親が認知症に　成年後見人について

　歳の離れた兄が軽度の知的障害＋認知症ですが、地方で一人暮らしをしています。介護保険では「要支援２」ですが、金銭管理などは無理でした。
　以前同居していた母や姉が亡くなってから地元の福祉事務所が私に連絡をくれて、相談に乗ってくれるようになりました。

　まず、４年前から地元の社会福祉協議会の財産管理サービスを利用しています。年金や労災保険金が入る口座を社協に預け、時々家庭訪問をしてもらい、必要な出費を渡してもらうというサービスです（自治体によってサービス内容は様々です）。

　そして２年前に、福祉事務所から勧められて成年後見を申し立てて「保佐」の審判を受け、裁判所に保佐人（地元の司法書士）を選任していただきました。社協の財産管理（日常的な金銭管理）も利用しながら、まとまった出費（住宅設備の修繕など）は、保佐人が私に連絡しながら対応してくださるので、大変助かっています。

　まずはケアマネージャーに、財産管理サービスの利用について相談することから始めてみてください。担当のケアマネの対応が不十分なら、地元自治体の地域包括支援センターに相談することをお勧めします。
　

ユーザーID：9511111769

私も父が認知症(要介護5)で、父の治療費として父名義の定期預金を解約したかったのですができませんでした。

当時要介護3で、結局やりたかった治療ができず、翌年要介護5認定を受けました。
定期預金のお金があれば治療ができて、要介護が進まなかったかもしれず、歯がゆい気持ちでいましたが、仕方のないことです。

で、本題ですが、結局私たち家族は成人後見人の制度は使いませんでした。
本人(父)の資産を守るための制度ではあるのですが、これを使うと専業主婦の母の生活が立ち行きません。
母の出費も申請すればいいのですが、ただでさえ認知症介護で疲れ切っているので、母が成人後見人になって細かい処理ができるとも思えませんし、専門家に頼んだにしても、母の出費も1円たりとも申告漏れは許されず、使える費用も最低限でチェックされ続けるという事態は、母も早晩倒れるのが目に見えてます。

結局、母名義貯金になっていた父の葬儀費用を取り崩してます。父はお金はあるのに直葬になるかも。

身寄りのない独居老人なら良いですが、日本の家族制度をもう少し考慮した制度にしないと、結局は使えない制度だと思います。

ユーザーID：0628340185

遠方の実家に住んでいる父の成年後見人でした。
家庭裁判所へ申し立てて任命されます。決めるのは裁判所ですが、特に問題の無い家庭状況でしたら申し立てた家族が任命されることになると思います。
私は後見人になる前から親をホームへお願いしていたので、ポケットのついてるファイルを買い、月ごとにレシートをまとめ、便箋に収支を書き出してまとめていましたので、裁判所に行くときもそのファイルを持参しました。申し立てや後見人になった後の書類の提出は郵送でも大丈夫ですが、一度は話しをしに直接行かなければなりません。

申し立て時に本人の資産などを把握して各役所へ出向き証明書をとったり、色々と書類を書かなければならないので、それが面倒ではあります。これが面倒で行政書士などに依頼するんだろうなぁとは思いますが、素人にやれないことはないので、これを書いてお金をもらえるんならいい仕事だよなぁ、なんてことも思いました。
また、年に何度か収支の報告義務があります。レシートや通帳のコピーなども送ります。

親の資産は後見人にならなければ売れません。本人が書類が書けるならトピ主さん名義に相続という手があるかも。

ユーザーID：0323487432

お住まいの住所のところで良いので、家庭裁判所に足を運んでみることをお勧めします（「裁判所」で検索し、裁判所のホームページから「家事事件」→「成年後見制度に関する審判」のところを見ますと、説明ビデオがネットで見られます）実際に成年後見の申立をするのはお父様の住所地を管轄する家裁になってしまいますが、説明を聞くだけなら、どこの家裁でも良いと思いますし家裁の職員の方は丁寧ですよ。

