仏教では、こころは十界に分けられます。
地獄界(苦しくて仕方ない状態)、餓鬼界(欲望で一杯な状態)、
畜生界(弱い物には強く、強い物には媚びへつらう、動物みたいな境涯)、
修羅界(イライラする、自分は他に勝っているという心、傲慢)、
人界(平らかな、普通の状態)、天界(うれしい!楽しい!といった状態)、
声聞界(物事の本質を聞いて、納得する状態)、
縁覚界(物事の本質の一部を悟った瞬間、例:数学の問題がわかったとき)、
菩薩界(とっさに人のために尽くす状態)、
そして、仏界(どんな状態にあっても幸福を感じられる境涯)。
地獄から天界までを、六道といいます。
六道輪廻、といって、通常の生活は、この六道を行ったり来たり、
という感じです。
そんなふうに、人の心は、「瞬間瞬間、めまぐるしく変わる」ものだと思います。
そのこころの「一瞬」を捉えて、くよくよ分析するよりも、
たとえ、自分で自分が嫌になることがあったとしても、
ふと自身をみつめたとき、そう思い立ったときに、
くよくよせずに、「よし!今日もがんばろう!」
「少しでも楽しく、前へ、前へ!元気にがんばろう!」
と、自分で自分を鼓舞してあげてください。
自他ともの笑顔を大切に、今居る場所で、
目の前の人を励ましてあげる人になろう!と決めていけば、
次第に、自分のなすべきことがわかってくる気がします。
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