなりました)
ユーザーID:1282432350
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先妻の子(先妻嫌い)
私は10年以上前に高校を卒業し,最近大学受検をしましたが,
確かに生物の1と2の範囲が変わっていたようですね。
どこから手を・・・ということですが,私は生物は
基本的に暗記の科目だと思っておりますので,
恒常性の項であればホルモン名,器官,効果をセットで暗記する,
といったことに終始すると思います。ゴロあわせですね。
(血液や魚の尿のあたりは理解で解答できるでしょうけれど)
参考書ですが,第一学習社の「セミナー生物(1+2)」が特にお勧めです。
ただし学校の教材なので,市販のものですと解答冊子が
付いていないようですから,出身高校の先生お願いするか
オークションサイトなどで入手するのが良いと思います。
頑張ってください。
ユーザーID:6739276167
くるみ
30代前半の者です。
私が高校生の頃も、生物の授業で分子生物学レベルのことはあまり教わらなかった気がします。
私は大学卒業後、社会人3年目の年に大学院のバイオ系研究科を受験しました。
その時、予備校のようなところに通っていたのですが、
そこの先生が生物の勉強に薦めてくれたのが
南江堂の「Essential細胞生物学」という本です。
活字も大きくフルカラーの挿絵もきれいで、楽しみながら読み進めていけます。
分子生物学をイチから学びたいという人には最適な入門書ではないでしょうか。
ユーザーID:1564398898
みみ
文英堂の買xスト(シグマベスト)のシリーズを使っていました。
私は医療技術系ですが理科の2科目はかなり配点大きかったので
シグマベストを3回繰り返しましたよ。問題を解きまくることが
生物の学習法だと思います。
ユーザーID:8775159601
中村さん
受験生物で言えば、医学部になるとどこも知識問題だけじゃなく考察問題が増えると思います。
それに関してはしっかりした知識を得た後、東大京大を筆頭とする難関大学の生物の問題をとき、考察する力をつけるべきかなとおもいます。
知識を得るための参考書は、自分にあった参考書を買えばいいと思います。難関大対策のものなら、そこまで大差はないと思います。
また、最近の医療系の試験を見ていると(前からも言われていたことかもしれませんが)、どこの出版社の図説でもいいので、必ず高校生の生物に対応した生物図説は暗記するべきだとおもいます。実際うちの大学では図説を暗記しているかしてないかによって、生物の難易度に大きな開きがでているみたいです。
ユーザーID:7516894887
ぶち
大学受験塾で生物を教えて10年目になる一講師です。
毎年、国公立・私立の医学部に合格する教え子がいます。
●暗記だけではなく理解を
生物は確かに暗記しなくては始まらないところはあります。
ですが、暗記すればそれでオーケーというわけではありません。
すごく当たり前の話ですが、理解とイメージが大事です。
たとえば「先妻の子」さんが挙げていたホルモンで例を出すなら、
チロキシン(ホルモン名)、甲状腺(器官)、代謝促進(効果)
などというセットができます。
これらの言葉をまとめて記憶する際、言葉だけで終わらずに
甲状腺が自分の体のどこにあるのかを必ず図説で確認し、
さらに「代謝」とは何か、代謝促進とは具体的にはどういうことなのか、
というあたりまで調べたりすると、立体的なイメージを伴った理解に近づけます。
また、チロキシンを出発点に、関係する他のホルモンや自律神経系まで
話を広げていけば、恒常性とはどういうことなのか、という、
全体像の理解までかなり肉薄できます。
では、具体的に、何を用いて学習すればよいのか、については、続きに書きます。
ユーザーID:0874883743
ぶち
●個々の用語の暗記+イメージ+全体像の把握
個々の用語を暗記しつつ、イメージや全体像の把握を目指すように心がけて下さい。
イメージを把握するためには、頻繁に図説を参照することを強くおすすめします。
図説を何度も何度も何度も何度もぼろぼろになるまで参照している生徒は大抵受かります。
