長い事、「はらきり(切腹)」とか「Samurai Rebelion (上意討ち)」なんて何となく暴力的に聞こえて避けていたのですが、最近前知識無しで観て、何と筋が面白く釘つけになって観終わって、身震いするほど感動して、自分の人生を変えるほどの映画だと思いました。
日本映画では、黒澤、小津、溝口で大丈夫で、小林 正樹はちょっとマイナーな気がしたのですが、この監督の映画(後は怪談をみているだけ)は色んな面からみて(物語、緊迫感、美術、技術、音楽)凄いと改めて自分の浅はかさを知らされました。
特に主人公の反体制にしても、愛する子供、家族に捧げる熱情というのは、学ぶ面が多く、いい意味での日本の武士道みたいなものが強く出ている。悲劇に終わるハラキリの仲代や上意討ちの三船に男が惚れるのは当然でしょうが、女の人もこんなひとだったら死んでも良いからどこまでも付いていきたいという気分にさせられるのではないでしょうか?
これから「人間の条件」にタックルしようと思いますが、小林 正樹の映画が好きな人達、なんでもご意見、御聞きしたいです。
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