とある友人が結婚した。
共通の友人からそんな報せが。
普通ならお祝いしたいと思うところ私はそう思えなかった。

その結婚した友人というのは、昔、私と親友だと言っていたくらい仲が良かった。
でも、それは純粋に親友なのではなく、私が友人に依存されているという関係だった。
友人いわく、男は嫌いだから女の子とずっと一緒にいたいとのことで、その相手を私にしたいらしかった。

とはいえ私には他にも友人がいる。だからその子だけというわけにはいかない。
そう伝えると「他の子の話はしないで、他の子と遊ばないで、私が友達の中で1番でしょ」と言う。
そんなことを言われ続けて疲れた私は、とうとうその子から離れることを決めた。
もちろん揉めた。
「ずっと友達だって言ったのに、嘘つき」と言われてしまった。

故意に離れなくても、私がいつ事故や病気でいなくなるか分からない。まして、年齢が上がれば結婚するかもしれない。ずっと一緒は無理だよ。
そう伝えたら「もし、結婚すると言われても私は絶対お祝いしない。結婚なんかしないで」との答えが返って来た。
挙げ句の果てには「こういうところが嫌だった」と不満なポイントを長文で送られたり、私の友人のことも嫌いだったと言われ、誰でも見れるSNSで私の悪口三昧。
なんて自分勝手な子なんだろうと呆れて、連絡を絶って疎遠になった。

そんな折に結婚したと聞いて、驚きすぎてしばらく頭が回らなかった。
疎遠になって何年も経っているから、心変わりしていてもおかしくないけれど、もはや執着と呼べるほど依存していたあの子がよりによって結婚だなんて。

驚きに加えて、ちゃっかり自分の人生を謳歌しているところに腹が立ってしまった。
自分勝手に人のこと傷つけておいて、何切り替えて幸せになってんだよと。

事情を知らない友人に言えるわけもなくここで吐き出させてもらいました。
長々とすみません。