夏目漱石「こころ」

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乙女りんご

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  • 興味がわきました

    姉がピアノ講師をしているのですが、
    崇拝しているピアニストの一人にグレングールドという人がいて、この小説に感銘をうけ、その後のピアニスト人生にとても影響を与えたそうで、
    一緒に住んでいた頃、姉も「こころ」を何回も読んでいました。

    私はまだ読んだことがないのですが、トピ主さんは感性に合わないのですね。
    自分はどうなんだろう、とこのトピを見て読んでみたくなりました。
    他のひとのレスが楽しみです。

    ユーザーID:3474775118

  • なるほど!

    確かにそうかも!
    恋愛も未熟で人生経験もまだまだこれからの高校生には、読むのも感想文もキツイかも。

    私が大学生の時に、「こころ」について、何人かで話した事があります。
    ・「主人公が悩んだ末に死を選んだ気持ちが分かる!」
    ・「何も自死を選ぶ事はなかった」
    この2つに意見が分かれたのを覚えてます。
    当時はやったドラマ「東京ラブストーリー」と重ね合わせて話していたような気がします。

    アラフィフの今は、好きな作家さんの作品読破。
    やっぱり自分の好きなものしか読めませんよね。

    ユーザーID:9029931404

  • あの頃って

    同世代です。あの頃ってなぜか、最後の方(先生の遺書)が載ってましたよね。
    今も教科書に載っているのかな?

    私はトピ主さんと違って、あまり小説は読まない子でしたが
    中学の頃に萩尾望都、竹宮恵子あたりの漫画に出会ってしまっていたので
    逆にすごく惹かれて、教科書だけじゃ意味がわからないので、初めてちゃんと最初から、わざわざ買って読んだ小説かもしれません。

    行間を読むと、今でいうBL要素を勝手に感じとっていたというか
    あと退廃的というか中二っぽいというか(実際、漱石は病んでたみたいですし)

    でも、こころで感想文はきつそうです。
    私も書いたのかな?忘れてしまいました。

    ユーザーID:2841839389

  • その人の感性次第

    文学とか芸術は受け手の感性が全てだと思います。

    この映画のどこが良くてアカデミー賞なの? と言ったところで観る側の感性がどの程度かの問題なので、説明しても納得させられないのと同じかと。

    ユーザーID:4474586962

  • 高校の国語の授業でやりました

    教科書に載っていましたね。
    Kがお嬢さんに対する想いを先生に打ち明ける場面から、自殺の場面まで。

    それはまあ、衝撃を受けました。
    先生の気持ちがなんかわかる気がして。
    自分よりも優れた友人に対する恐れや、その友人を裏切ってしまう気持ち。

    自分の裏切りの結果自殺してしまったKを発見した時、その死が自分を生涯にわたって苦しめることを一瞬にして悟る。
    今手元に本がないので正確な文章がわからないのですが、自分の将来が見えてしまった瞬間の描写に戦慄を覚えました。

    「こころ」の良さ、とのことですが、人間の弱い部分をさらけ出してみせる…でしょうか。
    自分の弱い部分って普段あまり見ないようにしているんだけど、ああ、私にもこういう部分があるって認めてなんか安心するっていうか。
    うまく説明できなくてごめんなさい(笑)

    私は高2でこの作品に出会いました。
    私にはふさわしい時期だったと思います。

    ユーザーID:7668180056

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  • 正直重いですが、そこが良さかと。

    私も高校の頃の教科書に夏目漱石の「こころ」がありました。
    元々読書は好きなのですが、この時代の小説は文章も言葉選びも最近の小説より表現力があると思います。だから文学になるのかと。

    内容に関して言えば、自分のエゴと大事な友達のこころと。好きな女性のこころと。
    結局は自分のエゴを優先してしまい、友達を傷つけ、欲しかったものは手に入れたのに大事な物を失う。
    それによって自分も傷つき、その癒えない傷を抱えながら生きていく。

    そういう主人公に同情するのか、共感するのか、はたまた理解するけど共感はしないのか。
    考えさせられる話だと思います。
    と言うことで個人的には多感かつそこそこ大人になりつつある高校生にはちょうど良い小説だと思います。

    ユーザーID:8665899768

  • むきふむき

    私も高校生の国語の授業で「こころ」を読みましたが、それまで「大夏目漱石先生」と思っていた人の描いた文章があまりに自分の心証に近くて、感動しました。
    私も読書好きですが当時星新一とか北杜夫のようなものばかり読んでいて、夏目漱石なんて偉い先生の文章を私に読めるわけないと思って読んだことなかったのです。(あ、でもドストエフスキーが好きだった)

    主さんは思春期の自意識過剰などに悩んだことはなかったのでしょうか。
    本が好きなタイプの人は自己分析でうだうだぐるぐる考えるのが好きなのだとばかり思っていました。「こころ」はそういう人に向いている作品だと思います。
    この作品の良さが判らないのは(良さが判らないというより合う合わないだと思いますが)主さんが前向きで考えすぎるよりやるべきことをやって動くタイプだからなのでは?

    ちなみに現高2、オタクの息子も「こころ」は自分に似ていると言ってました。

    逆に私は水滸伝が読めませんでした。人多すぎ…。一人の人のことを突き詰めるより、パワーゲームみたいな群像劇ですよね。

    ユーザーID:9680280991

  • 「こころ」は謎解き小説

    タイトル通りです。

    「こころ」は新聞に連載された小説ですので、前半部分、多くの伏線が張られています。
    主にそれは、「先生」が大学生である「私」に語る言葉にあるのですが、
    「恋は罪悪」とか「私は人間を信用しない、私自身を信用していないから。」とか・・。

    どうしてそんなことを言うのだろう?幸せそうな夫婦なのに?というたくさんの疑問が湧くわけですよ。

    それが「先生の遺書」によって、先生の過去に謎の答えがあるということが明らかにされます。

    人間のエゴや明治という時代を考えさせる小説だと思います。

    でも、高校の教科書に載っているのは、たぶん授業がやりやすいからだと思います。
    謎を解いていけば、読んだ感じになるから。

    「こころ」が辛いのは、中巻部分の「両親と私」が冗長だからではないでしょうか。高校の授業では、そこ飛ばしてます。

    ユーザーID:0186463977

  • 答にならないレス

    『心』はその一部が高校の教書に載っているのを読んで引き込まれ,すぐに文庫本を買って全体を読みました.

    良さは何かという問にはうまく答えることはできませんが,高校教科書にあったお蔭で若い頃に出会えたことには感謝しています(現代国語の教科書は,3年間,同じ出版者の教科書でしたが,いろいろな作品に引き合わせてくれたいい教科書だったと思っています).

    ただ,感想文を書けと言われたら苦痛だったでしょうね.心の最も深いところを見せろと言われるようで.

    一方,私は『八犬伝』や『水滸伝』が苦手です.『こころ』に出会う少し前(?),テレビの連続番組で八犬伝の人形劇をやっていて,それに夢中になっている読書好きの友人が何人もいましたが,私はまったく面白くなかった.また,『水滸伝』は傑作の誉れ高く有名ですし,これを下敷きにしたものが色々あるからと,何度も挑戦しましたが,そのたびに挫折しています.

    アラフィフになってご自分の感性を広げようとされるトピ主はスゴイな,と思いますが,私はもう開き直って,アラカンになったことだし,もう好きものを好きに読ませてよ,という感じです(笑).

