救いがなさすぎてだめです・・・
ネロ自身の生命力のなさなんかにも共感できないし。
最後は笑顔で終りたいですよね。

わたしも大好きですよ、「フランダースの犬」。ネロも好きだけど
アロアも大好き、アロアのお母さんも好きですね。
もちろんパトラッシュも健気でかわいい。最後ネロと一緒に
死んでしまうところなんて子供ながらに号泣しましたよ。

そして「ハイジ」も大好きです。ハイジの純粋無垢なところや
ペーターの幼くて不器用なハイジへの想い、クララがかわいくて
何でかわいいのに歩けないのかな、かわいそうって思ってました。

ふたつの話のエンディングは対極にありますが根底にあるのは
子供の純粋さですよね。そしてそれを浮き彫りにするのは必ずある主人公をないがしろにする世の中の存在。それとの
対比があればあるほど切なくなるし主人公の美しさが際立つのです。

最後「かわいそうで泣ける」「よかったねで泣ける」どっちも同じでは？
それにしても微笑ましい。トピ主さま。

ちなみにアメリカ版「フランダースの犬」はハッピーエンドです。

アニメより原作の方が、救いが無くてもっともっと可哀想ですよ。
私はうんと小さい頃（小学校低学年）先に原作を読んで、辛くて号泣してしまったので、数年後に観たアニメで、ラストに天使が降りてきたのを見たときは、大泣きしながらも少し救われたくらいです。

ハイジもフランダースの犬もラスカルも皆好きです。方向性が違うだけなんですよね。
明るい楽しい作品もいいのですが、何かを観たり読んだりして心を揺さぶられて涙が出るという経験は、感情が豊かになるので素敵だと思います。

昔の子供は、
１年かけて主人公の男の子と愛犬が亡くなる物語を毎週見ていたわけですよ。
今はそういうアニメないかな。
本当に、時代は変わりました。

名作劇場復活しないかなぁ（再放送じゃなくて新シリーズで）。
劇場版は、アメリカで上映された時、ネロは死ななかったそうです。本当かな？

学生時代、ルーベンス、と聞くと涙が出そうになるので、
何故かなぁ、と思っていたら、
小学校の２年生の頃毎週見ていたフランダースの犬のせいなんだ、
と何年かして気付きました。

いいアニメでしたよね。絵も綺麗、言葉も綺麗で。
あの最終回の虚脱感。
今、あの時の８歳の自分に感想を聞いてみたいな。

子供の時は見てました。　今はダメです。　

パトラッシュが虐待を受けているのを考えるだけで涙うるうる状態で、私がいたら守ってあげるのに！とか思ってしまいます。　その他も動物が苦労する話は、絶対に後で心に痼りとなって残るので、本でも映画でもテレビでも避けて通っています。　

子供の時は結構平気で見ていたわけですから、この反応は母性本能の一種なのでしょうか。

「フランダースの犬」は、確かに感動的なんだけど、何度も見たいとは思わないですねー。だってかわいそうすぎるんだもの。

それよりやっぱり、「ハイジ」の方が希望があっていいですよね。私「ハイジ」はセリフ覚えるくらい見ていますが、「フランダースの犬」は、ラスト以外はあまり記憶にないな。悲しいシーンが多かったからかも。

それより、トピ主さんと彼のけんかの原因、カワイイですね。ほのぼのしちゃいました。
私は逆に、「ハイジ」を悪く言われたら切れるかも（笑）？

２０歳過ぎてから「フランダースの犬」全５２話を
レンタルビデオで借りて見ました。

見終ったあと、泣きすぎたせいで３日間微熱が続き
頭が働きませんでした。
私の横で主人も時々見ていたのですが
『ネロは何かというとすぐに「でも、僕は・・」を連発する』と主人。
おじいさんが亡くなってから、ネロは人の親切を素直に受け入れられなくなっていたのかもしれませんね。

今、ＢＳで１２：３５～再放送していますね。
何度か繰り返し見ていると、冷静になりますから
捉え方も少しずつ変わって来ますよ。
それと、最後のシーンにこだわるのでしたら
アメリカでリメイクされた実写版はハッピーエンドなので
一度ご覧になってみては？

私的には、自分の心の中にひとつくらい、ちょっと痛い涙で泣けるアニメがあっても良いかなと思います（笑

テレビ番組で、なつかしいアニメの
クライマックスだけを集めたものが時々放送されます。

そのとき必ず　絵の前で倒れるネロとその上を舞う
天使のシーンをやるんですよねぇ・・・
音楽はあの「ランランラ～ン　ランランラ～ン・・」ってやつなのに、ものすごくかわいそうで。

あれを見るたびに泣けるし
あのシーンの説明をするだけでも涙がにじんできて
しまいます。

大好きだけど、見られない。

わたしにとってはそういう作品です。

映画でも漫画でも小説でもそうですが、
ハッピーエンドが苦手です。
基本的に、フィクションが好きではないのですが。
どちらかといえば映画や小説なども
生々しさ・現実的を重視します。
ファンタジーなんてまず見れないです。
（終わりが暗くて救いがなければ見れるかも？）
恋愛ものも悲恋の方が好きですね。
フランダースの犬は好きですよ。別に逆境の中を
頑張っているとも思わないし、悲しいのが良いとは
思えないですが「絵本」の延長としては
良いできだと思います。変に「めでたしめでたし」で
終わるよりは。
元々童話なんてハッピーエンドで終わるものは
少ないですから。その方が、学ぶものも多いはず。
童話や絵本は残酷、シビアでナンボかなぁって
思います。
作り物はアンハッピー、終始暗くて救いが
ない方が良いです。

ハッピーエンドや幸福な話は人生だけで
事足りてます。めでたしめでたしで終わるのは
人生だけで十分です。
作り物なんだから、せめて人生にない
不幸などをみたいですね。

あの天使たちを見てどう思われたでしょうか。ただの「救いのない」話だと思うのは、やっぱり日本人だからかも。キリスト教的には、罪のない無垢な子供が神様の御許でやっと幸せになれる、というカタルシスがあると思います。

死んだら終わり、この世が全て、じゃないんですよね……