実はわたしがそうです。
幼少の頃は良かった。
自分が少数派だとは夢にも思わず、「みんなおませだなぁ」などと思ってました。
中高生になると、たとえ彼氏のいない子でも、みーんな「好きな男子」がいると知り、そこで初めて、自分が人と違うと認識しました。
わたしは好きな男性など出来たこともなく、彼氏が欲しいとも思わず、結婚願望もまるでなし。
自分を変えようなどとも思わず、気づけばアラサーになっていました。
話の合う男性と友達になったことくらいはありますが、それ以上の関係にはならず、それで良かったと本心で思っています。
人は人、自分は自分。多くの人が建前ではわかってることですが、近しい友達だと、つい自分の価値観を基準にしてしまうこと、ありますよね。
それで女友達とは
「でも彼氏、欲しいよね」
「いや、別に」
「でも淋しいよね。クリスマスやバレンタインに一人でいいの?」
「ええ」
なんて正直に話したためにちょっとした論争になったこともあります、若い時。
「あんた、そんなんじゃ一生独身だよ!」
と言われ、「うん、そのつもり」などと言ったため「信じられない」「あんたはヤバイ」「年をとったらどうするの」と変人扱いされてしまったのです。
以来、あまり強硬に「彼氏なんかいらない」と宣言したりもせず、お友達のめでたい話には心から祝福し(妬む要素がまったくないので)、他の友人に同調し、リップサービスの意味もあって「いいわねえ、羨ましいわ」くらいは言いました。
で、最近の話です。去年の暮れに結婚した友達がおり、今が本当にラブラブで楽しい時期を過ごしています。
彼女はわたしのこんな性癖を知らず、「夫の友達にいい人がいるから」と紹介されそうになり、あわてて断ったところ、
「どうして? 結婚したいでしょう?」とのお言葉……。
有り難くない……続きます。
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