    ユーザーID:5944729692

  • 同感です

    私もアラフィフ女です。
    「こころ」ですが、私も作品のよさがわかりません。
    先生は、友達の好きな女性を横取りして、勝手に悩んで自殺した身勝手な男だなあ、という印象しか持てませんでした。
    このトピの他の方のレスを参考にさせてもらいます。

    ユーザーID:4682803854

  • 小説の良さといったら「面白さ」でしょう。

    よく名作文学百選早わかり」みたいな本がありますが、本当の面白さは現物に当たらないとわからない。
    要領よく中身をまとめて用が足りるなら小説そのものが不要でしょう。
    面白さにもいろいろある。ミステリやSFは事件の今興味に頼っています。
    冒険武侠小説もそっちのおもしろさでしょう。魅力的なキャラクターも豪傑趣味やヒロイズムの鋳型の産物だったり。

    「こころ」のテーマは「人間の誠実」あるいは「いかに生くべきか」でしょう。
    動物には基本、睡眠、食欲、性欲…自己保存と繁殖の本能としてのエゴイズムしかありません。
    尊敬も軽蔑もありません。犬や猫に「卑怯者!」なんていってもしょうがない。
    人間は大脳が発達して想像力と共感性があるから愛を知る。愛=慈悲=仁=アガペーといってもいいでしょう。
    その人間特有の部分で社会的存在として人は真価を発揮する。社会的とは他者との関係性です。

    漱石は成長型の作家で「人生」を突き詰めて行った。正しい生き方を追求した結果、主人公が自決した…この逆説が「こころ」です。
    だから自伝小説を書いて一度「道草」を食うことになった。

    「三四郎」から順に読み返してみてはいかがですか?

    ユーザーID:6256467400

  • 葛藤が面白かったような

    高校時代、結構面白く読みました、『こころ』。
    特に友人間で『精神的に向上心のないものは、馬鹿だ。』のセリフが流行していました。

    結局、先にそれを言っていたKがお嬢さんに恋をしてしまい、精神的な向上を失い、
    そんな自分が許せず自死してしまうというあのクライマックスは高校生ながらに
    衝撃を受けましたが。で、かくいう先生も親友の死から逃れられずに死んでしまったり。

    真面目に生きるもんじゃねえなあ…と当時恋に恋する私は考えていました。

    その一方で『精神的に…』ということにこだわり、死を選べる潔癖さも羨ましくもあり。
    さらにKからも先生からも見放されてしまったお嬢さんのその後の心中を考えたり。
    (多くは語りませんがもっときちんと読める人は主要人物のその後も読み解けたりも
    するようですよ。)

    先日たまたま家にあった『こころ』を冒頭だけ読んで投げていたので、
    また発掘して読み直したいと思いました。
    なお、私は『我輩は猫である』が読めてません。

    すききらい・得手不得手はあると思いますし、名作は読んでさえいればいいのでは。
    その上、楽しく読める本があればそれはそれでいい気がします。

    ユーザーID:3049009964

  • セットで読む

    自分は高校生の時、こころの読書感想文で、そんなことで死ぬなよ、って書いた気がします。
    当時はあらゆる感想文が苦手でした。

    その後、それから、門(それからのそれからと言われます)、を読み、書き手としての漱石や当時の時代感を楽しむ事が出来ました。

    大人なんだからななめ読みでもいいので、関連書籍に手を出すのは良いかもしれません。
    あまり高校生にふさわしいとも思いませんが、若いときに触れておくべきの一つ本とは思います。

    内容についてですが、こころ、はテレビの「100分de名著」という番組で取り上げられたことがあり、大変面白かったので、ぜひ再放送や配信なり、テキストをお求めになるとよいと思います。

    ユーザーID:7876801197

  • 高校国語教科書に抜粋掲載されてました

     だから、全部を読んだわけではないですが。
    主人公が「先生」と呼ばれている部分です。

     私も、理解したか?と言われると、はっきり覚えて無いので「う〜ん」ですよ。
    暗かったのは覚えてます。
     ただ、似たような事やっている人って、いつの時代にもいるんですよね。
    「先生」は親友に対する裏切りをしたのか?お嬢さんは本当はKが好きだったのでは無いか?そう思いながら続ける結婚生活って、苦しかったと思いますよ。

     夏目漱石は、個人的には「草枕」や「硝子戸の中」が好きですね。
     「硝子戸の中」は薄いですし、新聞掲載のエッセイみたいな感じで、身近な話が短く書かれているので読みやすいですよ。
     「坊っちゃん」とかの、トピ主さんが読みやすい本から慣れていく方法はどうですか?

    まぁ、無理して読まなくても良いとも思いますが。

    ユーザーID:8702854620

  • 「こころ」の意(こころ)

    人間の感情の表と裏が描かれています。表は外に向けられた眼差しで、友情を大切にするという言動です。また裏は自分に向けられた眼差しで、自分の本性(自分の都合)です。この両面が描かれて交錯しているのが「こころ」です。普段の我々は、自分の本性を隠して生きているのではないでしょうか。そして自分がギリギリの所に立たされると、本性が出て来るというわけです。そして、自分の本性と、他人の本性とが交錯するのが人間関係と言えましょう。成長期にこうした人間の本性を知ることが、それ以降の自分の生き方を左右するように思います。

    勧善懲悪の代表作と思われる水滸伝は、自分の都合の悪いものは受け入れるが、そうでないものは排除するという思潮です。これでは、都合の悪い存在を滅ぼすことしか、自分を立てる道は無くなります。滅ぼすことができなければ、それが頭痛の種になるのです。あくまでも、自分が善で、相手が悪という立場の場合です。自分が悪の立場になると行き場を失います。現代では、それが不登校やうつ病になって表れるのでしょう。

    善と悪の対立を抱えた人間の生き方を示唆しているのが、「こころ」の意(こころ)ではないのでしょうか。

    ユーザーID:7053365533

  • 私はこころで本が好きになりました

    37歳の女性です。
    私が高校生のときも「こころ」が課題図書だったのですが、
    (中3の課題図書だった気もする…曖昧です)
    実は私は主さんとは真逆で、「こころ」を読んで
    「こんなに面白い本があるんだ!」と感激し、
    日本文学を読み漁るきっかけになりました。
    人によってこんなにも感想が違うものかと面白くなり、
    出てきてしまいました。

    ちなみに私は、水滸伝は子供のころから母親に
    とても面白いから読みなさい!と勧められるも、
    いまだにまったく面白さがわかりません…。
    そんな母親は、主さんと同じで、「こころ」は
    まったく面白いと思えないと言っていました。

    そんな母親は、水滸伝のほかは坂の上の雲、
    最近の本では蒼穹の昴などが好きなようです。
    私は上記の本は退屈で仕方なく、
    夏目漱石のほかは谷崎潤一郎や川端康成などが好きでした。

    ドラマも大河ドラマは退屈で、
    朝の連続ドラマが好きです。
    女性的なものが好きなのかも。
    発言小町も大好きです(笑)

    主さんはいかがですか??

    ユーザーID:4749897023

  • それぞれの人物を考えること

    中学生の国語の教科書に載っていました、Kとの関係だけの一説ですが。
    当時かなりの衝撃を覚えて、印象的な作品だったことを覚えています。
    友情と言うものが今よりも純で、正しく生きることが良しとされた時代背景で
    人生で一番辛いことは、後悔しながら生きることなのだろうかと
    先生が死に近づいていく手紙を見ながら考えました。

    高校生にふさわしいかとお尋ねですが、そもそも課題図書になる作品は、
    FTや空想作品はありえませんし、読んでいる人が面白い、すっきりする本では
    ないということです。今の日常とは全く違った人物の生き方、考え方、人生を
    書いているものが多いと思います。
    他人の人生を垣間見て、その行動や考え方に「何故」と思い、
    自分の人生を省みたり、考えたりするのが狙いかと。
    読んで人物の感情や行動に理不尽や苦痛を感じたのなら、あとは好みなので
    それでいいのでは?

