老人保健施設からの退去命令について

老健では介護保険法で、数ヶ月ごとに各々入所者の入所継続判定会議をしなければいけません。もともとが短期でリハビリ目的で入所する施設なので、リハビリの適応でない、在宅に帰れる状態である等判定されれば退所となります。病院ではないので、できる医療行為も限られているので、それを超えた状態になった場合は施設も対応できません。

診療情報提供所はどこに入所・入院するにしても求められると思います。
希望する施設等の書式に従わなければいけないのなら、検査等が必要なので、それにかかる費用は入所者の負担です。
「他の施設を以前に申請しているため→断られてしまいました」の意味がちょっと分からないのですが、情報提供所が無いと希望する施設の入所検討はしてもらえません。

希望する施設の相談員に以前別の施設に出した情報提供所のコピーでも検討してもらえるか聞いてみましょう。OKなら、現在入所している施設の相談員に情報提供所のコピーをもらいましょう。監査の為記録としてとってあるので、「コピーが無い」ということはないはずです。あまり日が経っているとやっぱり新しいものを、となるかもしれませんが。　続きます。

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施設等入所用の診療情報提供書の為の検査に関しては入所者に請求ができると介護保険法でうたわれているので、希望される施設の情報提供書にたくさん検査項目がある場合は万単位の金額になってもおかしくありません。

「施設からの退去命令で」とありますが、これも介護保険上退所勧告はできますので、違法でも何でもありません。そもそも、長期入所する所ではないので、皆さん遅かれ早かれいずれは「そろそろ次の行き先を決めて下さい」と言われるのです。老健施設自体がこういう施設なのです。
そして次の行き先を「老健施設」と決められたのはご家族（またはご本人）ですよね？現在入所中の施設に強制された行き先ではないはずです。そうであれば、それにかかる情報提供書の検査料の負担がご家族（またはご本人）と決まっているのも納得できないでしょうか？
ちなみに退所先が在宅であれば、在宅後の主治医への情報提供書は定額で数百円です。

特養はいつも満杯、老健は長くはいられず、どちらも医療への依存度が高いと入所さえもできない。かといって、病院は費用が高すぎたり、こちらも色々条件があり難しい。でも必ず道はあるので頑張って下さい。

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