今更ながらの話題で恐縮です。
たまに思い出してしまう曲です。
思い出し始めるといつまでも頭を去らなくなる。
歌詞をもう一度よく読みたいと思ってネットを開くと、作詞・作曲 桑田佳祐と書いてあるのが目に入ります。一人で、どうしてこんなに歌詞もメロディーも優れた曲を作れるのでしょうか。
びっくりする素晴らしい才能というしかありません。
歌詞も全部良いのですが、特に「青空は哀しい空…」の箇所など、ぱあっと光景が浮かんで切なくなるようです。
もとより、戦争に出て行った若者をテーマにした映画の主題歌になったもので、彼らの心情がどの部分にもちりばめられているよう。
急に話を変えるようで申し訳ありませんが、人間は理性的に生きようとすべき存在だと最近本で読んだりして、そんなことから音楽も含めた趣味もまあ自分の感覚を喜ばすものに「過ぎない」と捉えようとしていました。
でもやっぱり優れた音楽には自分が文字通り、吹っ飛ばされそうになる思いがし、聴いている間やその後は、しばらくの間ぼーっとしてしまう状態から抜け出せません。
この「蛍」にしても、聴いているうちに、自分一人の存在があっという間にちっぽけなものに感じられてきます。
我々の素晴らしい、煌めくような財産となるような曲、桑田さんにありがとうと言いたいです。
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