    私は課題図書で武者小路の「友情」に腹を立て、太宰の陰鬱さを嫌悪しました。
    現実に体験しなくても、感情を揺り動かされるのが読書の醍醐味です。
    でも、課題図書が精霊の守人シリーズとかだと楽しいでしょうね。

    ユーザーID:9842035035

  • したたかな家主おやこ

    お嬢さんと奥さんは、帝大生を下宿させてお嬢さんの結婚相手を探しています。
    せんせいとKを秤にかけているのです。
    そんな性悪でしたたかなお嬢さんにふりまわされて自殺するKと
    それを負い目に思うせんせい。

    男って馬鹿だな、女って怖いなと思いました。

    ユーザーID:6484896447

  • 高校生には…

    私も国語で読みました。

    >一冊読み切るのが苦痛で苦痛で

    「そもそも大長編遺書を突然読まされるハメになった主人公こそ相当苦痛じゃ…
    だいだい、そんなん読むことがびっくり」

    …という身もフタもないのが、当時の私の率直な印象でした(笑)

    だって…重いもの!
    精神的にも、物理的にも!
    実際、中身の先生の思い出話もヘビーすぎるし…

    他に、高校生ながら「これどうなの!?」と思ったのは「舞姫」。
    結末に絶句でした。
    弱ってる時に近づいてくる男には、若い時こそ注意しろってことかしら。

    ユーザーID:2146654270

  • 読んでいると落ち着くのてす。

    こんにちは。
    先日本屋さんで「こころ」の文庫本を見つけ、無性に読みたくなり読み返したばかりです。

    それ以来、お守り代わりに持ち歩いていて、ちょっとした空き時間に好きな場面だけ読んだりしています。

    「こころ」の良いところとは。

    私の場合はストーリーの内容云々ではなく、「読んでいると落ち着く」。
    この一言です。

    文体、言葉の選び方、会話の内容や登場人物同士の会話など、どれをとってもパーフェクト。
    浮わついたところがなく、激しいところもない。

    ただただ、淡々と物語の中の時間が流れていく様子に癒されるというか。

    なかなかうまく表現出来ませんが、トピ主さんにうまく伝わるといいなと思います。

    ユーザーID:9761164649

  • 分かります〜

    私も夏目漱石の「こころ」読まされました。読み終わるまで辛かったです。感想書くのすごく大変でした。「先生は真面目過ぎて鬱なんだな〜。私ならそんな事で悩まないし自殺もしないな〜。むしろ好きになったお嬢さんと結婚できて、親の残した財産がそれなりにあって傍から見れば幸せな状況なのに過去のことで悩んで自殺して馬鹿だ。悲劇のヒロインぶった先生のせいで未亡人になっちゃう奥さんが可哀想。ちなみに「私」に長ったらしい遺書ならびに自叙伝みたいな手紙を送るなんて引くわ」とかそんな感想だったかな。読書感想文にふさわしいような畏まった感想なんて、「こころ」に関しては思い浮かばなかったです。
    ちなみに「こころ」より大変だったのは「人間失格」。これ読んだら「こころ」はまだマシな方だと思いました。

    ユーザーID:6726316223

  • 何故知りたいのかが知りたい

    >「こころ」の良さって何でしょう。
    高校生にふさわしい作品ですか。

    とのことですが、
    オバサンになった今でも良さがわからないのに、高校生にふさわしいかを聞く意味が分かりません。
    アラフィフってことは40代後半?
    高校生のお母さん?ではないですよね。

    何故 それが知りたいのか知りたいです。教えてください。


    「こころ」は、内容的には同じ家に下宿している学生二人が二人ともその家の娘さんを好きになるってところから、事件が起こるという話で、高校生でも理解できますし、ひた隠しにしていて、後から心の重さに耐えかねて手紙で告白するという形式なので、手紙にしては長いとは思いますが、特に読みにくいところもないかと思います。作品としてまとまりもいいと思います。手紙の後、先生はどうなっただろうねなどと考えさせたり、授業でも使いやすい作品なのかもしれないですね。私は晩年の「明暗」などの方が好きですけど。

    ユーザーID:6005678351

  • 同じくです

    私もいわゆる文学小説が読めず、名作といわれる夏目、川端、トルストイ、ドストエフスキー全部挫折しました。それで中高時代何を読んでいたかというと、ひたすら江戸川乱歩と横溝正史とコナンドイル。勿論映画もドラマもそれに準じたもの。うちの母親もそんな感じで、小学生の時から家族のいる茶の間は誰が犯人か?の会話が主でした。何か文字にすると荒んでますが、普通の平和な家庭です。

    恋愛テーマの映画もドラマも全然観ず、今でもドラマは推理ものばかりのため、同年代の人と昔のトレンディードラマの話とかされても全く分からず。当時海外にいた帰国子女より知識がなく馬鹿にされました(泣)。

    人の心の機微より、正直犯人探しの方が楽しいですねえ。その後、社会人になってヨーロッパ映画で素晴らしい作品を観て以来、最近は映画の推理ものは観る事が少なくなりました。でも、スッゴい煽りの予告観るとやはりザワザワします。

    今でも全米が泣いた!より、全米が騙された!あなたにこの謎は解けるか?に迷わず飛びつきます。

    ユーザーID:2280622321

  • 高校生に相応しいというより

    「こころ」私の頃は確か高3の現国の教科書に載っていたかと思います。

    もし自分が恋愛で三角関係になったら…
    私は先生(私)のようにしてしまうのか、
    朴訥な友人のようなタイプか、
    人物の心情やら想像力の訓練には丁度良い
    読み物だなと思いながら、
    私はどちらかといえばネガティブな人間なので、
    いろいろと想像していました。

    高校生ならば、恋愛でも参考になるかもしれないし、
    大人になったときにも恋愛やら友達間でそうなったときに
    この話を思い出して、友人を出し抜いて、欺いたらもしかしたら友人は
    …と考えて踏み止まれる作品になるのではないですかね。
    古典の名作かもしれませんが、恐いくらいに突き刺さる物があるなと、
    人間の弱さを描いた作品だと思いました。

    ただ、ポジティブな人にとっては
    こんな暗い作品は
    読了したときに暗いどんよりした気持ちになり
    嫌かもしれないというのは分かります。

    ユーザーID:6149345739

  • 同感!

    誰もが知っている近代の名作だものね。読んで内容ぐらい知っていないと恥と感じてしまうよね。
    私も主さんと同じように、夏目漱石、何が面白いのかさっぱり分かりません。
    40台も後半になってやっと「こころ」は読み終えました。なんとか読めました。
    漱石の中ではまだマシな方かなと思う作品でした。
    でも「吾輩は猫である」や「坊ちゃん」は再挑戦するもギブアップ。ぜんぜん面白くない!
    昔は本当に面白い本がなかったんじゃない?って思っちゃいました。

    ユーザーID:4739700095

  • 確かに

    確かに、私も初めて読んだ時は良さが分かりませんでした。友人が亡くなったシーンが強烈だっただけで。高校生でした。でも大人になって「彼岸過迄」「行人」「こころ」の三部作で読んだ時に、初めて良さが分かりましたよ。三部作で読むのがオススメです。

    ユーザーID:5225965492

  • 私が面白いと思った箇所は

    下宿先の奥さんが、「先生」が友人を一緒に下宿先に住まわせてくれと言った時「お止めなさい」と言い、何故と問うた時「あなたの為にならないから」と言ったところかな。まるで先の展望が分かっているみたいじゃありませんか。

    それと、「先生」がお嬢さんとの結婚をためらっていたのに友人がお嬢さんを好きと知るや否や友人を出し抜いたところかな。人間の心の不思議さが上手く描かれていると思いましたね。

    ユーザーID:8030891338

  • 個人差があると思います

    高校生にふさわしい作品…経験値がみんな違うので、ふさわしいかどうか?それは個人差があると思います。
    私は受験勉強で作品の一部が出ていて、作者や作品名を答えるというものでしか「こころ」は知りませんでしたが、中学の国語の先生が素晴らしい作品だと何度も言っていたことは覚えていました。
    子供に読み聞かせをしていて「坊ちゃん」を読んで、夏目漱石って凄いんだな〜と思った私は、そこから「こころ」を読んだのです。「こころ」の途中までは、作品に引き込まれるように読み進められるのですが、終盤、「これ本当に同じ人が書いているの?」という違和感のようなもの…そこから突然、面白くなくなる部分があって、なんとも不思議に感じています。
    余談ですが、私は子供が小2の時にPTAの広報委員長を受け、年間企画で1つのコーナーとして校長先生に「中学までの準備として必要な事を書いて頂きたい」とお願いをしました。校長先生は快く受けて下さり、沢山、お話をさせて頂く中で「『国家の品格』は読みましたか?」と聞かれ”本を読む事は大事”と認識し、読書をするようになりました。子供は現在、高3。沢山の本との出逢いがありました。

