30代前半のミュー子です。現在理系の研究者をしています。
夫も同年齢の同業者です。夫は終身雇用の職ですが私はまだ任期付きで、必死で業績を積んでいるところです。
私は両親の希望で小さい頃からお受験だの塾だの勉強ばかりさせられていました。
幸いにも私自身勉強が好きになり、難関といわれる大学に進んだ後今の職業を選びました。
仕事は大好きですし、ラボにいれば時間が過ぎるのも忘れるほどです。
父は「自分は優秀なのに田舎の出身だったので上の学校に行けなかった」と言う人で、私が難関の学校に進み学位を取ったことをとても喜んでいました。
母は「自分は手に職がないために専業主婦と子育てで終わる人生はつまらない」と言う人で、母は母なりに私の職業的自立を喜んでくれました。
職業選択は両親のためではないとはいえ、自分の成長を両親が喜んでくれるのは嬉しく思っていました。
ところが今年結婚して4年目になり、両親がやたらと孫の催促をしてくるようになりました。
私たち夫婦は子どもを持つことに興味がなく、自分たちの時間は少しでも研究に費やしたいと思っています。
研究者仲間にも小さな子どもを抱えた人はいますが、女性にばかり負担が偏りがちですし、子どもの病気や送迎、家事全般で研究時間が激減することは研究者としてはハンディキャップにしか思えません。
事実、優秀な若手女性が何人もアカデミアを諦めるのを目の当たりにしていますし、子持ち女性のキャリアはよほどの経済的・人的バックアップがなければ遅れがちです。
私自身はもちろんですが、夫も子どもを持たず研究に専念することに賛成してくれています。
老いた親の気持ちも分からないではありません。
最近は会うたび「人生最後は自分達の子孫の顔を見ながら終えるのが幸せだ」などと言います。
親に何といって言葉を返すべきかいつも困っています。
ご助言をお願いします。
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