日本人駐在の多い某国の空港イミグレーションで起きたことです。
単身赴任の夫が怪我をしたため急遽飛行機に乗り、
混雑するイミグレに30分ほど並んで窓口まであとちょっと、というところでした。
突然、空港職員から「日本人か?」と言われ「はい」とこたえたところ、
なぜか年配のご婦人(日本人)が勢いよく現れ
「あのね、一緒に来た主人とはぐれちゃって、あなた、館内で放送かけていただけないかしら?」
と、ニコニコと早口でまくしたてられました。
正直、海外空港で迷子の大人を館内放送で呼び出すなんて全く想定外のことで、一瞬あっけにとられてしまいました。
(飛行機に乗る前の段階で放送を掛けられるのは普通と思いますが、まず一般人はやらないと思います。)
しかも、イミグレを抜けたら次は荷物受取レーンに行くだけの場所です。
そこで待てばいいだけの話ではないかとも思いました。
もう子育ても終えられたような立派な大人が、海外空港で連れとはぐれた場合を想定していないことにも驚きました。
あと数人でイミグレを通過できる位置で、一刻も早く夫の見舞いに行きたかった私としてはお断りしましたが、
ちらっと振り返ったところ、その後も他に日本人女性を探している様子でした。
正直、私も海外経験は少なく、一人で海外空港に降り立ったのもその時が初めて不安な気持ちは理解できました。
ただ、夫のために急いでおり手助けする余裕はありませんでした。
数カ月たって落ち着いてはいますが、いまだに
「そんなことで館内放送かけるって、普通のことなのかな?」とびっくりたこと、
とはいえ、確かに海外で家族とはぐれたら心配するであろうこともわかるし、
でもやっぱり大人同士なら事前に決めとけばいいんじゃないかとも思ったり・・・・・・。
助けてあげられなかったのは悪かったなあと、もやもやしています。
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