夏目漱石「こころ」

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乙女りんご

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  • 教科書で読んだ方が多いようなので。

    そんなことはとっくにわかっている方も多いとは思いますが。念のため。

    教科書に載っているのはごく一部であり、「こころ」の全編ではありません。
    「こころ」は3部構成になっています。「先生と私」「両親と私」「先生と遺書」です。
    教科書に載っているのは、その「先生と遺書」のしかも一部です。

    全編読んでない方は、全部読むことをお勧めします。
    先生について、身勝手な男と思う方、この作品について疑問な方は、
    最後のほうに「先生」が自殺を決意して、「明治の精神」に殉じようとするところまで、
    お読みください。「明治の精神」とは何なのか、ぜひ考えてみるべきだと思います。
    明治の精神という言葉に大きな意味が込められていると考えています。

    漱石が投げかけた問題は現在にも通じていると思うのですけれど。

    ユーザーID:7807717226

  • Nanaさんのレスにピタッと来た

    50代男です。
    高校時代にこころを読んで感動しました。精神の高尚さというかなんというか。よく分かんないですが。
    調べて見ると、1914年ですね。大雑把にいって、書かれてから60年たってから読み、それから、40年経ったことになります。
    読んだときはすごい遠い時代の話と思いましたが、案外明治は近いというか、昭和が遠いというか。
    このトピを見ながら、ふと、この奥さんからの視点ではどうかなとかチラッと考えていて、ひょっとして、
    いちいち死ぬなよ。とか思ってたりして、というところでnanaさんのレスを見て、これかっと。
    後、先生が小町を読んでて、東大生2人、どっちが将来性ありますか?とかの投稿読んでたら自殺してたかな?とかいろいろ考えさせられます。

    ユーザーID:3621525846

  • 相応しいと言って良い

    どんな名作であっても教科書に載って強制的に読まされれば、批判や嫌悪の対象になるのは避けられません。
    全員が好むor感動する作品なんてあり得ない。
    ”こころより相応しい作品”を主さんが挙げても必ず反対意見が来ます。
    故に、反語的ですがタイトル通り。

    むしろ、感受性豊かな高校時代にああいう強烈な作品を読んで反発したりのめり込んだりするのは良い刺激になると思います。
    ”こころ”が漱石or他の作家への入口になって、文学の世界に入って行くのです。

    私は六十代ですが、同年代の友人との昔話に出易いのが”こころ”です。ずっと心に残りますからね。
    音楽でもTVドラマでも、家族の話でも、全員共通の話題なんてそうそうありません。
    ”こころ”の感想合戦をしながら青春の思い出に浸るのも楽しいものです。

    なお、漱石より大分長生きした私には,”こころ”の”先生”は青臭さくて可愛く見えます。
    あんなに真っすぐ深く悩んで自殺までするのは若者のすること。
    私としては、高校時代に読んでちょうど良かったと思います。

    ユーザーID:7988681003

  • 私は好きですよ

    好きな小説のうちの一つです。

    先生は両親を亡くした後、信頼していた叔父に財産をごまかされて

    人を信用しなくなった。

    でも、まともであると思っていた自分も、Kを裏切ってしまった。

    自分も叔父と同じなんだと、わかった時の思い...

    最後は死を選んだ先生は、潔癖なゆえの弱さを持った人だったと思います。

    好みもありますが、高校生でもこの苦しみは分かるのでは。

    ぜひ読んで欲しい作品の一つだと思います。

    ユーザーID:1394282302

  • 最近、もの考えるのが億劫で・・・

    あら、もう主さん満足しておわったかな?

    私は、皆さんみたいに深く読み、考えたりはできないので大したレスではない
    ですが〜・・・

    高校の現代文の教材として触れました。
    現代文を担当する教員も、この手の物はお好きだったようで、嬉々として
    生徒たちに感想文、というか、推察文でしょうかね?そんなものを書かせて
    いました。

    特に大筋で「これは漱石のこういう考えが表れていて、こうだ!」っていうのは
    なかったですね。
    各生徒で味わい、見出して、他人の視点を知るような扱いでした。

    高校生の経験や知識の中からの推察ですから、まあたかが知れてましたし、
    最も優秀とされたものは、いかにも模範的な文章でしたが・・・

    粗削りながらも、教員が評価した文章は、Kが禅に傾倒していたこと。ここから
    Kの自殺を推察したものでした。Kは煩悩の数だけある数珠を、いつもエンドレスで
    数えていましたね・・・