そうなると、頭の中にパッと図が浮かびます。
これが「中村さん」が書いておられる「暗記」の状態だろうと思われます。
図説は「暗記」しようと特に思わずとも、頻繁に参照し、場合によっては
手で写したりしてみるうちに、自然に頭に入ります。
図説の模式図をいろいろ見ているだけでも、全体像がかなり見えてきますが、
やはり一本筋を通すために、何かの参考書を一冊読破することが必要です。
「みみ」さんおすすめのシグマベスト以外にも、チャート式、その他、
いろんな参考書があるので、書店の学参コーナーでお好みのものを見つけて下さい。
図説あるいは図録というのはA4サイズぐらいのカラー版資料集で、
数社から出ています。情報満載で、価格は驚愕の1000円弱。これも学参コーナーで。
ユーザーID:0874883743
ぶち
●問題集
「先妻の子」さんの紹介された「セミナー生物」は結構おすすめですが、
これは問題集なので、参考書を別に用意した方がよいでしょう。
セミナー生物は、用語のチェック→例題→基本問題→実戦問題というように
段階的な構成になっているので、
学習の初めからかなり仕上げの段階まで使えますが、
問題は解答の冊子ですね。
毎年改訂されているので、最新版がオークションで手に入ればよいのですが。
●エッセンシャル生物学
「くるみ」さんの書かれている「エッセンシャル生物学」は、
医学部の授業で教科書として使われているようですが。
大学受験にはオーバースペックではないかと思われます。
これから学習しようという方には、詳しすぎるので、ちょっとおすすめしかねます。
面白いんですけどね。
●新しい高校生物の教科書
ブルーバックスの「新しい高校生物の教科書」もおすすめです。
受験生向けというよりは、生物学に改めて興味を持つ人向けなんですが、
読んで楽しい一冊です。
時間に余裕があるなら、参考書などをそろえる前に、
まず、これをざっと読むのもよいかもしれません。
ユーザーID:0874883743
ぶち
「いい参考書があったら紹介して欲しい」とあったので、
具体的な教材をいくつか挙げておきます。
・「生物用語集」
S台が出している用語集です。
参考書とはちょっと違うのですが、
各分野別に、重要用語を簡潔に説明しています。
「○○ってなんのことだったっけ?」
というような時に、辞書的に使うこともできます。
参考書と併用するのがおすすめ。
・「生物I 合格39講」
某予備校の生物の先生が書いたもの。生物IIもあり。
わかりやすく、かつ、本質的なことも結構書いてあります。
以上、一例でした。
参考書にも問題集にも言えることですが、
レイアウト、紙の色、フォント、説明形式など、
自分の好みに合う物を選んで下さい。
医学部の場合、生物は受験だけでは終わりません。
医学と生物学とは切っても切れない関係にあるので
これから勉強することは今後末永く役に立つはずです。
ちょっとトピックからずれますが
医師や生物系の研究者ではなくたって、
生物学的見方を身につければ
自分の体、人間、地球を理解するための
強力な武器となるはずだ…、と僕は信じています。
ユーザーID:0874883743
ソナチネ2
色々なアドバイスありがとうございます(無視されたのだと思っていたら埋もれているのを発見、レスが遅れてすみません)。生物は、やはり暗記なのですね。色々な項目を結びつけながら頭に入れること、中村さんサンのおっしゃるように図説で関連付けを行うこと・・・を念頭に頑張ってみたいと思います。くるみさんご推薦のEssential細胞生物学、どこかで見かけたような・・・緑色のやつですよね?探してみようっと。
ユーザーID:1282432350
ぶち
>生物は、やはり暗記なのですね。
と書いてあるのを読んでがっくりきました。
しつこく言いますが、暗記だけでは駄目です。
生物に「暗記科目」というラベルを貼るのは危険です。
生物にとって、暗記は必要ですが十分ではありません。
暗記科目だと思って勉強していたら、
頭打ちになる可能性が高いと思います。
トピ主さんの目には届かないかもしれないけれど、
生物を勉強しようと思う人たちの目に
この一文が留まるといいな、と願っています。
ユーザーID:0874883743