私は母親によく「上がり身上、下り身上」と言い、贅沢は下り身上、そんな事をしていると、資産は持てないと言われ、若い頃は我慢ばかり。

まあ、なんとか家も持てたし、そこそこ旅行も行ったけど、倹約が身についてしまって、贅沢は一切しませんでした。

今、若い人たちが簡単に家を買うのを見ると、時代が変わったんだなと思います。
日常の生活でも、私からすれば、分不相応な贅沢しているように見えます。

今の人たちは、そんな事気にしないでも、家が買えちゃうんですね。羨ましい。

働きアリの20％は怠け者という話があります。
例えれば、私はその20％のアリかも。

贅沢や楽しむことが嫌いではありませんが、根が貧乏性。
ブランド物も、実用性を重視して買うことがある程度でそんなに興味はないし、
今の時代、賃貸より家を買った方が安いと聞いても、自己資金がない状態で買おうとしたり
貯金がなくても何とかなる的なお金の使い方は、私にはできないです。

でも、時間や経験もお金では買えないと思ってます。
なので、普段は貧乏性を発揮して、節約できるところは節約をして、時々そのお金でちょっと贅沢な旅行をします。
お金は飛びますが、思い出は一生使えるので。

お金はないと困ります。でも、貯めといても使わないと意味がありません。有意義に使えたらよいなと思います。

そう簡単に「アリ」か「キリギリス」かに分類できるわけでもありません。若いけど収入の多い人という人もいるわけで、そういう人たちは別に遊び暮らしているわけじゃありません。

それに、今の時代海外へ行くことぐらい、別段贅沢でもないでしょう。アメリカ西海岸まで行っても１０万ぐらいでしょうか？ハワイやグアム、あるいはもっと近くて韓国ぐらいならば、もっと格安でしょう（近いところは行ったことが無いのでよくわかりません）。そういうところへ行く程度で「キリギリス」呼ばわりはどうかと思いますが。

まあ、海外旅行もブランド品も高級車も、収入に対して相対的に値が下がって「アリ」でも手が出せるようになった、ということだと思います。先人の苦労の上にこの状況があるわけで、その点は先人に対する感謝を忘れてはいけないだろうと思います。

え？私？
仕事でちょくちょく遠国に行かされるので、プライベートの時ぐらいは家でのほほんとしたいと思っておりまして、自費で海外旅行に行ったことはありませんです。ブランド品も高級車も興味ないしなぁ。

「アリは過労死してしまい、
　キリギリスは音楽の才能が認められて
　大金持ちになりました」

こんなオチもありました。
こういう現実もあるんだろうなあ。。