作物と農作物の読み方

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  • 「もつ」は呉音(ごおん)

    漢字には音読みと訓読みがあるのはご存知かと思いますが、
    音読みには、じつは3つの種類があります。
    ざっくり説明します。ざっくりです。

    いちばん古いのが「呉音(ごおん)」です。
    奈良時代に仏教用語や政治用語として輸入されました。
    「もつ」の読みで知られた例としては「宝物(ほうもつ」です。
    ただのたからものではなく、古いお寺に収められた昔の中国から伝来した古い美術品や宝石です。
    「さくもつ」というのもこの時期に伝わった単語なのです。
    ちなみに「臓物(ぞうもつ)」も呉音です。基礎医学もこの時期伝わりました。

    「呉音」と呼ばれるので古代中国の呉の国で使われた音のように思えますが、
    なんとなく日本でそう呼んだだけで正確には呉の国の言葉ではありません。

    次に古いのが「漢音(かんおん)」です。
    「漢字」という単語と同じ文字「漢」が使われているのでおわかりのように、最もポピュラーな音読みがこれです。
    平安時代に、仏教以外にも様々な道具や漢詩文などが輸入されると共に定着しました。
    呉音と漢音は混在して使われます。「経典(けいてん・きょうてん)」などです。

    これも、べつに昔の漢の国の発音というわけではありません。

    いちばん新しいのが「唐音(とうおん、またはとういん)」です。
    これもじっさいは唐が滅びた後、漢民族以外の国家、元とか清とか、そういう国家の使った読みが輸入されたものです。
    なので発音がかなり違います。
    「饅頭(まんじゅう)」「行灯(あんどん)」などがそれです。

    で、「さくもつ」はそれ自体が古い単語なので「さくもつ」と読みます。
    「農作物」は、「農作」という新しい単語と「物」をくっつけた、かなり新しい単語です。
    新しい単語には標準的な読みである「漢音」を使いますので「のうさくぶつ」と読みます。

    というように、ことばの歴史が違うので読み方も違うのです。

    ユーザーID:2429957169

  • レスが分かりやすく面白い

    トピ主のように、普段何気に思った疑問に思ってました。

    レス読んで、感動〜
    めっちゃ分かりやすく、面白かったです!!

    カナカナさん
    ひろさん

    ありがとうございます!!

    ユーザーID:5185547293

  • ひろさん すごい

    正直、今まで疑問に思ったこともなかったけど、『さくもつ』と『のうさくぶつ』みたいに一字違うだけで、読み方が変わる言葉ありますね。
    ひろさんの解答レスが分かりやすくて感心しました。

    ユーザーID:3045401073

  • 勉強になりました!

    トピ主さん、ひろさん、皆さん、ありがとうございます。普段は何気無しに使っていた漢字の熟語でしたが、そう言えば忘れてましたが、昔、中学生頃?国語の授業で音読みが3つある話を習った気が。。でも当時は内容にあまり興味が無く、すっかり忘れていました。なので、そう改めて考えると熟語って面白いですね。これからは熟語を使う時に、この事を思い出します。

    ユーザーID:3571766628

  • 成り立ち

    作物はさくもつと読む。
    だけど、農作物はのうさくぶつと読む。
    成り立ちが「農・さくもつ」ではなく「農作・ブツ」だからでしょうね。
    荷物はにもつ、と読みますが、出荷物は「出・にもつ」じゃなく、「出荷・ブツ」と読むのと同じ理屈では。
    言葉の成り立ち、意味が切れてるところを混同しないようにすればいいと思います。

    ユーザーID:5700604953

  • 言葉の区切り

    農業の作物ととらえて「農・作物」と区切って読むと『のうさくもつ』 となりますよね。

    でも、本来は農作の物の意味なので「農作・物」と区切って読むから『のうさくぶつ』 となるのだと思います。

    例えば、「建造物、提出物、著作物」なども、全て2字と1字の区切りで『ぶつ』ですよね。

    ただし農作物に関しては多くの辞書で「のうさくもつ、とも。」と書かれているので、他の『○○物』と異なり、許容された読み方として定着しているのだと思います。

    ユーザーID:3653805768

  • 「のうさくもつ」って、言いますよ

    「のうさくぶつ」「のうさくもつ」

    両方、使うような気がして「農作物」を辞書で調べたら、両方とも載ってましたよ。

    ユーザーID:0881890240

  • レスします

    小学生の時に習ったでしょ?重箱読み(じゅうばこよみ)湯桶読み (ゆとうよみ)。

    ユーザーID:1009267247

  • よくわかりました スゴイ!

    まずは ひろさん、わかりやすい解説をありがとうございました。

    呉音、漢音、唐音は初めて知りました。無知の知です。

    農作物をのうさくもつと読んでもまちがいではなさそうですね。自分はなぜだかさくもつと言う方が好きです。

    もそもそさん、マスクマンさん、感激!!さん、るーみーさん、通りすがりさん、雪だるまさん、匿名さんも貴重なお時間を頂き、ありがとうございました。

    ユーザーID:1171795634

  • 「のうさくもつ」も普通に使います

    私は農業に関係する仕事をしていますが
    ノウサクブツ、とはあまり言いません。

    ノウサクモツって言うことがほとんどです。

    他にも、飼料作物(牧草やトウモロコシなど動物の餌になる作物)は、シリョウサクモツ

    園芸作物(花や果物、野菜などの作物)はエンゲイサクモツっていいますし

    工芸作物、商品作物なんてのもありますが、全てモツで読みます。
    換金作物というのもあります。

    日本作物学会、作物育種学、自殖作物、他殖作物、バイオマス作物、全部もつです。作物開発とか作物開発研究所とかも、そうですね。

    そういう状況なので、私なら「ノウサクブツ」って言葉のほうに違和感を感じます。
    あれ、アナウンサーさんおかしな言葉遣いしてるなって。

    ユーザーID:5262693262

  • 匿名さん(横です)

    あ!!重箱読み、湯桶読み、それもあったあった!!ありましたねー!!すっか〜り忘れてましたー(汗)ありがとうございます。ちょっと今さらですが小学生からやり直したい気分の初老?です。笑

    ユーザーID:3571766628

  • 微妙に意味がちがう

    さくもつは品種とか栽培目的とかをいう感じでさくぶつは出来たものをいうことが多いようですがかなりまざつて使われています。この地方の主要な農作物という場合市場ではぶつで畑に植わっているときはもつのときが多いようです。

    ユーザーID:8053348643

  • 「作物」は「さくぶつ」とも読むらしいですよ

    goo辞書で調べた処

    「作物」を「さくぶつ」と読むと、製作した物という意味になり
    特に、文学、美術作品に使い
    夏目漱石の「門」の作中などで用例がある

    ようです。

    更に、「作物」を「さくもつ」と読んだ場合にも
    「さくぶつ」と同じ意味も持つらしいです。

    ユーザーID:1337007119

  • ん?

    ちょっとよくわかっていないとうか意味が違うレスがありますね。
    「ぶつ」と「もつ」の話で、どちらも音読みですよね。
    「のう」「さく」も音読みです。
    「のうさくもの」という読み方はないので、このトピの内容には当てはまりませんよね。

    ユーザーID:2177344672

  • どっちもありかな

    裏付けはない、あくまでも個人的な感覚ですが、

    栽培中は、「のうさくもつ」
    出荷形態の商品になったら、「のうさくぶつ」

    ですね。

    ちなみに私の立場は、栽培側です。

    ユーザーID:0999231557

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