実物を見ないで言うのは難しいのですが
２９歳既婚者の訪問着の袖が６０cm、は長いかも。
振袖には見えませんが「？」と思われそうですね。
この機会に４９cmぐらいに直すのが好いと思いますが
お母様の気持ちもありますしねぇ・・・
また、あなたに娘さんが出来た（あるいはいらっしゃる？）
場合、そのまま着せたい！と思われるようなお着物ですか？
もしそうなら、今回は知らん顔して着てしまうのも手だと思います。
でもまぁ、振袖切っちゃった時点でもったいないのだし、
今１０cm詰めても問題は無いような・・・

すべて、専門家に任せていたので、詳細は存じません。


専門家からの受け売りと私の感覚ですが

１.　ミセスの袖丈として、６０cmは長すぎます。
２.　２９歳と言う年齢で、華やかな振袖の袖を短くしたものは
ご主人さまとご一緒に参加なさる結婚式には、相応しいものとは思えません。


現在お手持ちの、おかあ様譲りの着物が活かされるのは「海外」。
ご主人様のお仕事の都合で「海外」にお出になる機会があるやもしれません。
その時なら、立派なパーティー着となります。


不安に感じられるなら、百貨店の呉服売り場（減っていますが・・・）で
訪問着、礼装用（結婚式に相応しい着物）の確認をなさってはいかがですか？
個人商店でも相談にはのってくださいますが、こちらは、お止めになられたほうが賢明です。

今は袖丈49cmが普通ですが、昔、みんなが着物を着ていた時代は個人の身長などで袖丈も違ったそうです。また、訪問着など礼装の袖は少し長めだったみたいです。
私が持っている昔の訪問着は、確かに袖丈55cmから60cmくらいのが何枚かあります。元々、振袖だったわけではないみたいですが…
だから、別に大丈夫じゃないかな…と思います。
振袖とは明らかに袖丈が違うので、間違われませんよ。帯を二重太鼓にすれば、振袖には絶対に見えないし、大人しくなりますので問題ないと思います。
今は袖丈がみんな同じですが、そうなると逆に着る人の背丈によって見た目の袖の長さが変わりますので、会場でいちいち袖丈をチェックするような人はいないと思いますよ。
じゅばんの袖も合わせてあるのでしょう? 着物しかないとすると(普通はじゅばんも合わせてお持ちと思いますが)、じゅばんを新しく作らないとならないかもですが…
それだけ昔の着物だと、色の深みや柄付けが、最近のものでななかなかないような、素敵な雰囲気なのではないでしょうか? 胸を張って着こなしてくださいね。

実際に見てはいないんで、「想像」の域を出ませんが・・

昔（昭和：高度成長期頃）の着物って、とにかくゴージャス☆に出来てるんですよね。菊花の総刺繍仕上げとか、ボタンの花に金銀こま取りの刺繍とか、御所車、おしどり、鳳凰。
格はあるし、手は込んでいて、今では望めないほどの高級品ではあるんだけど、現在の披露宴で見ると「時代を感じさせてしまう」ものも少なくない、と。

柄がさほど仰々しくなく、帯が合わせやすいものなら、大丈夫かと思いますが・・
「何月の」披露宴なんでしょうね？？
これからの季節、着物は何かと難しい。。

振袖でも、長いものを大振袖。短いものを中振袖。
母がそう呼んでいました。
略して「中振り」と。

年齢が進んだ独身女性は中振りを着ることが多く、普通の振袖より、少しカジュアルダウンしたものなのだそうです。
だから、振袖が短くても？？？という顔をされることはないと思います。

ただ、ご主人がご一緒で、ミセスだということが、一目瞭然だと、色々言う人もいるでしょう。。。

振袖を着る場合、柄域の関係で思う位置では切れないことがおおいですね。
私も、振袖は大振袖のまま、大事にしまってあります。
（もう日の目を見ることもないでしょう・・・）

すみません、センチではよくわからないのですが・・・。
６０センチというとおよそ２尺ですね。
２尺袖＝小振袖と言って、女袴に合わせる着物です。
もっとも以前からあったものではなく、ごく歴史の浅い着物で、成人式などで着る振袖と同じように、独身の方（２０代ぐらいまで）の方が着ます。
もっとも丸みがないと振袖の部類には入ってこないですが。

しかし、３５年前ですか・・・。
まだ２尺袖は存在していなかったような・・・。
一般的に訪問着の袖丈は１尺３寸、背の高い方はバランスを考えて１尺４寸にします。
なのでその２尺袖の着物は中途半端ですよね。
柄がきちんとしたものなら、友人の披露宴ぐらい着てもいいんじゃないですか？

振袖の場合一番短い小振袖でも８５センチあります。勘違いの心配はまず不要だと思います。

袖丈が約５７センチであれば一尺五寸です。２，３０年ほど前は若い人の訪問着や華やかな小紋をこの丈で作ることがよくありました。丈の合った襦袢があるなら別に構わないと思います。

４０年前の叔母の振袖を見たことがありますが、今の振袖と全然違い、むしろ地味目なものでした。
一つ一つの柄は大きめですが数が少なく飛び飛びで地空きの部分にあれこれ加工がない。そういうものだったら訪問着に直しても違和感がないのではないかと。

そして６月９月は単、７月８月は薄物のシーズンです。この時期にお式が行われるなら親族ではないのだし無理に袷の着物を着ることはないと思います。

正直、柔らかものの「ふさわしいか否か」てのは、実物を見てみないとわかりません。
柄行きがいかにも「振袖然」としたものなら、チグハグな感じがするかもしれません。「華やかな訪問着」と見られる気品ある柄行きなら問題ないかと。着物に慣れた人に実際に見てもらうと良いのでは。
あなたが背の高い方（165cmくらい）でしたら、60cmの袖丈でもおかしくないと思います。私が若い頃に仕立てた着物は、小紋も訪問着も袖丈1尺4寸5分（55cm）です。でも、今でも着てますよ。知り合いの呉服屋の奥様は50年配の方ですが、同じく4寸5分で仕立てていらっしゃいます。この程度なら全く問題ありません。
ただ、袂が2尺弱もあると、普通の着尺からは仕立てられませんから、振袖を仕立て直したのだなとわかります。が、そこまでわかる人は着物の制作年代もだいたいわかるでしょうから、お母様譲りの着物を微笑ましく思われるのでは。
あとは帯と小物の問題かと。帯は吉祥柄の格の高いものに、小物は訪問着にふさわしいものにすれば良いのではないでしょうか。そういう意味でも、やはり着物に詳しい方に実際見ていただくとよろしいと思います。