    そう考えると、主人公&お嬢さんは俗っぽい視点で一生悩むわけですね・・・

    漱石の宗教観とか知らないし、遠藤周作を読んだ時のようにもっと調べれば
    いいんだけど。

    ユーザーID:2710965290

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  • けれども文豪だと思う

    好き嫌いは誰にでもあると思います。
    わは漱石よりも芥川のほうに衝撃を受けました。

    高校生のとき、「こころ」を読んで
    どうしてこれが名作なのかわからなかった。

    大人になった今、作品自体に深い洞察力を感じます。
    作品によって、その感じ方には違いがあります。
    「明暗」が一番漱石の表す心情として大作だと思います。

    ユーザーID:6868613133

  • 人間のあるべき姿が分かってる

    なのにそれをする事が出来ない人間の弱さに
    共感するのだと思いますが。

    共通の愛する人がいて友人の気持ちが分かっていれば
    自分の気持ちは伏せる覚悟を一旦はする。

    でも所詮人間は自分が一番可愛いですから
    友人を裏切って愛する人を手に入れる。

    時代が変わっても変わらない自我というものとの闘い。

    我欲に勝てない人間の性というものに共感し
    心が捕らわれるのだと思っていましたが。

    面白さが分からないと言う方はその様な自分の心の持つ醜い
    我欲に悩まされた事のない方なのかもしれませんね。

    人間の持つ原罪の様なもの全ての問題は
    そこから発生してると思いますが・・・。

    ユーザーID:9114949155

  • その時の心の状態でいかようにも読める

    それが「こころ」の真髄なのかも…、とここで様々なレスを読んで、改めて思いました。
    心に響く人もいれば、拒否反応を示す人もいる。
    それがいい悪いとかじゃなくて、それも読者の心の有りようなのだと思います。

    私は、「こころ」の主題は、人は皆、自分の心を本当に理解しているわけではない、ということだと思いました。

    Kは恋愛に心動かされ信念を揺らがせてしまった自分が許せなかったわけですが、
    恋に心動かされるのは人の心の自然な有りさまだと思うし、
    お嬢さんが先生とKをちょっと両天秤にかけるような行動に出たのも、それも自然な人の心の有りようだと思います。
    そして先生もどちらかと言うと、当時はお嬢さんよりKの方が好きだったんじゃないかな。
    そういうことって同性愛じゃなくてもあると思います。
    その自分の真実の心に気付かないまま、その深層心理が突き動かす無意識のエゴで行動して、
    大切な人を死なせ、そこで初めて気付いたんじゃないでしょうか。自分の心の恐ろしさに。

    ユーザーID:8658663270

  • 長くなったので続きです

    今回のこの投稿を機会にググってみたら、「先生はゲイ」説も発見しました。
    確かに先生が自殺した理由として、それは妥当かもしれません。
    私が読んだ高校生の当時には今ほど第三の性が一般的ではなかったし、思いも寄らなかったことですが。

    先生が、Kが自殺した当時には気がつかなかったとしても、
    それからしばらくして自分がゲイだということに気付いたのだとしたら、その苦悩は相当なものだと思いました。
    これも、自分の心の真の有りどころを当の本人ですらなかなか気付くことができない、ということを表しているのだと思います。

    今回のこの投稿をきっかけにまた改めて漱石を読み直したいと思いました。
    トピ主さん、ありがとうございました。

    ユーザーID:8658663270

  • 私も高校の頃に初めて読みました

    授業ではなく、すすめられて読んだのですが…
    それまで、ファンタジーしか読んだことがなくて
    四苦八苦しながら、なんとか読み終えました。
    だいぶ根気がいりました。

    個人差はあると思うけど、
    自分が高校生で読んだ時には難しいと思いましたよ。

    でも、その数年後には
    夏目漱石にハマってほかの作品も全て読んでました。
    「こころ」も、あらためて読みなおしましたが
    二度目にはスラっとと読めましたよ。
    「こころ」は正直言ってあまり好きな作品ではないです。
    でも今の自分が読んだら、また違った印象を受けるかもしれないです。
    それが読書の面白いところだと思いました。

    ユーザーID:5010269083

  • うーん

    ちょっと、横になりますが、主さんのレス、

    >こういう小説はテーマが単純明快で、何が言いたいか考えることがないのです。
    正義は絶対的正義であって、敵から見れば悪だとか考えなくてもいいのです。

    を読んで、たしかにこういう考え方だと「こころ」は理解しにくいかもと思いました。
    絶対的正義などこの世にありません。
    絶対的正義があると信じてらっしゃることを否定はしませんが。

    ユーザーID:2643998726

  • マチコさんが正解

    高校が夏目漱石が教鞭をとった高校で詳しく習いました。が!大半は忘れてしまいました。ネットで検索してもでてくると思うのですが、3部作は、自己実現をめざすが、現実と理想の自分のはざまにゆれて、結局敗れていく?すがただったかな。
    そこで諦念を感じ、その次の明暗になり、自我の超克をめざしていくと教えられたような。
    まだたくさんの意見はあると思いますが、高校の問題集にのってるこころの正解はこのあたりです。