聞いたところでは、後見人の選任の審判が確定した後の各金融機関への手続（通帳作り直しとか）、ライフラインの契約のやり直し等（しかも大抵「審判と確定証明の写しか原本」を要求されるので、地味にコピーしたりお金がかかる）、家庭裁判所への報告（最初の頃は確かすぐにしなければならなかったと思います。後は年に１度とか、何か大きな契約がある時になりますが）が必要になる…でしょうか。
認知症でも判断能力があれば…とはいいますが、土地の契約まではよかったとしても、後から「認知症だったので無効」といわれることもあり得ます（第三者からだけでなく身内からも。お金が絡むとそんなものです）。そういうことも含め一度家裁に聞いてみては。

ユーザーID：9329750697

不動産を売却するには、不動産屋や司法書士に売主として会う必要があり、お父様が確実に処分の意思を持たないならば、全てお流れになる筈です
毎年そういう詐欺事件がありますよね。詐欺まがいの不動産売買は、まともな業者ならば断ります、でないと不動産取扱の免許剥奪になりますから

トピ主様が成年後見人になるには、お父様の住所(か、お父様の住民票をお近くにするおつもりならばトピ主様の住所地)にある家庭裁判所に申請します
戸籍謄本や、不動産の謄本、預金通帳や、貰える年金が分かるものコピー等を添付して申請します。その際家裁の裁判官の面接があると思いますが、今は需要が多くて、混んでるようなので、早目に面接の順番だけでもとっておきましょう

あとは家裁から、掛かり付けの医師への診断書の依頼があり、書類が揃えば宣告がおります

不動産の処分や、ホームへの入居などの法律行為が、お父様が満足に出来ないので、トピ主様が成年後見人として代理でなすことになります

お金の処理は今までと同じです。必要なモノを買ったら、レシートを保管。年に１〜２回会計報告を家裁に郵送します

家裁は親切なので怖がらないで、やってみましょう

ユーザーID：0021371913

舅が認知症でした。
後見人になったメリットは正直あまり感じられません。
法的な規制がきつくなっただけ・・の感じです。

その認知症の方があまり攻撃的ではない穏やかな認知症で、署名捺印をしてくれるタイプの人なら、後見人にならずに手続きにチャレンジした方が楽な気がします。
法的なことから言うと違反なのかもしれませんが・・・

ユーザーID：6002017963

トピ主さん

首都圏から離れた施設はダメですか？地方なら、12万円程度でも、充分な施設があります。
かなり離れた地方で、病院併設の施設を検索なさってみたらいかがでしょうか？
年数回の訪問をなさればよいと思います。
生活用品や衣類などは、宅配便で送れます。

わたしの親には裁判所の任命した後見人がついていますが、費用だけかかって、ほとんど役に立ちません。
連絡をいれても返事は4か月後とか、日用品や衣類の購入費用負担は家族の看護義務範疇とされ、
介護保険料や後期高齢者医療保険料はわからないから家族でやってと、家族に払わせています。家族の持ち出しは大きいです。
家庭裁判所は、指名した後見人が月いくらの金額を親の預金から手数料として引いているかも、教えてくれませんので、
親の状態によっては、より適切な施設に転院させたいと考えても、親に使える金額もわからなくなってしまい、
親の介護計画が機能不全に陥っています。

他人は入れないほうがよいです。
出入りの行政書士さんの仰る通りです。

ユーザーID：7594973585

>家庭裁判所は、指名した後見人が月いくらの金額を親の預金から手数料として引いているかも、教えてくれません
基本的に、（家事事件であっても民事事件であっても刑事事件であっても）裁判所とは「中立」を原則としており、どちらかの側にサービスを行うというようなことはしません。
ですから、もし、知りたければその家庭裁判所に問い合わせて、例えば今まで成年後見人から提出された報告書の謄写ができるかどうか聞いてみるとかしたほうが良いと思います。
また、大抵は、年に１度、成年後見人は家庭裁判所に「報酬額の決定」を申し立てて、１年分の報酬額を裁判所に決めてもらいます。

>連絡をいれても返事は4か月後
>わからないから家族でやって
裁判所から任命された成年後見人が、一般の方なのか、専門家なのか不明ですが、あまりにひどいようですと、成年後見人とは別に「成年後見人監督人」という人を家庭裁判所に選任してもらうという方法もあります。
できれば、諦めるよりも、粘り強く連絡をしてみるとか（施設の見積もりをもらったうえで）、一度この成年後見人の後見は適切か法律相談を受けてみるとかしてみてほしいと思います。

