私立は学費が高く、ほとんどの学校が５００万～１０００万円します。
それに反して、今後PTの人口は増え続け、数年後には飽和状態になると予想されます。ですから高い学費の割には収入は望めないので、もし自分の子供がどうしてもリハ職になりたいというならば国公立大を目指させます。国立大は学生定員が少ないことと、就職に顔が利く教官が多いので就職に有利です。
またこれから先、病院に就職するならば他の医療職と同様に大卒が当たり前になるでしょう。
求人が多いことをうたっている専門学校も多いですが、条件が悪い職場は数多くの学校に求人案内を出しますのであてにならないことも付け加えておきます。

PT(理学療法士）でもOT(作業療法士）でもない、言語聴覚士(ST)をしていました。大きなリハビリ専門病院で働いていたので、同じリハスタッフとしてPT、OTは身近な存在です。

沢山のPT、OTに出会いましたが、やはり将来のことを考えるなら大卒をすすめます。同じ職場でかなり年配の、高卒で職につかれた方が通信教育などで大卒の資格を取られるケースをよく目にしました。やはり今の世の中では大卒の資格がないとまずい、と本人が感じるケースが出てくるみたいです。例えば、専門学校などの教員の仕事を依頼されたとしても、大卒でなければその仕事が請けられない、などといったケースも考えられるかもしれません。
高卒でも立派な療法士は沢山いますが、この仕事は医学研究というのが基本にあり、就職してからも一流をめざすなら学会に積極的に参加して学術的な研鑽を重ねることになります。そういったときにも、やはり大学での学問的な経験が生きてくるでしょう。
大学で理学療法の資格を取るというのがよいように思います。

とはいえ、大学をでなくても本人の努力次第で活躍の場を得ることは十分可能とは思いますよ。

理学療法士、作業療法士ともに「人の役に立つ仕事」です。
それらを目指そうとしている息子さんは、さぞかし心の優しい人なのでしょうね！
私の知人が、来春開校する理学療法士・言語聴覚士養成の専門学校に勤めています。
聞いた話ですが、それらの仕事はいわば「職人」。
患者さんの症状は一人ひとり同じものはないらしく、日々勉強だと熱く語ります。
医療に携わる職業はいろいろありますが、どれひとつとて欠かすことのできない重要な仕事。それぞれの連携がより良い治療につながるのだとか。
作業療法士は役割が理学療法士に近いものがあり、今後、減少の傾向にあるようです。
言語聴覚士というのは病気等により言葉が話せなくなった人のコミュニケーション能力を引き出すための仕事。こちらはまだ少なくニーズが高いと聞いています。
いずれにしても、高齢化が進む時代ですから、これらの仕事のニーズは高まり続けるでしょうね。
ちなみに、私の知人の勤める専門学校は「文系」の学力を求めてるんです！
知人いわく「医療って想像力が大事。文学の世界なんだよ」と。
ド文系の私、高校生当時に知ってればなぁと悔やみます…（トホホ）

ありがとうございました。
息子は高校で文系を選択しており、それでも「理学療法士」になりたいと考えているのです。

受験科目の関係で、国公立大学だと数校しかありません。
ですから今まで見たことがないくらい、真剣に勉強に取り組んでいます。
こんなことなら、もっと早くから勉強していればよかったのに。

でも、親としては「進む道」を見つけた息子にエールを送っています。
もし希望が叶わなくても、自分が決めたことに挑戦し続ける気持ちを
大切にしていってもらいたいと、思っています。

親が言うのもなんですが、心優しくまっすぐに育った長男。
患者さんにそっと寄り添えることが出来る理学療法士を目指して、ガンバッテもらいたいと思います。

みなさん、ありがとうございました。

現役PTです。
学校選びは難しいと思いますが
ここ最近は過剰に新設校が開校しすぎて質の悪い学生がいたり
約2ヶ月にわたる臨床実習が最終学年で2回はありますが
判定が不可になる学生も少なくありません。

新設校すぎると講師群も寄せ集めや
非常勤で名義貸しの学校も少なくもありません。

学校選びはしっかり講師群や就職率・就職先を事前に
調査したほうがいいと思います。

毎年新人を採用する現場では国立・四大にはこだわっていません
それよりも信頼できる短大や専門学校の学生を選ぶものですよ。
PTはサラリーマンじゃあるまいし、学歴重視ではありません

ついでに、
PTとOTは全くといっていいほど違う仕事です。
専門性が全く異なります。
｢同じリハビリ｣と思っているとあとで痛い目にあいますよ。