実母にマウントされてます。
脳内の妄想を娘の奉仕で実現しようとしていました。
自分は老いて痩せていく自覚があるけど、
娘の白髪交じりの頭髪とか中年太りの体型とかは目に入らないようです。
遠回しに奉仕を強いる発言が頻発するようになり、
私自身の気力や体力が落ち虚無感もあり、シレっと正論で返事をしています。
実母の方も方便ではなく体力も落ちてきて気弱になってからは
マウントから　下手に出る　に変化しました。
それでも下手に出ながらも　後ろを向いたら舌を出している　感が漂ってきます。
自分の舞台で自己演出で、共演者はデクノボウに見えているのだなと感じます。
そばで見ていると寂しい老後だなと感じますが、
本人はそれほどには感じていないのかもしれません。
ずっとそうやって生きてきたのでしょうから。

介護生活になったらどうなるのか、と思っていたのですが、案外上手く行きました。

自宅に来るヘルパーさんには（パーキンソンの為、手が揺れると包丁も使えなくなり、薬もあらぬところに飛んでいってしまうので）「野菜を切っておいて頂戴」「昨日処方して貰った薬を、薬入れに仕分けしておいて貰えるかしら」等と色々お願いして、召使いを雇っている気分を味わっていました。

デイサービスでは、「お洒落ですね」「計算が速いですね」「歌がお上手ですね」等と言ってもらって、機嫌よく通っていました。褒められると真に受けるタイプだったので、ヘルパーさん達も、心得ていて、上手に対応してくれていました。私も「その調子で、褒めまくってください」とお願いしておきました。

主さんの義母さんも、褒めながら誘導すると、トラブルも抵抗も無く、周囲やヘルパーさん達に上手くなじめるのでは？

ちなみにケチでもあったので、ヘルパーさんをお願いする際は「折角払ってきた介護保険ですもの、使わなきゃ勿体無いですよ（損しますよ）」と言って、誘導しました。

施設に入って貰う際は、見学に行って「（木造の）家は古くなってきたから地震が来たら怖いけど、こちらの方は、頑丈だし広くて綺麗ですよね。ここなら親戚に来てもらっても、恥ずかしく無いですよね」とか「事前に申告すれば、近所の美術館や博物館やデパートに行かれますよ。お義母さん、毎日楽しいのでは？うちからだと遠いけど、ここからなら、便利ですよね。カラオケルームも有るんですって！いいなぁ～、お友達も羨ましがるでしょうね。」
と、夢のような生活を想像して貰いました。施設入所後は、帰りたいという度に、車椅子で実際に色々な所へ連れて行ったり、寿司を食べに行ったりして、気を紛らわせていました。そのうち慣れました。

年取ると、思考も単純になりますから、案外可愛いものです。

そういう人間が、そういう老後を過ごすかと言えば、幸せな老後を過ごします。
「自分は特別」「世界は自分のために回ってる」という、幼児期の全能感を、大人になっても失う事なく、信じ続ける事が出来る心の強さを持っている人たちなので、もともと少々の事ではへこたれない上に、長年生きて理論武装もMAXで装備完了してる。年の功で知恵も付いていて、自分の思い通りに「周りを動かす技」も色々習得してますから。
逆に、トピ主さんはこの先５年１０年１５年と、義母のマウント攻撃や「世間体」に耐えられるのか？
ちなみに、「諦めの悪さ」と「長寿」はその手の人たちの最大の特徴で、自分の考えが変わらない限り、思い通りになるまで、何年でも粘りますよ。

トピ主さんは、ピーター・パンの最後がどうなるか、ご存知ですか？
アニメ等では、ウエンディ達が家に戻って来ておしまいですが、原作には続きがあるんです。
ピーターはその後もしばらく、定期的にウエンディの事を迎えに来て、ネバーランドで「お母さん」になってもらうのですが、子供なので、そのうち忘れて来なくなってしまう。
…で。ウエンディがすっかり大人になって、結婚して娘が生まれ、その娘が昔のウエンディと同じ年頃になった頃、ひょっこりまたやって来て、今度は娘をネバーランドに誘い、自分の「お母さん」になってもらう。
そして娘が大人になると、その娘に…。

ピーターは家や家族を得るチャンスを拒み、ネバーランドの住人であり続ける事を選び、ティンカーベルが死んでも、ウエンディが大人になっても、その意志は揺るがなかった。

トピ主さんは「女性が」と言うけれど、男女問わずこの手のタイプは存在しますよね。
そして、私が思うに、彼らはピーター・パンと同類なんです。
真実「自分は特別な人間だ」と信じている人間は、不幸にはなりません。
不幸は全能感を失ってしまった、大人がなるものだからです。