東京都心で、公立小の女子の半数は中学受験をする地域に住んでいます。娘は、小学生のころ、勉強はよくできるが努力が大嫌いな子でした。
小5までは周りの子の影響もあり、憧れの私立中学に向けて勉強していました。しかし小6になり順位が出るようになると、もともとプライドの高い娘はやる気を失ってしまいました。
「頭のいい人ばかり集まる中学に行ったら、自分が真ん中になるからいやだ。低い中学に行けば自分が上のほうにいられるから心地よい」という理由で、受験をやめて公立中に行きたいと言い出しました。
もちろん親としては「公立中は、勉強したくない人の行くところではない」ということや「怠けを許してくれる環境ではなく、自分に合った、自分を磨ける環境にいくことが大切」と説得しましたが、頑として聞く耳を持ちませんでした。
最終的には、私も夫も「もう11歳だし、そろそろ本人の自己責任で人生を決める年だ」
ということで、受験塾を辞めさせ、夏休みも冬休みも家族でキャンプや海外旅行を満喫し、今年の春に地域の公立中へめでたく入学しました。
ところが、夏休みに私立中へ行った級友と集まって、何か引け目を感じたらしいのです。
集まった子は、ひけらかすような友達ではないので、うちの娘の気持ちの問題だと思います。最近になって「なんで受験させてくれなかった」と親に八つ当たりしてきます。思春期ならではの反抗期かもしれませんし、もともと勉強はできるけれども運動や音楽など習い事はことごとく辞めてしまった娘なので、部活も辞めたいと言っており、いろんなストレスがあるのだと思います。
部活でうまくいかない話をじっくり聞いたり、これからの高校受験のことを話してみたりしています。娘はますます「受験させるように導いてくれなかったお母さんが悪い」という意識にとりつかれています。
どこまで親の責任なのでしょうか?
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