ロシアが連邦国家であることは、トピ主さんもご了解だと思います。連邦国家とは、複数の構成主体が結合し、全体を包括する一つの国家として形成されたもので、内政には相互に独立性の高い自治的権能を有するが、外交・軍事などには連合して一主権を構成する存在です。
たとえばドイツの連邦構成主体はLand、アメリカのそれはStateで（ともに「州」と訳されます）、それらが集まって連邦国家を形成しているわけですが、ロシア連邦内の共和国というのも、その「州」と同じような存在です。ただ、ロシアの場合、州（オブラスチ）、地方（クライ）、共和国、自治州、自治管区、それにモスクワとサンクト・ペテルブルグの２市と、実にさまざまで不均一な構成主体から成り立っています。
今のチェチェンの紛争は、この連邦から脱退したいという勢力と、連邦内にとどめておきたいという勢力の争いです。
州や地方は「地域」の原則で成り立っていますが、共和国、自治州、自治管区などは「民族」の原理が濃厚で、それゆえ紛争の元になりやすいのです。

簡潔に分かりやすく会社組織に例えて見ましょう。

都道府県というのは、会社では部や課に相当します。

ロシアのような例は、親会社と子会社のような関係なんですよ。

子会社だって、株式会社ですし社長もいますよね？

それと同じことです。

独立というのは、親会社、子会社の関係を断ち切るって、対等の立場になるという事ですよ。

ちなみに、アメリカの場合は、幾つもの独立した会社（州）が参加して巨大企業グループを形成している、と思えば良いでしょう。もっ分かり易く言えば「屋台村」と同じですよ。
「屋台村事務局」（ホワイトハウス）の元に色々な屋台が集まって、「屋台村」というものを形成してるのと同じです。

ソビエトがロシア共和国、グルジア共和国、アゼルバイジャン共和国、
など複数の国が集まってできていた連邦国家なのと同じく
ロシア連邦もさまざまな共和国や州が集まってできている
連邦国家なのです。
ちなみにチェチェンは１５０年程前にロシア定刻の侵略を受けて
５０年もの戦争の後にロシアに併合されました。
チェチェン人はロシア国内で最も独立の気運が高く
ずっとこのような騒動が続いてます。

それぞれの共和国により歴史も民族も宗教も生活習慣も違うのです。かつては独立していた時代もあったのですが、ロシア或いはソビエトという大国に攻撃され、多くの人が殺され併合されたのですよ。

日本の場合は都道府県と言っても民族も歴史も宗教も言葉も同じでしたね？（例外はありますが）

たとえば、中国が韓国、日本を攻撃して合併して中国内に韓国共和国、日本共和国ができているようなものでしょうか。

疑問点１
どうしてチェチェンは独立したいのだろう？
日本を例にとればアメリカの属国であるが故に安心できている。
大国がバックにあるほうが安心だろうに。（失笑？)

疑問点２
どうしてロシアはチェチェンをロシアに留めようとするのだろう？

疑問点３
もしチェチェンが独立したらどうなるというのだろう？

単純に言えば、
チェチェンには石油資源があるのですよ。
だから、独立しても経済的にやっていける。
ロシアはその資源を手放したくない。だから独立させたくない。
もともと、チェチェンは１８６０年代、帝政ロシアに平定され、チェチェン人はロシア人に弾圧されたという歴史的背景があり、そのためにソ連崩壊後、民族主義的な独立運動が高まりました。ただ、最近ではチェチェン内部での分離独立派は縮小気味。
一方で、中東からコーカサスにかけてかつてのイスラム帝国を復活させようというイスラム原理主義者（ワッハーブ派）がアルカイダなどと手を組みはじめ、無差別テロなどをおこなっています。
チェチェン紛争も、変質してきてしまっているのです。

よく知らないけど
民族としての自尊心や結束が強いからなのかなと思います。

よその国の人たちが、「私たち○○人は頭がいい」など堂々と言っているのを聞くと、日本人にはそういう所はないよな・・・と思ってしまいます。

多民族国家ではないので、そういう主張をする必要がないからなのでしょうが。

Ｃｏｌｄ　Ｆｉｒｅさんの質問について。

チェチェン共和国は他のロシア内共和国に比べ、豊富な石油資源があるので、ロシアはその利権を手放したくはないのです。民族、宗教、そして石油。
紛争３大理由。。

しつこいバカですね、僕は♪

お金は大事だよさん、マノンさん、黒海さん、お答えありがとうございました。
チェチェンが独立したいのは民族意識、宗教によるもの。
ロシアが独立を許さないのは石油。
以上はわかります。

しかしチェチェンも完全な独立ではありませんが共和国となっています。
戦争、テロまでしてロシアから離れなくてはならない理由は？
連邦の一部であることにどのような不都合があるというのでしょう？

また、ロシアも石油の利権であれば別の手があります。
チェチェンの独立をバックアップし恩を売りつつ石油の権利を全てロシアの会社で独占する。
テロ頻発では肝心の石油の採掘も安心して行えません。
全てを手に入れ、憎しみを買うより、独立を許し、感謝され石油を手に入れる方がお利口さん♪
ソ連であれば世界共産化計画（？）遂行の為、独立を許さないのはわかりますが、既に共産主義は亡びました。

プーチン氏も戦争が必要なのかな？

ロシア人以外の民族が主に居住し、ある程度の主権と
民族自治が認められている行政区の一種のようですね
ロシア連邦は49の州、21の共和国、10の自治管区
6つの地方、1つの自治州、2つの連邦市から構成されているようです