あるボランティアの作業で正確な読みが知りたいのですが
「午方父天太」の読みがわかりません。沖縄の南十字星の神のようです。
同じ資料に「子方母天太」という北斗七星の神もあり、
これは「ねのばうまてだ」とルビがついています。
本やネットで調べているのですが、どうしてもわかりません。
ご存知の方がいらっしゃいましたらどうかお教えください。
ユーザーID:5054930589
趣味・教育・教養
福猫
あるボランティアの作業で正確な読みが知りたいのですが
「午方父天太」の読みがわかりません。沖縄の南十字星の神のようです。
同じ資料に「子方母天太」という北斗七星の神もあり、
これは「ねのばうまてだ」とルビがついています。
本やネットで調べているのですが、どうしてもわかりません。
ご存知の方がいらっしゃいましたらどうかお教えください。
ユーザーID:5054930589
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レス数14
ホタテ
午方父天太の最後の『天太』は『てぃだ』(=太陽)ですね。
最初の三文字は分かりませんでした。
すみません。
ユーザーID:0711469699
ぽち
興味を持ってぐぐってみただけなのですが、『琉球の天文記録』でぐぐったサイトの中に(貼れたら貼るんですが無理っぽいのでワードだけ)
(宮古島の方言らしい)「ンマヌパプス」が南十字星を意味する……との記載がありました。
>「星の方言集 日本の星」(中央公論社)の「琉球の星」の「ネノフシ」の項
>「沖縄文化」第十七巻第一号「『星見様』の研究(下)」高城隆・星加弘文
などヒントらしきものがありましたので検索してみてください。
天太は「てぃだ」らしいので、組み合わせて……と思ったのですが発音がまちがっていると困るので、本職さんをお待ちします。
ユーザーID:0151315165
スプーキー
多良間島の羽衣伝説で、子どもを連れた父親はニヌパブス(北極星)となり、天女は天の神の怒りを買い南に追いやられンマヌパブスとなった…とあります。
男女が入れ替わっていますが、これと同じ伝説かと推測しました。
ニヌパブス=子の方の星、ンマヌパブス=午の方の星、でしょう。
発音となると難しいですね。
「星」でなく「父」なので、「ねのばうまてだ」(子の方角の母・天の太陽)と対比させると、「うまのばう○てだ」となり、○に「父」の字の音読みが入るのでしょう。
おそらく呉音で「フ」かと思います。
「天太」は自信がありませんが、ティダ、太陽の意味、とどこかで読んだような気がします。
推測ばかりで確かでなく、あまりお役に立てませんね。
確かな知識をお持ちの方のレスを期待します。
ユーザーID:6930071884
満月
宮古島の方言のようですね。
ンマヌパプス
ンマヌファプス
ウマノハプシ
午(の)方星、が漢字でしょう、いずれも南十字星を指すようです。
十二支は方角で、子(ね)が北、午(うま)が南ですね。
父の呼び方は昔、士族以上はターリー、平民はスー、だったとか。
だと
子方母天太=ねのばうまてだ=子ね の 方ばう 母ま 天て 太だ
午方父天太=んまのばうたーりーてだ=午んま の 方ばう 父たりー 天て 太だ
先に挙げた言い方だと
午方星=ンマヌパプス=午ンマ ヌ 方パ 星プス
午方父天太=ンマ ヌ パ ターリー テ ダ
午方星=ンマヌファプス=午ンマ ヌ 方ファ 星プス
午方父天太=ンマ ヌ ファ ターリー テ ダ
午方星=ウマノハプシ=午ウマ ノ 方ハ 星プシ
午方父天太=ウマ ノハ ターリー テ ダ
つまり
午方父天太=んまのばうてだたーりーてだ
ンマヌパターリーテダ
ンマヌファターリーテダ
ウマノハターリーテダ
等。父は平民のスー?
いずれにせよ、子方母天太=ねのばうまてだ、なら、午方父天太=んまのばうたーりーてだ、か、んまのばうてだすーてだ、じゃないでしょうか?
