五十代、女性です。
随分昔の話になり、愚痴になりますが、お付き合い下さい。
私は親元を離れて大学に通い、そのままその地域で就職する予定でした。
第一希望の会社に内定も頂き、たいへん喜んでおりました。
ところが、そんな矢先、いきなり両親が私の下宿にやってきて、特に母が鬼気迫る
といった様子で何が何でも地元に帰れ、と言うのです。
母方の伯父の経営する会社が危ない、帰ってきて少しでも助けて、と言ったり、
それでもうんと言わないと、「あぁ、心臓が苦しい。」などと半ばヒステリー状態に。
( 会社が危ないというのは作り話しでした )
私はひとり娘ですが、親とは本音を話せるような関係ではありません。
それどころか、父などは一時期毎晩酔っては私に「母親に似て神経質でろくでもない。」
と暴言をはき続け、母も私を気遣うことなど皆無でした。
学校で、一生忘れないというほど酷いイジメに遭った時にも、母は私をかばうどころか
酷い言葉を投げつけました。
母は自分の仕事一筋の人で、私など二の次という様子だったのに、必死に私を連れ戻しに
きたことが、ずっと不思議でした。親元を離れて進学する際に、これでもう地元には帰らない
というのがお互いの認識でした。
ただ、タイミング悪く親戚の不幸も重なったりして、不本意ながら私は親元に帰って就職しました。
そして、最近あの頃の母とまさに同年齢になり、やっと気づいたことがあります。
傍目からは若そうに見えていた母も、私が大学に通う4年の間に、ふと老後のことなどを
考えるようになったのだと。
母は年老いてますます無神経な言動が増え、イライラすることばかりです。
こんな田舎に帰ったため、私自身の子供は都会に出て、私は一人きり。(夫とは死別)
両親は結局、強引に私という介護要員を確保したのだ、と思うとやりきれません。
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