ユーザーID：9329750697

二度目のレスです。

家族に問題がなければ申し立てた家族が任命されるというレスがありますが、
正確には申し立てる人と後見人候補者がいて、任命されるのは後見人候補者です。

裁判所が指名した専門家も横領するケースはあるが、家族の横領よりは少ないこと。
弁護士が増えて、食べられないほど収入の少ない弁護士が多いこと。
このため家族に問題が無くても、一方的に専門家が指名されることが最近は多いようです。

後見人候補者は、候補者の学歴、職業、財産まで申告する必要があります。
トピ主さんはご主人もご病気で、自営でトピ主さんが忙しいとのことですから、不適格とみなされる可能性大です。
専門家が認定されると、月々費用が取られます。お父様に使えるお金が、月数万円減ります。
そしてやってくれる仕事は、財産の管理と称して、施設の振込みを月に1回するだけです。
看護や日常の買い物はすべて家族の仕事です。

もしトピ主さんが後見人になったとしても、毎月家裁に会計報告を出さなくてはなりません。
トピ主さんの負担が増えるだけです。

どうかお父様の年金内で解決なさってください。

ユーザーID：7594973585

父が要介護５です。一度は書類を揃えました。親族の生年月日だの、捺印だの、集めるのに手間はかかりますが、できなくはありません。
ただし、結局後見人にはなりませんでした。
父の財産は、父だけのためにあるという解釈によって守られます。取り崩して家族を養うことはできないし、一家の全財産を把握して申告しておかねばならないし、申告する家族の手間には何も支払われません。仮に現金にすることが可能でも、投資などでお金を増やす行為には使えません。
後見人制度は、父以外を守りません。
母がすでに500万円を父のために使いました。父名義の株も土地も母のためにはなりません。
いつ父が母にお金を返すことができるのでしょうか。それまで母は貯金を切り崩しながら生きるだけなのでしょうか。
父の家族を守るための制度は、まだないのでしょうね。

ユーザーID：2173323729

お父様の土地は売れません。

ごめんなさい。3度目のレスです。

後見人がつくと、家裁は、被後見人（お父様）の不動産は残すように命令します。
トピ主さんの自由にはなりません。
売るには、家裁の許可が必要になります。

トピ主さんが後見人なら、不動産を売らなければお父様の生活が成り立たないことを、それを証明する書類を揃えて、家裁に証明する義務が生じます。
ちなみに家裁は、申請段階と後見人がついた後では、担当者も態度も違います。始めニコニコ、後は威圧的です。

プロの後見人がついたら、この人も家裁に証明書類を提出し許可を得なければならないですし（後見人は手続き費用を取ります）、
後見人の仕事は被後見人の財産を減らさないこと（そのためにうちの父の後見人は家族にたかっている）なので、不動産を売ってはくれない可能性も大きいです。

ユーザーID：7594973585

トピ主さん、お邪魔して申し訳ございません。

匿名様

＞裁判所とは「中立」を原則としており、どちらかの側にサービスを行うというようなことはしません。

私は申請時に、説明書に極めて忠実に従って書類を揃えて行ったのですが、書類の閉じ方で注意されたので、
そのやり方はどこに書いてあるのかと聞いたら、「書いていないが、裁判所の書類はそうすべき。弁護士に頼めば早い」と指導されました。

後見人費用(弁護士）を加算しての母の生涯費用設計を作成し直すために、家裁に問い合わせましたが、
後見人の情報を家族に教えるどうかは、家裁が決めることで、答えられないとのことでした。口調は叱責です。
後見人には月一回、家族がチェックした施設の請求書を送り、その支払を代行してもらうだけですが、
家裁が言うには、報酬は手数料ではなく、被後見人の財産額による(責任が重いから）だそうです。
友人の弁護士の読みでは、月5万から6万円くらいだろうとのこと。
家裁は、後見人が月1回の支払いしかしていないことを、知っているかどうかもわかりません。

