たしかに覚悟と予想が足りなかった…といわれたらそのままですね。私はただの移民です。よって私の属する社会の底辺からのスタートであることは解ってました。こんなはずではなかったという後悔でもありません。もとの職が法曹職であったので、英語が出来れば、それなりの仕事もあるかとは思っていたことも確かです。一般企業社の法務部なども視野に入れていますが、現地の言葉ができないことにはなかなか職にありつけません。語学力要求は、永住権の取得に絶対条件です。なぜかといえば、当地は、配偶者であっても永住権は出ません。しかも要求される語学力のレベルは、母国での教育程度に自動設定されますので異議を出す余地はありません。

私が一生懸命勉強をせねばならないのは、当地は共働きでなければ「ふつうの生活」は出来ません。夫の友人の家に招待される度に、子供・こぎれいな家・自動車・しゃれた食器等を目にします。今の私達には到底手に入れられるものではありません。２人で暮らすだけなら現状でも良いのです。しかし、先々を考えると鬱々してきます。夫は、学究職であり、折角勉強して望む世界に脚を入れたのに、それを辞めろとは言えません。

すみません、先ほどの文章を下記のとおり訂正します。
＞当地は共働きでなければ「ふつうの生活」は出来ないからです。
彼の友人があたりまえのように持つ、子供・こぎれいな家・自動車などに囲まれた生活を
作ることに協力することは、このままでは出来ません。前の仕事に拘るのは、母は妊娠により技術職を辞職し、意に添わない仕事をしていたことで、絶えず私に当たり散らしましたので、自分も同じ仕打ちをしないかと、恐怖があります。

考えれば考えるほど段々気持がつまってきて、今更こんなこと勉強したって何になるんだ…20代の前半を遊びもしないで仕事と勉強だけに費やしたあの毎日は何だったんだろうと空しくなってくるのです。学校のクラスの人たち（配偶者が多い）は、夫から小遣いをふんだんにもらい、きれいな服をきて、愉しそうにしています。私は日本にいたときの貯金から小遣いをだし、洋服は手入れする時間も費用も置き場所もない（クリーニングの要の服は、最低限以外、出国前に処分）ので、洗濯機で洗えればいい程度にしたので、我が身が情けなく思えます。泣いても前に進まないので、今日も勉強はできる範囲でします。ありがとうございます。