ユーザーID:8263104263
通りすがり
ニィーラウプティダ、かな?と思いました。
子方母天太は宮古島の神様のようですから、宮古島の観光協会や役場、郷土史を研究されている方なら、知っているのでは?
ユーザーID:5148336906
ななつぼし
素人ですが・・・。
琉球星名一覧というウェブサイトに、あさてぃだ=父(あさ)なる太陽、んまてぃだ=母(んま)なる太陽(月)と書いてありました。宮古の歌謡に出てくるようです。応用すると「うまのばうあさて(ぃ)だ」とか?私も正解を知りたいです。
ユーザーID:1936438136
あのー
NHKの連続テレビ小説で「ちゅらさん」というドラマがありました。太陽の事を「ティダ」と読んでいました。
てぃだ、てだ。。。
ウマ の (ばうま) てだ、
(ばうま が母なら、父はあちらの言葉でなんというのか?)ですかね。
南十字星が、父性になるのかしら。。。
ユーザーID:5309403569
スプーキー
レスで「多々良島」と書いてしまったと思いますが、正しくは「多良間島」でした。
申し訳ありません。
多々良島はウルトラ怪獣レッドキングの故郷でした。(苦笑)
ユーザーID:6930071884
満月
ななつぼしさんのレスを見て検索してみると、
父天太は=あさてぃだ
と確かに複数出てきました。父はターリーでもスーでもなかったのですね。
午方父天太=んまのばうてだあさてぃだ
ンマヌパアサティダ
ンマヌファアサティダ
ウマノハアサティダ
等となりますね。
ユーザーID:8263104263
あのー
すー、普通のお父さんを呼ぶ時の呼び名。
たーりー、尊敬が入る父の呼び名。
(ネットで検索してみた。)
これから考えると、午の方角にある父なる星(=太陽、あれが恒星という認識でも太古からあったのかもしれないわ〜)で、ウマのターリーかたテダ、とよぶのかな。。。と推理してみました。
たーりー、で思い出しました。カミダーリーというのを検索してみてください
。たーりー、なんか奥が深そうですね。
ユーザーID:5309403569
あのー
これが南十字星でンマヌファプスだという確たる資料が無いようです。ネットで検索してたらたまたまこれにたどり着きました。
琉球の星座名 で検索してみてください。
ユーザーID:5309403569
満月
子方母天太=ねのばうまてだ
午方父天太=んまのばうあさてだ
でしたね。訂正します。
ユーザーID:8263104263
福猫
お返事下さった皆様、どうもありがとうございました。
レスはどれも興味深く拝見いたしました。
さらに、同じ著者の他の本を取り寄せて調べましたら、
『沖縄、ことに宮古には「子の方 母天太(ね・ば うま・てだ)、午の方 父天太(うま・ば あさ・てだ)」の信仰が強い。』
の一文を見つけました。( )内はルビです。
「ねのばうまてだ」に対しては「うまのばあさてだ」が正解でした。
皆様が教えて下さった事からすると実際は「にぬば んまてぃだ」「んまぬば あさてぃだ」に近い音ではないかと思われます。
予想外に何人もの方に付き合っていただき、また手間をかけて調べてくださり本当に嬉しいです。
発見もあり、楽しかったです。
灰谷健次郎氏の「太陽の子(てだのふぁ)」を昔読んだことがあり、太陽と書いて「てだ」と読むのかと思い込んでいたのですがそうではなく、てぃだの元は天太だったのかと気付きました。
また、琉球星名一覧も私には面白いサイトでした。
ヒアデス星団はおうし座の牛の顔にあたるV字型の星団ですが、琉球では「うまぬちらー(馬の面)」なんですね。
お付き合いくださった皆様に心より感謝いたします。
ユーザーID:5054930589
ななつぼし
そのものズバリのフリガナが見つかってよかったですね。パズルみたいな謎解きも楽しかったし、解答もわかってスッキリしました。いいトピをありがとうございます。
沖縄の方言の発音はさらに難しそうですね。
広大な星空の中で、牡牛が馬の面と、同じように動物の顔に見えてたなんて、面白いと思いました。
ユーザーID:1936438136