    ユーザーID:6052693453

  • 「人は身勝手である」ということ。

    同世代です。

    漱石はタイトルのつけ方がセンスいいんですよね、
    「それから」とかね、
    私自身の好みのセンスです。

    私も思春期の頃、
    その「こころ」という甘口タイトルに、
    いわゆる「あなたへの思いやり」や「あなたへの優しい心」みたいなものを想像して読みました、が、

    なんのなんの、
    「自分のこころしか大事にしない、他人のこころは分かりもしない」の連中の物語です。

    私が漱石から今学ぶことは、
    「こころ」という曖昧で優しい言葉をつかう人には気をつけろ、
    そういう人間は、
    「私(のこころ)を理解しろ、という身勝手な人間だから」ということかな(笑)。

    ユーザーID:2210353105

  • お仲間ですね。

    同年代です。

    八犬伝も大好きです。

    私はこころも読んだはずですが全く記憶にありません。

    私が同じように苦しんだのは「嵐が丘」です。

    登場人物の心理が全く理解できないんです。

    それはもう苦痛で苦痛でたまりませんでした。

    今は頭では理解できますよ。

    でも共感はできないなぁ。

    ユーザーID:5059386138

  • 追加です。

    ごめんなさい。前回のレスが採用されているかどうか分かりませんが・・
    舞姫のことを書き込みましたが、舞姫は、森鴎外です。
    おそらく漱石のように書いてしまったかも。

    ユーザーID:9073852727

  • こころ

    私は高校の国語の授業で「こころ」をやりました。
    親友が婚約者を奪って、友達が自殺。
    高校生には重いし暗い話ですよね。

    40代になりましたが、やはり暗い話だなと思います。
    友達の婚約者を取らないで、我慢しなさいと思います。

    ユーザーID:2950588173

  • 「明暗」が一番面白いと思っていますが。

    古典はクラシック音楽に似ています。
    理解するには多少訓練が要ります。訓練と言っても、
    たくさん聞く、違いをわかろうとする、というような意味です。

    名作も同じ。いっぺんで読んでわかる人もいるかもしれませんが、
    それまでの読書体験がないと、簡単に理解できないかもしれません。
    人生経験が足りないというよりは、読書体験、想像力が足りないのではと思います。

    それと、合わないものもあります。例えば、私は島崎藤村が好きではありません。
    「新生」を読んで、姪に対する仕打ちが受け入れられません。
    芥川龍之介も批判していました。だから「合わない」ものもあると思います。

    「八犬伝」は子供の時、多少読みましたが、格別面白いと思えませんでした。
    生きた人間、人生が描かれていないからです。時代を超えた普遍的なものがない。

    漱石の「こころ」の良さは、人間描写が上手いことでしょう。
    心理描写と言ってもいい。自然で、不必要なものは何もない。
    それでいて深い。
    漱石は日本文学で最高峰だと思っています。別格です。
    講演や文芸論も素晴らしいです。

    ユーザーID:7807717226

  • 高校生が共感したらいけない

    トピ主に人生経験が足りないというわけでもないでしょうが、やはり『こころ』は自分の経験をオーバーラップさせて読むのが取りかかりやすいように思います。
    登場人物の誰を中心において読むかは人それぞれです。

    高校生であれば、先生と友人Kとお嬢さんの関係に関心がいくでしょう。
    私も級友の多くも「Kは失恋と友人の裏切りに耐えられなくて自殺した」のような内容の感想文しか書けなかったと記憶しています。現在高校生の息子の友達もほぼそんな感想らしいです。
    しかしそんな安っぽい小説を漱石が書くわけがない(笑)
    息子と読書会のために、私も読み返してみました。するとどの登場人物の視点から出発しても、私は生きるってしんどいなという感想に行き着くのです。それは私が自分の人生で、生きるってしんどいと考えるようになったからです。

    作品中には、精神的向上心、真宗、養子、殉死などヒントとなるワードがいくつも出てきますが、高校生には作品を理解するための知識もなければ、共感するための経験の元手もありません。
    読書好きであろう国語教員が、読書にルールはないとばかり丸投げで読ませるのは、読書嫌いを生むだけのようにも思います。

    ユーザーID:2937917366

  • 明るい小説ではないけど

    別に違和感はなかった。

    高校のころ、久米正雄の「受験生の手記」?だったかな、正式な作品名は忘れたが、そのような作品と同じだと思っていた。

    むしろ、藤村の「破戒」のほうが重い小説だと思った。

    いまから読むと、「こころ」でも、友人Kの死を確認する場面もあるが、当時は、とくに陰惨というほどの感じがなかった。

    私の高校のころは、劇画ブームで、白土三平の「忍者武芸帳(帖?)」や、小説でも柴田錬三郎の「眠狂四郎」シリーズを読んでいたので、免疫ができていたのだと思う。

    漱石の話に戻るが、「こころ」を読んだ小学生(6年)がファンレターを漱石に送ってきた。そのとき、漱石は「小供がよんでためになるものじゃありませんから、およしなさい」というように返しております。(週刊現代2014.11.8号、原文は姫路文学館にあるらしい)

    小中学生くらいでしたら難しいかもしれませんが、高校生以上だったら、そんなに難解な小説ではないと思います。

    面白さからいったら「坊ちゃん」のほうがよっぽど面白いです。

    ユーザーID:5343194524

  • 短絡的ですね

    >高校生にふさわしい作品ですか。

    自分が理解できないからといって、そこまでいいますか?

    高校で読む=全員が共感できる、という単純な話ではありません。

    それに、実際の現実世界は、勧善懲悪のように善悪がはっきりしていて、誰かが助けてくれるというものではないですよ。

    だから娯楽として読むのは良いと思いますが、人間としての深みが加わるかというと違うと思います。

    「こころ」は、割りきれない複雑な事情、感情などが描かれています。

    自分がわからないからといって、即高校で読む必要があるのか?のような、単純思考に走るのっておかしいと思います。

    なんというか、うすっぺらいですよね。

    ユーザーID:4353615436

  • 私は好きですね

    「我輩は猫である」は途中で飽きちゃったし、「坊ちゃん」もそれほど好きではないですが、
    この「こころ」は名作だと思っています。

    小学校6年の時に初めて読んだときはピンと来なかった。
    高校生の時にもう一度読み直して、
    愛や性、それにまつわる犯した過ちや罪と罰、
    苦悩がひりひりと感じられて、好きな作品になりました。

    単純に楽しめる小説も好きですが、
    作家が持てる力を出し切って、命を削って書いたような、
    人間の本質に迫る文学作品も好きです。
    「こころ」はまさに、そんな感じ。
    漱石の知性、人間や時代への深い洞察、
    それらが余すところなく発揮された稀有な作品だと思っています。

    ユーザーID:8658663270

  • わかる,わかる

     夏目漱石は,全部,嫌いです.
    中学の頃,図書室丸ごと全部読んだ読書家の生徒と言われていましたが,夏目漱石だけは大嫌いでした.

    長ったらしくて,眠たくなるのです.文庫本1冊を30分で読み切ってしまう私が,眠たくて,めんど臭くて,途中で放り出すのですよ.主だけではないと思いますよ.

    殉死をテーマにしてるなら,森鴎外の方が好きです.

    ユーザーID:3260787171

  • わかります!

