トピを開いていただき、ありがとうございます。
本多孝好「MOMENT」
この本についてのネタバレを含みますので
あらすじを知りたくない方は、閉じていただくようお願い致します。
・ ・ ・
上記の本ですが、何年か前に読みました。
ある病院で、亡くなる間際の患者の願いを一つだけ叶えてくれる
「必殺仕事人」がいるという噂がある。
主人公の「僕」は仕事人ではないのだが、ふとしたことから患者たちの最期の願いを
きくようになる‥ という話。
読後の感想はなかなか良かったですが、すごく心を打たれた!ってほどでもなく
また、大事件が起こるような印象的なストーリーでもないので
いつのまにか忘れてしまっていました。
しかし最近、図書館でこの本を見かけて、何となくもう一度読んでみよう、と手に取りました。
読んでいくうち、うんうん、こうだった、と思い出してきます。
文章がきれいで、風景の描写が素敵なのです。
けっこういい本だよな、再読して良かったな。
そうそう、そして最後は、仕事人が誰か分かるんだよね。
『仕事人はね、私だったんだよ』という、あの人の告白のセリフがあって‥
‥なんて思っていたら。
あっれぇ、仕事人が誰かハッキリしないまま終わった!!
私の記憶では、仕事人は○○なんです!
告白の場面の描写まで思い出せるほどに。
もちろん、私の勘違いでしょう。
しかし、ビックリでした。
あまり印象に残っていなかった本なのに、いつのまにか私の中で結末が書き換えられているとは。
似たような別の話と混同したのかな、とも思いましたが、具体的に思い当りません。
読書好きの小町のみなさんは、こんな経験ありますか?
なにかエピソードがあったら教えてください。
ユーザーID:5832695707