もう五十年ほど前になります。私は当時まだ高校生。
学校を終えて家のある、井の頭線の駅に着きました。
のどかな昼下がり。
電車を降りて、駅のほうに歩き始めました。私の前には、初老の小柄なご婦人があるいています。
電車がゆっくりと吉祥寺に向かって走り始めました。と。。。私の目の前でそのご婦人が、消えてしまいました。
たぶん電車の連結器の間に落ちてしまったと思われます。あまりの驚きに子供だった私は、後から来る人たちに、電車を指さして、人が落ちちゃった!!というばかり、
皆私を見つめ、いったい何この子は言っているんだ、、と怪訝な顔で見られるばかり。。
そのうちに、電車の下からか弱い女性の声が、、助けてください。。と聞こえてきて、やっと駅員さんも気が付いてくださり、電車が去ったあと無事にご婦人を助けることができました。
今でも忘れません。そのご婦人の言った一言。あ〜あ 怖かった。
五十年たった今でもその衝撃と、何かのんきな一言が忘れられません。
皆様も何か、こういった忘れられない、経験おありですか?
お聞かせください。
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