    本を読んで抱く感想は本当にひとそれぞれ。
    個々の感性により異なるものだと思います。
    所謂名作、傑作と評される作品であれ、
    感性に合わないものはある、と
    経験上感じています。
    人生経験は関係ないのではないかと。

    私も10代で初めて「こころ」を読んだ時
    正直さっぱりその良さが理解出来ませんでした。
    トピ主さんと同じく、「自分は若くてまだ人のこころの襞がわからないのだろうか」と思い、
    その後年を重ねる中で幾度か読み直してみました。

    でもさっぱりわかりません(笑)。
    「先生」自己中過ぎてイライラするわ。
    全部引き受けて幸せになる覚悟を持つのが友への供養では?
    だいたい奥さんかわいそ過ぎ。
    と、50代になった今も思っています。

    もちろん、「こころ」が大好きだという方のことを
    否定するつもりは毛頭ないんですけれどもね。

    ユーザーID:8301028511

  • 人それぞれで、、

    色んなタイプがあっていいと思いますよ。私はトピ主さんと同年代ですが、教科書で「こころ」を読んですぐその世界観にはまり、その後は太宰、サガンを読みまくり、映画もカンヌ・ベネチア系が好きでした。逆に言うと、王道の時代小説や人気音楽にそれほど触れなかった気がします。好みの差ってことでいいですよね。

    「こころ」が高校生にふさわしいかと訊かれたら、私は高校生だからこそ出会えて良かったと思ってます。20代半ばくらいまでの感覚・感性ってまったく今と違いますもんね。自分でいうと30前後で子育てが始まってからというもの、年々小難しい心の機微なんてものが面倒くさくなって来てますから。

    勧善懲悪、ハッピーエンド、今の世の中だからこそ読みたいですね。

    ユーザーID:0678617648

  • どんな人にもあるエゴ

    というものに、すごーく向き合った話をかかれてたような…

    学生の頃は何やらうじうじとしたしんどい内容だなぁーと、要所要所だけわかった気で感想文を仕上げたものでした。

    が、いつ頃からか年齢とともに淡々としたこの話の描写が、今まで魅力的であった他の本よりなぜかリアル感を増してきたのです。

    気が付けば、当時の作家の中で夏目漱石という人が一番身近に感じるようになってましたね。

    ユーザーID:8796960668

  • 高校生の時に高校内の図書館で借りて読みました。

    今、購入して読んでいる途中です。
    話はほとんど覚えていません。
    読んでから回答しようと思ったのですが、進まないのです。
    ただ、高校生の時に読んだ時の感想が、「読みやすい」ということもありました。
    漱石はイギリス留学していたからか、整然としていて読みやすかったと思いました。

    ユーザーID:1562792455

  • 漱石は主人公を肯定すべき対象として描いていない

    うーん。漱石、日本人にこれだけ読まれた小説家っていないと思うのだけれど。
    でも、残念ながら大多数はわかっていないのかな。漱石は主人公を肯定すべき対象として描いていないのだけれど。「坊ちゃん」がわかりやすいですよね。世間知らずなお坊ちゃん、ってバカにしている。素直に受け止めて読んでいる人が多いですが。本来、子供が読む本じゃないんです。

    海外の本でも「ドン キホーテ」とかそうですよね。あそこまであからさまに描いていても、素直に読んじゃう人っているのかなあ。

    ユーザーID:1576079909

  • 男同士の関係性で成り立つ、女性不在の物語

     私は中学1年の時に読みましたが、同時期に『ジェーン・エア』を読んでいたせいか、「どうしてお嬢さんの気持ちが描かれないの?お嬢さんはどちらが好きだったの?」と思ったものでした。

     武者小路実篤の『友情』もそうですけれど、男同士の関係性に固着して物語は突っ走り、終わる。愛欲の対象としての女性は存在しても、女性の内面や言動についての描写は薄い。

     名作と言っても、あくまでその時代の男性知識人である作者が捉えた人間像・世界観という限界を持っています。名作とされている古い作品が分からないから、人の心の奥底や、文学が分からないという訳でもないと思います。

     でも『水滸伝』や『ロビンフッド』『八犬伝』とは…、トピ主様、昔は乙女の「女性」ですよね? 一般的な女性の読書傾向ではない、面白い方ですね。
     男性群像を鑑賞するのでしょうか? それとも、ヒーローになって活躍する気分を楽しめるのでしょうか?

    ユーザーID:5790652139

  • 先に評論を読んじゃいけませんね

    私、先にうっかり橋本治の『蓮と刀』(当時出版されたばかりで)読んじゃったんです。
    そんで面白すぎてかぶれた。
    それから高校の教科書に『こころ』登場ですよ。
    別に夏休みでも何でもない時に、
    「んじゃ『こころ』の所はとばすから一週間後に感想文出せよ−四枚なー」
    って宿題が出て、読んでみたけど…教科書所載の「先生の遺書」の部分だけじゃなくて全部読んでみたけど…
    駄目、もうどう読んでも「そういう小説」としか読めない。
    クイーンの『ボヘミアン・ラプソディー』について、
    「ありゃ自分が同性愛者だっていうカムアウトの歌だよ。社会一般通念に愛されるノーマルな自分を殺した歌」
    って先に聞いてから本物の歌を聞いちゃって、
    もう「そういう歌」としてしか聞けなくなったのと似てる。
    時間も無いので仕方なくその旨書いて出したら、国語の先生兼担任に国語教科書の背表紙のカドでガンって頭叩かれた。痛かった。

    引きずらない担任で、親にチクられなかったし国語の成績にも影響せずよかったですが、
    先に評論読んじゃいけないと思ったことでした。
    でも『蓮と刀』面白かった…あ『三島由紀夫とは何者だったのか』も『小林秀雄の恵み』も。

    ユーザーID:2671197470

  • 高校卒業後の人生を示唆?仄(ほの)めかす?

    私は高校生当時、「こころ」という小説が国語の授業の教材として相応しいと思っていませんでした。

    親友を出し抜いて「お嬢さん」に告白したり、自殺をしたり。

    裏切りや、人間の嫌な部分を表現しているというか。

    私は現在、アラフィフです。

    今、改めて考えると、高校生という「半分大人・半分子供」の時期に、これからの長い人生で起こる事を「示唆」というか「仄(ほの)めかす」目的で「こころ」が教材として選ばれたのではないかと感じます。

    高校卒業後30年以上、経ちました。

    …いろんな恋愛をして来ました。

    若い頃、私が好意を寄せていた男性に対し、私の親友が私の気持ちを知りながら告白した事もありました。

    親友は振られ、私とも疎遠になりました。

    …私の周囲では職場や知人に自殺者が4人もいます。

    「こころ」のような話の内容は小説だけでなく、現実に誰にでも起こり得る事なのです。

    50年以上生きて来て改めて感じました。

    ユーザーID:0370902621

  • 年を取って分かるようになりました

     高校生の頃、どこが面白いのか分かりませんでした。
     でも、今なら「人の心の弱さや矛盾」がとても良く分かります。
     いろんなことで「がんじがらめ」になって、自分の心と常に戦いながら、それでも日々を生きていかなくてはならないなんて、人間はしんどい。

     先生にも友人にも、別の生き方はなかったのか考えてしまう今日この頃です。

    ユーザーID:3851425108

  • 「こころ」に限らず…

    トピ主さんは、「こころ」に限らず、太宰治や音楽で言えば、尾崎豊なんかも共感できない派なのではないですか?

    人の心の裏側まで深読みして、先回りして、そのことで後悔したり、悩んだり。
    駆け引きに敏感で、勝手に傷ついたりすることがなければ、いくら名作とかカリスマとか呼ばれる作品でも、共感はしなくて当たり前です。

    自分の場合は、昔の虐められ体験から、人の裏側まで観察しながら行動するようになってしまったため、見なくて良いもの、気にしなくて良いことに一々クヨクヨと悩んでしまうので、読みながら泣いたりしましたが、このような感覚と無縁なら、もっと伸び伸びと生きやすかっただろうと思います。

    心に闇はあっても、結局は、日常では殆どの人は、何事もなかったかのように伸び伸びと明るく楽しそうに振る舞うことになるのですから、この感情は厄介です。

    共感できなくても、自分を“浅い”とか卑下する必要は全くありません。
    むしろある意味、病んでいない、真っ直ぐな証拠でもあると思います。

    毎日心から笑って暮らせるなら、それに越したことはないのですから。

    ユーザーID:4975532324

  • 高校の教室で…

    すみません、レスが2回に分かれてしまいましたが、私も高校の授業中「こころ」を題材にクラスで話し合いをしました。

     初っ端からフェミニスト書評的な発言をぶちかましたのは山川菊栄に因んで「菊枝」と名付けられた私。

    「振られて自殺するなんて情けない。辛くても『自分も好きなんだ』と友人に告げ、正々堂々とお嬢さんに求愛し選んで貰うのがが正しい『雄』のあり方。」と、生物学系の研究者が夢の男子学生。

