先日、祖父が亡くなりました。
ずっと元気だったのに、あれよあれよと体調が悪くなり、
気づけば意識があるのかないのか分からない状態に。
手を握れば優しく、力強く握り返してくれていた3日後の朝、
帰らぬ人となってしまいました。
100歳まで生きてくれると思っていました。
足腰も丈夫で食欲も旺盛な祖父でした。
祖父と出身が同じ彼と私との結婚を、本当に喜んでくれました。
ひ孫は見せられませんでした。
祖父の死を受け入れがたく、現実なのか分からないような気持ちで
葬儀を迎えました。
葬儀屋さんが、祖父の体、顔をきれいにしてくれました。
親族に配慮した言葉遣いに別の涙が出そうでした。
葬儀の最後、棺桶をいよいよ閉めるとき、
葬儀屋さんがスナック菓子、かりんとう、チョコレートを
紙皿に乗せて持って来てくれました。
妹が祖父の好物の絵を描いて、棺桶の上にずっと置いてあったのです。
それを見て、買っておいてくださったとのことでした。
毎日毎日誰かが亡くなります。
葬儀屋さんにとっては珍しくない葬式だったでしょう。
それなのにこんなに気を遣っていただき、プロ意識に感動し、
本当に嬉しく思いました。
葬儀屋さん、ありがとうございました。
私もそのプロ意識を見習い、仕事を頑張ります。
おじいちゃんも、今ごろどこかへ向かいながら
好きなお菓子をポリポリ食べていると思います。
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