まずは、物理的な物の見方をきちんと身に着けてください。例えば・・・野球のボールか、バスケットのボールか、まあ何かボールを投げたとします。放物線を描きながら飛んでいきます。さて、このボールが手から離れた後、空中を飛んでいる間、ボールにかかってる力はどの方向を向いてるでしょうか？（空気抵抗は無視できる物とします）

ボールの飛んでいく方向と同じだと答えた人は、残念ながらハズレです。経験的に言うと、「物理が苦手なので文型に行く」という人は、概ねこのタイプだと思います。

正直、この「物理的なものの見方」（上記はあくまでも一例です）ができないと、たとえ公式や解法を丸暗記しても役に立たないのではないかと思います。10代の頃に出来なかった事を、頭が固くなってきた30代に入ってから身に着けようというのは大変ですが、こればかりは何とかしてもらうより他にありません。

（つづきます）

次に、高校レベルの数学、特に微積分をきちんとマスターしてください。微積分は物理、特に力学を解くために誕生した物ですから、力学の理解に役立つのは当然なのです。というよりも、微積分を使わないで力学を理解させようとするカリキュラムが、そもそもおかしいのです・・・

変位を時間で微分した物が速度、速度を時間で微分した物が加速度、加速度は力に比例し質量に反比例する、という関係を理解できれば、力学は８割方理解できたと言っていいでしょう。等速度でも、等加速度でも、あるいはバネのような振動でも、全て同じ原理です。ちなみに、積分は微分の逆なので、加速度を時間で積分すると速度、速度を時間積分すると変位です。

細々とした知識や、式を弄り回すテクニックなんてものは、それらの後でいいのです。土台の無いところに、暗記で知識だけ積み重ねて乗り切ろうという考えは捨ててください。

現在30代半ば、某帝大理系出身です。大学受験など、20年近く前のことなので、明確には覚えていないのですが、私の場合、受験のほんの数週間前になって物理が急にわかるようになりました。

志望大学の入試で物理が必須だったのですが、最初の頃は、先生が嫌いだったせいもあり、勉強する気も起きず、そして当然全くわかりませんでした。
全国模試の点数も、50点も取れるか取れないかくらいでした。

しかし、これが本当に本番ギリギリになって、確実にほぼ満点に近い点数が取れるようになったのです。

全然アドバイスになっていなくて申し訳ないのですが、物理という学科はわかるかわからないかで点数が大きく分かれるものですので、わかるようになるまで、問題のパターンを分析しながら根気よく勉強することがコツのようです。

物理大好きです。
物理は生活です。
物理を理解出来てない人は
生きるのに損をしています。

物を置く。
物を動かす。

物理的な頭で考えれば
効率良く生きられます。

受験のみでなく
楽しく学んでみてね。

30代の理系大学卒の男です。
センター試験レベルの物理の内容であれば、公式を覚えて条件（数値、記号）を当てはめて、答えを導出できるかもしれません。
ただ、大学の２次試験レベルとなると、一般的には微積分まで理解していないとつらいでしょう。三角関数（sin,cos）の微積分を用いないと、解答にたどり着かない力学等の問題も出てくるでしょうから。正直言って、微積分まで必要ならば、数学も高卒程度の力がないと厳しいと思いますので、独学ではかなり厳しいかもしれません（十数年前は、そんな感じでしたよ）。

「橋元流解法の大原則」どうでしょうか？
物理参考書の中ではかなり易しい部類だと思います。

とにかく
・文章で理解しようとせず
・必ず図を描く
ことをオススメします。

匿名で様がおっしゃっているように
物理学（高校）の難しさは、物理学の視点が
普段の生活の感覚と違う点にあると思います。
逆に言うとそこを学ぶための学問であると思います。

きわめて複雑で難しい物理現象も
「こう考えると説明がつくよ」みたいな部分が感動するポイントなわけです。
そういう発想や着眼点、視点の切り替えなんかを意識しながら問題を解いていくと
あるとき霧がぱーっと晴れてくるわけです。

　物理を究めたいというのではなく、とりあえず成績を良くしたいということでいいんですよね。

　私は文系だったので参考になるかどうかはわかりませんが（一応、高３時の全国模試では２桁以内でした）、高１の１学期まで物理は赤点レベルだったのが２学期以降はトップレベルになったので、その経験をお話しします。

　一つは、当たり前のようなことですが、「公式（や法則）からスタートする」ということです。
　なぜ成績が悪かったかを考えますと、稀代の物理学者が発見した公式そのものに対して、「なんでそんな公式が出てくんの？」と分不相応な疑問を抱きながら悶々として取り組んでいたから、ということに気付きました。

（続きます）

（続きです）

　物理は、電気をはじめ直感的に分かりにくいことが多いので、そこで挫折する人が多いと思うのですが、これらの性質は偉大な先人が既に公式として解き明かしてくれているわけです。「我々凡人はそこからスタートすればいいのであって、偉人伝中の先人にタテついてもしょうがない」ということに気付いてから、視界がパッと広がった感じがします。

　そこで１年の夏休みに「難問集」と名の付く問題集（解答が別冊で詳しいもの）を購入し、問題を解くというよりも最初から答をみて解き方のパターンを覚えることに専念しました。複雑な問題で、公式を使う準備をどうやって、どこでどう公式を使うのかが理解できたので、普通の問題はチョロいものになりました。

　その他としては、大学入試の問題は、通常、高校で習った公式で解けるはずですので、どんな問題であっても臆しない（解けることを前提に考える）ということでしょうか。
　物理を究めようというのであればそれなりの思考の訓練も必要でしょうが、そんなところで努力しなくても、公式で解くパズルだと思えば十分解けますよ。

　参考になれば幸いです。

高校の物理の授業で先生が
「電車がブレーキをかけたとき、立っている人に電車にかけた力と反対方向の力がかかる。」
という説明をうけたとき
「なるほど。」と納得し、以降物理が好きになりました。
その先生の教え方は毎回授業でひとつのテーマについて説明します。
それを家に帰ったら、白紙に自分で図を書いて説明できるようにしなさい、という復習を毎回していました。
　
力学に関しては、正しい矢印が書き込めれば、その現象の説明ができるので、同じ要領で問題を解く、というのが私のやり方でした。
　
公式丸暗記ではなく、公式が説明できるようになることが近道かと思います。