    「自殺者が出た家屋は事故物件になる。親兄弟の悲しみや、周りの人間の迷惑に考えが至らないなんて幼い」と不動産業の親を持つ男子学生。

     とどめは、当時連載中だった妖怪退治物の少年漫画の登場人物を持ち出した女子学生で、「恋愛至上ではなく、良好な友人関係性を保つことを優先する選択もありだと思う」と述べ…。

     先生まで「あら、最近の少年漫画はちゃんと女の子の気持ちを描くのねぇ」とコメントしたため、話は、その漫画に登場する活発で勝気な女の子と、おっとりとして優しい女の子(二人ともとても可愛い)のどちらが好みかになった所で授業時間終了。

     今思うと変な学生達でした。


     

    ユーザーID:5790652139

  • 高校で習いました。

    感想文の宿題を出されましたが、書けませんでした。Kの苦悩が分かり過ぎて、そのためかえって書けませんでした。

    ユーザーID:2827911324

  • 私は、ショーゲキだったなあ。すごい復讐劇だ、と。

    感想は好き勝手で良い。

    つまらない、なら、それで読まなきゃ良い。

    私は高校生のとき読み、うわあーと思いましたね。

    苦しみを与えるため、自殺したんだ。

    だから、こころ、というタイトルか、と。

    その後、10年くらいして、読んだ記事に、

    自殺する人の目的の多くが、原因となった人を苦しませる
    ため。人を死に追いやったことに懺悔し後悔させるため。
    ところが、その原因となった人は、自分が死に追いやったと
    いう自覚はないため、反省や後悔もない、というのがほとんど。
    つまり、自殺の目的がはたせない、無駄死に。

    Kは先生の性格をよく知っているうえで行動したの
    でしょう、

    ユーザーID:0865160234

  • 「こころ」が感想文ってきついですね


    私は高校3年生の現代文で「こころ」と出会いました。

    興味を持ち、「こころ」の文庫本を買いました。

    大人になり、子どもを育てている今読み返しても、読みきれません。

    先生にイライラしてくる。何この卑怯者という思いしか持てないです。

    先生の人間性が最低すぎて、呆れます。

    「こころ」をアニメにした番組を観ましたが、観なきゃよかった。

    ますます落ちました。

    高校生に「こころ」は、必要なんでしょうかね?私も疑問を感じます。

    ユーザーID:3862592936

  • 理想と現実のギャップ

    ここでのレスでも結構いらっしゃいますが、私もこの課題図書をきっかけに純文にハマったくちです。
    多感な時にこそ、ビタッとハマる話ではないでしょうか?
    自分が良しとする潔い理想像と現実の自分の浅ましさとの間で揺れ、焦燥感を感じる。
    何を選択して何を捨てるのか、そこに後悔は無いのか、真の答えはあるのか…。
    自分の中で言葉では表せないモヤモヤしたものが、何となく形を表して文章となって出てきたような衝撃。
    見たくない自分を見せつけられたような嫌な気持ちと妙な安堵感。

    確か高校1年の時に文庫を買って読みましたが、本当に変な汗をかきながら一気に読んだ事を覚えています。
    人間のズルさとか奥深くに眠る打算って、怖いもの見たさなのかついつい蓋を開けて見たい衝動に駆られてしまう。

    ありがちですが、そこからやはり太宰や三島文学を読み漁り、「うーん、こっちは肌に合わないな…」と思っていましたが、その後大江健三郎さんにハマりました。
    私は人間の素晴らしいさよりも、どうしようもない愚かな部分を書いている作品が好きなようです。

    水滸伝も好きですが、ゲームをしているような感覚に近いかも。

    ユーザーID:8382234450

  • トピ主です

    3が日様々なレスをじっくり読ませていただきました。
    ありがとうございました。

    「こころ」の需要度は結構両極端なのですね。
    拒否反応を示す人もいる反面すっかり虜になった人もいる。
    どちらにしても印象深い小説なので、これから人生を歩むことになる高校生には適した教材なのかもしれません。
    登場人物が大学生だからそれほど世代も違いませんしね。

    今さら「こころ」が気になりだしたのは自分が年取ってきたからでしょう。
    若いころはとにかく「正義は勝つ」「不撓不屈のチャレンジ」みたいなのが好きでした。
    いえ、今でも好きですが。

    こういう小説はテーマが単純明快で、何が言いたいか考えることがないのです。
    正義は絶対的正義であって、敵から見れば悪だとか考えなくてもいいのです。
    でも年取ってくるとちょっと違う視点でものを考え出すといいますか、うまく言えませんが。

    それで「こころ」のような心理的葛藤を描いた小説とか愛の素晴らしさを描いた小説にチャレンジしてみるのですが続かないんですよね。
    そのあげく小町にヘルプ出しました。

    蛇足ですが、私はアクティブでもなければ男性っぽいキャラでもなくむしろ逆です。

    ユーザーID:6786331806

  • トピ主のコメント(2件)全て見る
  • 読むも読まないも自由なのですが

    大人のことなので読む本くらい好き勝手で構わないように思うのですが、もしも作品世界を改めて理解したいとお思いなのであれば、武者小路実篤「友情」との読み比べというのは如何でしょうか。

    親友どうしである二人の男性が同じ一人の女性に恋をして…というシチュエーションがそれぞれでどう動いていくか。
    武者小路としても「友情」を、先行の漱石「こころ」を念頭におきつつ執筆したらしいです。

    ユーザーID:6062703683

  • すみません!

    最初にレスしたものです。
    グレングールドが好きなのは「草枕」でした!

    「こころ」は他のひとのレスを見て思い出しました。
    読んだことあります。
    でもあまり印象に残らなかったような・・

    登場人物の女性が小悪魔的な性格だったような気がしますが、よく覚えてないです。

    読む観点がずれているのでしょうか。この小説が好きだという人のレスをよく読んでみます。

    ユーザーID:3474775118

  • 「こころ」の中では「先生と遺書」が

    「こころ」が高校の教科書に載るような有名作品で
    あることは知っていましたが、団塊Jrの自分の時には
    載っておらず、気になりつつもここ10年位で読みました。

    「こころ」は三章編成ですが、
    特に高校の教科書に載っていた(と思う)
    「先生と遺書」は他の2章と比べるとストーリーライン
    というか起承転結が明確でわかりやすく
    この中では高校生でも読みやすいといえると思います。

    トピ主さんには多少日本の文豪の文学というよりは
    コメディ的にも思いますが、「三四郎」や
    「坊ちゃん」は冒険譚的で読みやすいのでは。

    >「こころ」の良さ
    「こころ」は後期三部作の最後の作品と言われますが
    これ以上後の作品では疑心暗鬼で誰も信頼できず
    みんな敵というような話で読むのしんどく(道草と明暗だけ?)
    「先生と遺書」以外の2章の「私」と「先生」の
    信頼関係(?)は小説の粋を極めるといえるような描写と思います(個人的には)。

    ところでなぜトピ主さんは
    >「こころ」は間違いなく名作だと
    思ったのでしょうか。
    「教科書に載るような作品だから」という現実に釣られて?
    ご自身なりの評価ポイントがあったのでしょうか。

    ユーザーID:6574814950

  • 漱石だけは部分なんですよね〜。

    2度目です。

    芥川も鴎外も短編作家だから丸ごと教科書に載るわけですが。
    漱石は長編が主力です。しかも成長型の作家だら初期の短編でお茶を濁すわけに行かない。やっぱりイイトコを読ませようと編纂者も思うわけです。
    すると断片になる。ちょっと座りが悪いけど。

    「水滸伝」とかは畢竟、戦争ゴッコであり陣取りゲームなんです。その中にドラマがある。

    プラトンに「国家」ってあるでしょう?
    理想国家がテーマだから全10章のうち2〜9章は国家の構成員たる市民の子供の教育を論じ、最後の10章は死んだ魂が生まれ変わりのクジ引きをする霊界が舞台ですが、最初の第1章では「正義」について討論する。
    中にやっぱり「味方に益して敵を害するのが正義だ」という意見が出てくる。まさに「水滸伝」はそちら側です。
    ソクラテスはむろん納得しない。正義を利害損得の下に置いてるわけですから。
    正義が意味を持つのはそこに絶対の価値観があるからで、むしろ正義が人間の目的にならなければ嘘でしょう。
    いわば「こころ」はここから始まっている。作品の居住地が違うのです。

