シリコン豊胸術後の自殺率が上昇
〔コペンハーゲン〕 ハムレットプライベート病院(コペンハーゲン)のPoul Harboe Jacobsen博士は「デンマークで実施されたコホート研究の結果,乳房形成術を受けた女性の死亡率は,術後数年間にわたり上昇していることが明らかになった。この傾向は,豊胸術群において顕著で,同群の自殺リスクは一般人口との比較で 3 倍にも達していた」とArchives of Internal Medicine(2004; 164: 2450-2455)に発表した。
豊胸術を受ける女性の多くは,手術以前から精神的問題を抱えており,精神科で治療を受ける頻度が対照群より約10%高く,有意差があった。このことから,同博士は「豊胸術を希望している女性は精神疾患リスク群と考えられるため,実際に手術に踏み切る前に精神科の検査を受けるのが望ましい」と指摘した。
乳房縮小術群の死亡率は一般人口の平均を下回ってはいたものの,自殺率はわずかながら上昇していた。これに対して,リフティングや脂肪吸引などの美容整形術後には,自殺リスクの上昇は認められなかった。
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