当方男性です。２６年前に２０歳で就職し首都圏に移り住みました。

親父が若いころに大阪で働いており、「都会は生き馬の目を抜くようなところだ」と聞いてはおりましたが、本当に「人をだます目的」の人間が存在するとは実感したことがありませんでした（笑）。

働き始めてすぐのボーナスの時期。まだ賞与をもらえる立場ではなかったのですが金一封の形で給与以外のお金が手に入り、嬉しくてアメ横をぶらぶらしていました。

そこで街角アンケートに参加。「映画はお好きですか？」

そう、紙くず同然の映画チケットをすべての映画館で１本２００円程度で使えるチケットと思い込まされて、買わされました。

３万円というチケットの束を「持ち合わせがない」と断ったときに、だまし役の大学生と思しき男性が「可愛そうだから２万８千円にしてあげる」と言った言葉が忘れられません。

「いたいけな田舎モノの君をだますのが」かわいそうだったと思うのですが、彼は無事更生してくれているものだと信じています。

人間には『良心』というものがありますものね。