    人生を模索する日常生活の予行演習になるから「安心する」人もいるのです。

    ユーザーID:6256467400

  • よくある話

     よくある三角関係にありがちな構造を書いている。

     1)実は男2人の物語であって、女性登場人物の描写や気持ち人物像は魅力を持って伝わらない。Objectifyされている。
     2)大体、自信がないほうが自信のあるほうから奪うことに躍起になる。奪うことによって自己の価値がその人より上となる錯覚を持てるから。もしくはその人に自分という存在を認めさせることができるのではと考えている。
     3)恋愛は人間の要素のいろんなものが絡むために、それで負けるとダメージを受ける。しかし現実問題としてそれでは命がいくつあっても足りない。
     
     私の人生は「こころ」の連続です。友達に彼氏を奪われ、デート中の男と結婚され、男性との関わりを断絶させられる。男性と関わった時期よりその女友達との歴史のほうが断然長いことが多い。男が少し足りない人物であることが多い。しかも全員、私が自分より下だと思っちゃってた女性。
     
     

    ユーザーID:7625603355

  • 「水滸伝」との対比はわかりやすくていいですが。

    3度目です。

    損得の勝ち負け式で行くなら先手必勝で勝利した先生はメデタシメデタシとなる。
    そうは行かないから「人間」なのです。

    ところで「こころ」は暗いと「坊ちゃん」を推す人が多いですね。
    私事で恐縮ですが「坊ちゃん」でつっかえたんです。友達は面白いというんだが、冒頭の一項だけで豪傑趣味みたいなイヤラシサを感じてしまって数年間、積ん読になってました。回り道して再挑戦したら短いからすぐ読めましたが。
    後で知ったが、明治になって人はやたらと複雑なものを崇拝する、それが気に食わないからあえて単純な人間を描いた、そう漱石が書いていて、それなら…と納得できました。

    漱石のタイトルが上手いというレスは新鮮ですね。たしかに「それから」なんか、いいと思いますが。
    一般には昔から漱石はネーミングに無頓着な作家の代表になっていますから、この感想は先入観がなくて面白いと思います。

    ユーザーID:6256467400

  • 教科書で読んだ方が多いようなので。

    そんなことはとっくにわかっている方も多いとは思いますが。念のため。

    教科書に載っているのはごく一部であり、「こころ」の全編ではありません。
    「こころ」は3部構成になっています。「先生と私」「両親と私」「先生と遺書」です。
    教科書に載っているのは、その「先生と遺書」のしかも一部です。

    全編読んでない方は、全部読むことをお勧めします。
    先生について、身勝手な男と思う方、この作品について疑問な方は、
    最後のほうに「先生」が自殺を決意して、「明治の精神」に殉じようとするところまで、
    お読みください。「明治の精神」とは何なのか、ぜひ考えてみるべきだと思います。
    明治の精神という言葉に大きな意味が込められていると考えています。

    漱石が投げかけた問題は現在にも通じていると思うのですけれど。

    ユーザーID:7807717226

  • Nanaさんのレスにピタッと来た

    50代男です。
    高校時代にこころを読んで感動しました。精神の高尚さというかなんというか。よく分かんないですが。
    調べて見ると、1914年ですね。大雑把にいって、書かれてから60年たってから読み、それから、40年経ったことになります。
    読んだときはすごい遠い時代の話と思いましたが、案外明治は近いというか、昭和が遠いというか。
    このトピを見ながら、ふと、この奥さんからの視点ではどうかなとかチラッと考えていて、ひょっとして、
    いちいち死ぬなよ。とか思ってたりして、というところでnanaさんのレスを見て、これかっと。
    後、先生が小町を読んでて、東大生2人、どっちが将来性ありますか?とかの投稿読んでたら自殺してたかな?とかいろいろ考えさせられます。

    ユーザーID:3621525846

  • 相応しいと言って良い

    どんな名作であっても教科書に載って強制的に読まされれば、批判や嫌悪の対象になるのは避けられません。
    全員が好むor感動する作品なんてあり得ない。
    ”こころより相応しい作品”を主さんが挙げても必ず反対意見が来ます。
    故に、反語的ですがタイトル通り。

    むしろ、感受性豊かな高校時代にああいう強烈な作品を読んで反発したりのめり込んだりするのは良い刺激になると思います。
    ”こころ”が漱石or他の作家への入口になって、文学の世界に入って行くのです。

    私は六十代ですが、同年代の友人との昔話に出易いのが”こころ”です。ずっと心に残りますからね。
    音楽でもTVドラマでも、家族の話でも、全員共通の話題なんてそうそうありません。
    ”こころ”の感想合戦をしながら青春の思い出に浸るのも楽しいものです。

    なお、漱石より大分長生きした私には,”こころ”の”先生”は青臭さくて可愛く見えます。
    あんなに真っすぐ深く悩んで自殺までするのは若者のすること。
    私としては、高校時代に読んでちょうど良かったと思います。

    ユーザーID:7988681003

  • 私は好きですよ

    好きな小説のうちの一つです。

    先生は両親を亡くした後、信頼していた叔父に財産をごまかされて

    人を信用しなくなった。

    でも、まともであると思っていた自分も、Kを裏切ってしまった。

    自分も叔父と同じなんだと、わかった時の思い...

    最後は死を選んだ先生は、潔癖なゆえの弱さを持った人だったと思います。

    好みもありますが、高校生でもこの苦しみは分かるのでは。

    ぜひ読んで欲しい作品の一つだと思います。

    ユーザーID:1394282302

  • 最近、もの考えるのが億劫で・・・

    あら、もう主さん満足しておわったかな?

    私は、皆さんみたいに深く読み、考えたりはできないので大したレスではない
    ですが〜・・・

    高校の現代文の教材として触れました。
    現代文を担当する教員も、この手の物はお好きだったようで、嬉々として
    生徒たちに感想文、というか、推察文でしょうかね?そんなものを書かせて
    いました。

    特に大筋で「これは漱石のこういう考えが表れていて、こうだ!」っていうのは
    なかったですね。
    各生徒で味わい、見出して、他人の視点を知るような扱いでした。

    高校生の経験や知識の中からの推察ですから、まあたかが知れてましたし、
    最も優秀とされたものは、いかにも模範的な文章でしたが・・・

    粗削りながらも、教員が評価した文章は、Kが禅に傾倒していたこと。ここから
    Kの自殺を推察したものでした。Kは煩悩の数だけある数珠を、いつもエンドレスで
    数えていましたね・・・

    そう考えると、主人公&お嬢さんは俗っぽい視点で一生悩むわけですね・・・

    漱石の宗教観とか知らないし、遠藤周作を読んだ時のようにもっと調べれば
    いいんだけど。

    ユーザーID:2710965290

  • けれども文豪だと思う

    好き嫌いは誰にでもあると思います。
    わは漱石よりも芥川のほうに衝撃を受けました。

    高校生のとき、「こころ」を読んで
    どうしてこれが名作なのかわからなかった。

    大人になった今、作品自体に深い洞察力を感じます。
    作品によって、その感じ方には違いがあります。
    「明暗」が一番漱石の表す心情として大作だと思います。

    ユーザーID:6868613133

  • 人間のあるべき姿が分かってる

    なのにそれをする事が出来ない人間の弱さに
    共感するのだと思いますが。

    共通の愛する人がいて友人の気持ちが分かっていれば
    自分の気持ちは伏せる覚悟を一旦はする。

    でも所詮人間は自分が一番可愛いですから
    友人を裏切って愛する人を手に入れる。

    時代が変わっても変わらない自我というものとの闘い。

    我欲に勝てない人間の性というものに共感し
    心が捕らわれるのだと思っていましたが。

    面白さが分からないと言う方はその様な自分の心の持つ醜い
    我欲に悩まされた事のない方なのかもしれませんね。

    人間の持つ原罪の様なもの全ての問題は
    そこから発生してると思いますが・・・。

    ユーザーID:9114949155

  • その時の心の状態でいかようにも読める

    それが「こころ」の真髄なのかも…、とここで様々なレスを読んで、改めて思いました。
    心に響く人もいれば、拒否反応を示す人もいる。
    それがいい悪いとかじゃなくて、それも読者の心の有りようなのだと思います。

