いつも元気なのですが、過労がたたって数日寝込みました。七転八倒、うめきながらなんとか回復してきたとき、無性に食べたくなったのが、祖母のおにぎりでした。
私の祖母はもうはるか昔に亡くなりましたが、私が子供のころは、よくおやつにおにぎりを作ってくれました。体が弱く、握力の弱い祖母のおにぎりは、ふわりとしていて、持ち方が悪いとはらはらと崩れてしまうのですが、ご飯の香味を損なわない絶妙な握り具合で、最高の味でした。
握力の強い母のおにぎりはこういう感じにならない。苦悶の床で、夢見がちに祖母の顔を思い、最後の晩餐を選ぶのなら、おばあちゃんのおにぎりが食べたいなぁ、と思いました。皆さんは、最後の晩餐、何を選びますか?
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