電柱は、正当な理由があれば、設置場所を変更してもらうことが可能です。
ただし、電柱をなくすと、設置している電線が弛むので、設置会社は隣の土地に移設するなどの交渉や工夫をします。
敷地に電柱があると、売却や貸す時など、依頼人が電柱を見て、購入や借りるのを躊躇する可能性はあると思います。
でも、土地の利用者が新しく駐車場の出入り口や玄関通路などを作りたい場所に電柱があり、人や車の出入りなどの邪魔になるなら、電力会社に連絡すれば(その電柱の設置場所が私有地でも公道でも)移設してもらえます。
※但し、移設完了までの時間は必要です。その間、工事業者が敷地に入り、工事の騒音も出します。(工事費は電力会社負担)
樹木が伸びて電線に接触するようなら、電力会社が電線に絶縁パイプを設置します。
友人が家を建て替えたとき、新しい門を出てすぐ横(公道)に電柱が立っていて、最初は邪魔と思ってなかったのが、実際に生活すると、電柱と自宅塀の間をすり抜ける歩行者や自転車・原付に擦られて自宅の塀がかなり傷付いていました。
なので電柱の移設を頼んだら、二ヶ月程度で、同じ公道の少し横に移設されました。
なお、所有地のごく一部を会社に貸すので、わずかですが、敷地の年間使用料が毎年もらえます。
妻が相続した、売れそうにない田舎の土地にも電柱があります。
その土地を使うときに電柱が邪魔になるなら移設してもらえるし、その地域に必要なインフラ設備だし、自分達はその土地を使わないし、特に問題ないと思っています。
自分の私有地に電柱が立つのが嫌なら、断れば良いです。
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