婿養子の場合、妻側から夫側に結納金を渡すのは知っていますが、相場まではよくわかりません。
ご納得のいく額で、いいんじゃないかと思います。
あと婿養子の場合、ご主人は、自分一人分の食い扶持を家に入れるだけで、妻が仕事を持ち、生まれた子供を養ったと思います。

私の父の実家が、婿養子だったので、その内情を言うと、国鉄に務めていた祖父は、自分の食費程度家に入れるだけで、祖母が、酒屋をやっていて、八人いる子供を食べさせていたそうです。
昔は小糠三合あれば婿養子をせず、といわれて、相当貧しい家だけが、婿養子をしていたそうです。
ただ祖父は、息子たちの学費だけは、国鉄のサラリーから出していて、父たちは、国立大ならと限定にされていたそうです。だから父の兄弟たちは、全部公立の学校から国立大や官立の学校でしたね。
そういう割方もあるようです。

結納金は、明治ぐらいの話でどうなのかわかりませんが、家をつぶして婿に来てもらうのだから、それなりの額ではあったと思いますが、現代ですから、双方が納得いく額でいいように思います。

親戚で、夫になる男性が、妻の姓が気に入ったという理由で妻の姓を名乗りました。
養子縁組とかではなく、ただ姓を選んだだけです。婿入りと言う言葉も使っていません。
主さんの場合もこれなのでは？
結納金など、ゼロです。
結婚式も二人の意向でしていません。
どちらの家もそこそこ裕福な家ですが、二人がしたいようにすれば良いというスタンスです。
そんなに結納金とか形にこだわるのは何故ですか？
二人が納得して親も不満がなければ、それで良いのではないのですか？
彼の親がお金が欲しいと言ってるのですか？
そうでなければ、私たちはそんなことはしないよ。で済むことですよ。

女性の姓をなのると言うことは、トピ主さんがいま小町で経験している

「養子なの？」
「違います。」

の訂正人生を彼に歩ませるからです。

無い袖は振れないと言いますが、一生ついてまわる話ですし、普通は
「養子なんだな。」
そして
「なら、女性側が資産家なんだろうな。」
家を建てても
「奥さんの実家で土地代だしたかな？」
とずっと付きまといます。

後になって、姓を戻した人が言うには、やはり想像以上に周りの目がきつく、奥様のご機嫌以外に自分になんのメリットもないと思ったそうです。

そして夫婦はご主人の姓にし、女側の姓を継がせるためお子さんを祖父母の養子にだしてました。

自分さえ良ければいい、とはならないし、トピ主さんの家庭なら、姓を継がなかった長女さんが結納金を出すのもありだと思います。

　基本的に、男でも女でも同じです。苗字を名のってもらう方が相手側に贈る「婚約の証」に使う費用の目安は立場が代わっても同じだと思えば間違いはありませんよ。男でも女でも、養子縁組または昔の家制度の嫁入り(婿入り)の様な位置付けで婚姻関係を結ぶ場合は多めに、自分の家(親)の元に帰属しない一般的な婚姻関係になるならそれなりの金額です。

　昔は男の名前になるのが常識と思われる風潮がありました。そのような環境の中で男が女性の姓になることはハードルが高かったので、女性の姓になってもらう時はその分を上乗せするのが一般的でした。しかし最近はその風潮も少なくなったので、その分の上乗せの必要性は昔に比べると少なくなったと思いますよ。

　ただし注意してもらいたいのは「婚約の証」とは結納金だけではありません。「結納の品」等も含まれます。例えば「婚約指輪」も「婚約の証」として渡すものですよ。

　婚約の証として指輪を欲しがる男性は少ないので、あなたも彼に婚約指輪を贈るつもりではないと思います。その場合は結納金に婚約指輪相当の金額を上乗せするか、婚約指輪相当以上の指輪以外のものを贈る必要があります。また男の姓を名乗る女性の様に婚約指輪を彼から貰いたい場合はその分も上乗せしなくてはいけないので、婚約指輪の代金の2倍相当のものを結納(結納金)に上乗せしなくては計算が合いません。だから女性の姓を名乗ってもらう場合の結納金は一見高い金額になります。しかし実は男が自分の姓を名乗ってもらう場合と同じです。

　男女は対等ですから、自分の姓を名乗って欲しいと言う権利は男女に関わらず同じです。しかし自分の姓を名のってもらう場合の常識も男女に関わらず同じですよ。立場を逆にしてもらうなら、しなくてはいけないことも逆になるだけです。

　ただし具体的な金額にルールはありません。当事者間でよく話合って下さいね。