大学を卒業して20年務めた会社を2年前に辞め、専業主婦になりました。辞めた理由は子どもが学童保育へ行かなくなり、さらには管理職になりさらなる超過勤務となってしまったからです。小学2年生の下の子どもを放っておくことはできませんでした。私のキャリアは終了・・定年まで務める気でいたのに・・・。専業主婦となった2年間は苦しかったです。急に家にいるようになった口うるさい母に兄弟揃って反抗するし、思う通りにならない家庭にイライラ。けれど今年の夏休みの写真を見て、子どもの笑顔の写真がなんと多いこと。2年前の写真は苦虫かみつぶしたような表情なのに。そういえば、このところ少しずつ素直になってきて、食卓でも話題が増えた。学校から帰ると、それとなく話してくれるエピソード。以前は、私の空いた時間に待ち構えたように話をする時間をとっていたのに、あまり話してくれなかった。毎朝の笑顔のいってらっしゃいが家族をどんなに応援する言葉だっていう当たり前のことすら気づかなかった過去。今から取り戻せるかな?
先日私の母から聞いた言葉「あなた、働いていたとき『子育ては量より質だから。だからうちは大丈夫』っていってたから私は安心していたのよ」って。質ってなんだろう?子どもにとっては「量」の方が大事なんじゃないかとすら今思う。けれど、来月からまた私は働きます。以前よりずっとゆるい仕事。今の私にはこれが精一杯。新しい価値観をもって前進したい。
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