NHKで「2030年かなたの家族」という面白いドラマをやっていました。少子高齢化時代の家族の変貌がテーマだったのですが、そんなことよりも、社会の変化が身につまされました。
日本人の女性が勤務する会社は、M&Aでシンガポール企業に買収された元・日本企業。仕事で成果を上げたら栄転でシンガポールに転勤するのです。日本の都市には、英語や中国語の会社名の看板がたくさん・・・。多くの日本企業がアジアの企業に買収されてしまっている雰囲気です。上司は、アジアの国々からやってきた人で(人間関係が難しくなりそう)、私たちはアジアのどこかの国の会社の日本支店の現地採用社員になってしまうのでしょうか。(生活が苦しくなりそうだなー)
高齢者の経済格差が拡大し、高層ビルに作られた高齢者シティには、パワースーツを装着して働きながら住む高齢者と悠々自適の富裕な高齢者がいます。介護の効率化や医療費削減のためなのか、一カ所に集められて有酸素運動やリハビリに取り組む高齢者達・・・。(医療費の膨張が大問題なので、ありそうな話ですね)
子供はますます減って郊外の住宅地は壊滅状態、まさにゴーストタウン。公共交通機関のシーンで描かれていた日本人は、勢いがなく今より貧しい暮らしをしている印象でした。反対に、アジアの国々から派遣されていた外国人の管理職の皆さんは羽振りがよさそうで、外国人が中心のお祭(ロンドンで開かれるロシア人の祭とか、アメリカで大々的に行われる中国人のお正月の祭のようなもの)も行われ、文化の多様化が進んでいそうでした。
20年後の日本は、こんな風でしょうか? 日本のかつての花形産業は売却の対象のようで、あながち「こんな風になるはずない!」と言えないと思ってしまうのですが、どう思いますか?
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