ユーザーID：7594973585

トピ主さん、再び、ごめんなさい。

＞、成年後見人とは別に「成年後見人監督人」という人を家庭裁判所に選任してもらうという方法もあります。

友人のベテラン弁護士に頼んだのですが、「成年後見人監督人」はやれることがほとんどないのに、費用だけかかるから、勧めないと言っていました。

＞できれば、諦めるよりも、粘り強く連絡をしてみるとか（施設の見積もりをもらったうえで）、一度この成年後見人の後見は適切か法律相談を受けてみるとかしてみてほしいと思います。

匿名様は、高齢者施設の事情をご存じないのですね。良い施設というのは、スピード第一なのです。
下見をして良かったら、抜き打ち下見もして、確信したら空きを待つのです。連絡が来たら、すぐに入居金が必要です。
でも後見人の理解と返事絡が遅すぎて、間に合わないのです。
入居金くらい家族が払っても構わない（家族の総意です）のですが、親の移動に後見人の承諾が必要なのです。

後見人で苦労した方々の勧めで、むしろ税務署に相談に行きました。
税務署職員の第一声「ああ、後見人がお金を出さないケースは多いですね」

ユーザーID：7594973585

申請したからといってすぐ認定されるわけじゃなくて、診断書書いた医者が呼ばれたり　認定おりるまで時間がかかります。
今のうちに申請はしておいたほうが無難。

ユーザーID：9396358770

私も、子供たちで援助に賛成です。うちも、そうしています。この点でもアドバイスさせてください。

援助にも記録がつくようになさってください。一番簡単なのは、通帳を使うこと。
通帳なら、振込みをした人の名前が残り（トピ主さんもご主人でなく、トピ主さん名で振り込んで）ます。
通帳は2通り考えられ、各自の援助金を

｛１｝お父様の通帳に直接振り込む。
｛２｝トピ主さんが、お父様援助専用の通帳をトピ主さん名義で作り、そこに各自が振り込む。

｛１｝の利点は、1回で済むこと。
｛２｝の利点は、ネットバンキングを設定すれば、弟さんにも残額をチェックしてもらえる。

そして、これが大事な点なのですが、援助金額、毎月振込み日は、契約書のようなものを作って、弟さんに送り、署名捺印をもらってください。
その文書の中に、「父の相続時に、相続財産の中から各自分担金を返却する」と書いておくのです。これを弟嫁さんにも見てもらってください。
金利はつきませんが、貯金だと考えてもらうのです。


うちは子供たちで基金を作っていますが、兄嫁もいづれ返ってくると思うと、安心なようです。

ユーザーID：7594973585

認知症で介護度２の義父の不動産を売却した経験があります。
不動産会社と行政書士の方と相談し、
本人の売却意思が確認でき、署名捺印ができる状態なら売買契約は成立するということでした。

そしてもう一つ義父名義の不動産があり、再び売却手続きができるかどうかですが、現在介護度が３に上がり、本人の意思確認、署名捺印ができるかギリギリかなぁという感じです。
最近義母や息子たちが「おとうさん、○○の土地、売りに出すよ」と言うと「そうだなぁ。今のうちに処分しとくかぁ」と返事があるので、不動産屋に連絡を取ろうということになりました。
問題は今は所定の欄に自筆サインや住所、捺印ができるかどうかキワドイところなので、これができなくなったら…。

銀行などの定期解約・受け取りなども順次行っていますが、
金融機関によって「ご本人の意思が確認できたとは言えない状況になっているので、お取引はできません」と言われたり、
「このくらいなら十分確認できた状態といえます」と言われたり、
その辺の解釈は幅があると感じます。

ユーザーID：3225722703

家庭裁判所に調停の申し出をするのです。
裁判官を挟んで話し合い、取り決めをするのです。
その取り決めを書類にします。

書類に決められた事柄に沿って、実行するようになるわけです。
（違法しても、刑罰がある訳ではない）

ただ、兄の金銭的の不正がしにくいというメリットはあります。
トピ主さんも、これまでの介護の証拠となるものはありますか？
出来るだけ記録を作っておいたほうがいいですよ。

ユーザーID：5463087554