    ユーザーID:7721997011

  • ネタバレ トピをみて懐かしくなり全文を読んでみました

    全文を読んで見ると、もともと神経衰弱気味のKが
    全く行く場所がない状況で親友(先生)に救われ部屋を間借りし

    そこで好きになったお嬢さんと親友の結婚を知って自殺するお話です。

    何にも持っていない、しかし優秀なKを
    何でも持っている裕福な先生(親友)が嫉妬心から脅威と感じて
    ついには裏切ってしまう悲しいお話です。

    「お祝いの品を贈りたいが自分にはお金がない」という奥さんへのKの最後の言葉で涙が出ました。

     あぁ、結婚を知り、とうとう本当に居場所がなくなったんだなと思いました。

     Kには幼い頃から母親がおらず、家族である神主の父がKを養子に出したという設定もあり、
    幼少から甘えられる人おらず、捨てられた記憶を持つ人間の弱さが悪い形で出てしまうお話でもあります。

     作者の漱石も養子に出されています、お話の中の様々な登場人物の思いは漱石の人生が反映されたものであると思いました。

     しかし、お話としてこれで良いのかも知れませんが、先生が生涯働かずに終わった事は不満で、正直働いて何か人の役に立って欲しかったです。(ニートなのに何故か先生と呼ばれるのも謎)

    ユーザーID:0631237227

  • きらりさん、私もこのKという人物が痛々しくて

    Kは生きていく土台が無かったのだと思います。
    彼は精神的向上をめざし日々精進に邁進するのですが、果たしてそれが彼の理想的生き方だったか、それも怪しいと思うのです。
    本当は人間的愛情を欲していたのです。母を亡くし、姉に去られ、父に捨てられたKの最後の愛情をお嬢さんに託したのです。
    『精神的向上心のないものは馬鹿だ』
    これは、実は父親に向けられたものではなかったかと思います。
    一つ訂正させて頂くと、Kの父は真宗の僧侶です。Kの母亡き後、早々に後妻をめとったことへの嫌悪の情が、極端な禁欲主義へ向かわせ、行動で父を否定していたのでは。
    Kは死んだ後すら郷里へ迎えられませんでした。捨てられた墓を参る先生は、墓参を重ねる毎に自身も世を捨てたのか世に捨てられたのか、孤独を深めたのだと思います。

    Kの遺書に『もっと早くこうすべきだった』のような言葉があります。
    もっと早くとは、何時なのか?
    お嬢さんを好きになった時?もっと早く勘当され時?
    時間を辿っていくと、私はもっと早く、母を亡くした時まで遡ってしまいます。死のうとする時って、産まれてきたこと自体が間違いだったような気がしています。

    ユーザーID:1116414931

  • 私は大好きです

    簡潔に言えば、心の葛藤を描いているのだと思います。

    前半は謎めいた先生の言動に「僕」とともに惹かれ
    後半は隠された真実に衝撃を受ける


    私はこういう人の闇、心の葛藤を描くものが大好きなのですが、勧善懲悪愉快痛快物語が好きな人はそれは面白くないでしょうね。

    ちなみに私は坊ちゃんの面白さがさっぱりわかりません。

    ユーザーID:5303719307

  • こころ、映画版をお勧めします。

    私は原作を20代で読んだ際には、やはり今一つでした。
     その後、市川崑監督のもの、(1955年)新藤兼人監督のもの(1973年)を観て、理解が深まりました。
     nana様、50代男様のお感じのように、主人公の感慨よりも、この下宿先の奥様とお嬢さんのしたたかさ、がよく演出されています。さすが名監督!読みは深いです。
     ゲイ説も、今は、ゲイのお友達が周囲におりまして、彼らの細やかな心情や、嫉妬心など、なんとなくわかるようになり、人生は面白い。
     ちなみに昔、加山雄三(60代の頃)がテレビ番組の中で、漱石や太宰は読んだことが無いと、明るく言ったのが印象的でした。
     加山雄三は現在80歳で、若々しく、人生を謳歌されてるようですが、何か、薄いものを其の笑顔に感じるのは、私が皮肉屋さんだからかしら?嫌いな俳優ではないですが!
     

    ユーザーID:5222406256

  • ありがとうございました

    いろいろな感性をお持ちの方々のレスを楽しく読ませていただきました。
    私にとって「こころ」は異次元の存在ですが、感銘を受けた人も本当に多いのですね。
    もう一度チャレンジしてみるのもいいかもしれません。

    ユーザーID:6786331806

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