    私は、「こころ」の主題は、人は皆、自分の心を本当に理解しているわけではない、ということだと思いました。

    Kは恋愛に心動かされ信念を揺らがせてしまった自分が許せなかったわけですが、
    恋に心動かされるのは人の心の自然な有りさまだと思うし、
    お嬢さんが先生とKをちょっと両天秤にかけるような行動に出たのも、それも自然な人の心の有りようだと思います。
    そして先生もどちらかと言うと、当時はお嬢さんよりKの方が好きだったんじゃないかな。
    そういうことって同性愛じゃなくてもあると思います。
    その自分の真実の心に気付かないまま、その深層心理が突き動かす無意識のエゴで行動して、
    大切な人を死なせ、そこで初めて気付いたんじゃないでしょうか。自分の心の恐ろしさに。

    ユーザーID:8658663270

  • 長くなったので続きです

    今回のこの投稿を機会にググってみたら、「先生はゲイ」説も発見しました。
    確かに先生が自殺した理由として、それは妥当かもしれません。
    私が読んだ高校生の当時には今ほど第三の性が一般的ではなかったし、思いも寄らなかったことですが。

    先生が、Kが自殺した当時には気がつかなかったとしても、
    それからしばらくして自分がゲイだということに気付いたのだとしたら、その苦悩は相当なものだと思いました。
    これも、自分の心の真の有りどころを当の本人ですらなかなか気付くことができない、ということを表しているのだと思います。

    今回のこの投稿をきっかけにまた改めて漱石を読み直したいと思いました。
    トピ主さん、ありがとうございました。

    ユーザーID:8658663270

  • 私も高校の頃に初めて読みました

    授業ではなく、すすめられて読んだのですが…
    それまで、ファンタジーしか読んだことがなくて
    四苦八苦しながら、なんとか読み終えました。
    だいぶ根気がいりました。

    個人差はあると思うけど、
    自分が高校生で読んだ時には難しいと思いましたよ。

    でも、その数年後には
    夏目漱石にハマってほかの作品も全て読んでました。
    「こころ」も、あらためて読みなおしましたが
    二度目にはスラっとと読めましたよ。
    「こころ」は正直言ってあまり好きな作品ではないです。
    でも今の自分が読んだら、また違った印象を受けるかもしれないです。
    それが読書の面白いところだと思いました。

    ユーザーID:5010269083

  • うーん

    ちょっと、横になりますが、主さんのレス、

    >こういう小説はテーマが単純明快で、何が言いたいか考えることがないのです。
    正義は絶対的正義であって、敵から見れば悪だとか考えなくてもいいのです。

    を読んで、たしかにこういう考え方だと「こころ」は理解しにくいかもと思いました。
    絶対的正義などこの世にありません。
    絶対的正義があると信じてらっしゃることを否定はしませんが。

    ユーザーID:2643998726

  • マチコさんが正解

    高校が夏目漱石が教鞭をとった高校で詳しく習いました。が!大半は忘れてしまいました。ネットで検索してもでてくると思うのですが、3部作は、自己実現をめざすが、現実と理想の自分のはざまにゆれて、結局敗れていく?すがただったかな。
    そこで諦念を感じ、その次の明暗になり、自我の超克をめざしていくと教えられたような。
    まだたくさんの意見はあると思いますが、高校の問題集にのってるこころの正解はこのあたりです。

    ユーザーID:7721997011

  • ネタバレ トピをみて懐かしくなり全文を読んでみました

    全文を読んで見ると、もともと神経衰弱気味のKが
    全く行く場所がない状況で親友(先生)に救われ部屋を間借りし

    そこで好きになったお嬢さんと親友の結婚を知って自殺するお話です。

    何にも持っていない、しかし優秀なKを
    何でも持っている裕福な先生(親友)が嫉妬心から脅威と感じて
    ついには裏切ってしまう悲しいお話です。

    「お祝いの品を贈りたいが自分にはお金がない」という奥さんへのKの最後の言葉で涙が出ました。

     あぁ、結婚を知り、とうとう本当に居場所がなくなったんだなと思いました。

     Kには幼い頃から母親がおらず、家族である神主の父がKを養子に出したという設定もあり、
    幼少から甘えられる人おらず、捨てられた記憶を持つ人間の弱さが悪い形で出てしまうお話でもあります。

     作者の漱石も養子に出されています、お話の中の様々な登場人物の思いは漱石の人生が反映されたものであると思いました。

     しかし、お話としてこれで良いのかも知れませんが、先生が生涯働かずに終わった事は不満で、正直働いて何か人の役に立って欲しかったです。(ニートなのに何故か先生と呼ばれるのも謎)

    ユーザーID:0631237227

  • きらりさん、私もこのKという人物が痛々しくて

    Kは生きていく土台が無かったのだと思います。
    彼は精神的向上をめざし日々精進に邁進するのですが、果たしてそれが彼の理想的生き方だったか、それも怪しいと思うのです。
    本当は人間的愛情を欲していたのです。母を亡くし、姉に去られ、父に捨てられたKの最後の愛情をお嬢さんに託したのです。
    『精神的向上心のないものは馬鹿だ』
    これは、実は父親に向けられたものではなかったかと思います。
    一つ訂正させて頂くと、Kの父は真宗の僧侶です。Kの母亡き後、早々に後妻をめとったことへの嫌悪の情が、極端な禁欲主義へ向かわせ、行動で父を否定していたのでは。
    Kは死んだ後すら郷里へ迎えられませんでした。捨てられた墓を参る先生は、墓参を重ねる毎に自身も世を捨てたのか世に捨てられたのか、孤独を深めたのだと思います。

    Kの遺書に『もっと早くこうすべきだった』のような言葉があります。
    もっと早くとは、何時なのか?
    お嬢さんを好きになった時?もっと早く勘当され時?
    時間を辿っていくと、私はもっと早く、母を亡くした時まで遡ってしまいます。死のうとする時って、産まれてきたこと自体が間違いだったような気がしています。

    ユーザーID:1116414931

  • 私は大好きです

    簡潔に言えば、心の葛藤を描いているのだと思います。

    前半は謎めいた先生の言動に「僕」とともに惹かれ
    後半は隠された真実に衝撃を受ける


    私はこういう人の闇、心の葛藤を描くものが大好きなのですが、勧善懲悪愉快痛快物語が好きな人はそれは面白くないでしょうね。

    ちなみに私は坊ちゃんの面白さがさっぱりわかりません。

    ユーザーID:5303719307

  • こころ、映画版をお勧めします。

    私は原作を20代で読んだ際には、やはり今一つでした。
     その後、市川崑監督のもの、(1955年)新藤兼人監督のもの(1973年)を観て、理解が深まりました。
     nana様、50代男様のお感じのように、主人公の感慨よりも、この下宿先の奥様とお嬢さんのしたたかさ、がよく演出されています。さすが名監督!読みは深いです。
     ゲイ説も、今は、ゲイのお友達が周囲におりまして、彼らの細やかな心情や、嫉妬心など、なんとなくわかるようになり、人生は面白い。
     ちなみに昔、加山雄三(60代の頃)がテレビ番組の中で、漱石や太宰は読んだことが無いと、明るく言ったのが印象的でした。
     加山雄三は現在80歳で、若々しく、人生を謳歌されてるようですが、何か、薄いものを其の笑顔に感じるのは、私が皮肉屋さんだからかしら?嫌いな俳優ではないですが!
     

    ユーザーID:5222406256

  • ありがとうございました

    いろいろな感性をお持ちの方々のレスを楽しく読ませていただきました。
    私にとって「こころ」は異次元の存在ですが、感銘を受けた人も本当に多いのですね。
    もう一度チャレンジしてみるのもいいかもしれません。

    ユーザーID:6786331806

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