新聞連載時に目に止まり、単行本発刊が待ち遠しかったです。
　私は教育関係の仕事をしているので、自分の体験から共感できる内容です。
　その後、『池袋ウエストゲートパーク』がこの人の原作だと知り、ドラマのビデオを改めて借りて観ました。

石田さんといったらやっぱり池袋ウエストゲートパークじゃないでしょうか。
彼の出世作ですよね、たしか。若者たちの青春ストーリーでもあるし
単純な勧善懲悪でもないし、なかなか面白いと思います。

波のうえの魔術師、もおすすめです。
プータローが謎の老人に株式投資？を学んで
出世していくようなストーリーです。
石田さんの自伝のような側面もあると思います。
（まんまではないですが、たしか石田さんも
若い頃、個人トレーダーをしていたような。うろ覚えですが）

最初はあの石田さんの「軽薄そうな感じ」が好きでは
なかったのですが、小説は読めば面白いし
トークもうまいと思うので、だんだん好きになりました。
たくさん読んだわけではないですが、上の2作品が私のお薦めです。

[娼年]が好きです！おすすめです

石田衣良さんは本も本人も好きです。
短編集ですが、おススメは「約束」と「再生」です。
すこし内容が軽くはないかもしれませんが、胸にぐっときました。
青春ものならやはり、「４ＴＥＥＮ」と「池袋ウエストゲートパーク」シリーズですね。
若い男の子の感覚と、今を切り取った背景が読んでいて心地よいです。
そして私の好きな恋愛物は、「親指の恋人」と「美丘」がよかったです。
都会の空気感と情景描写がステキですよね。そして、泣けました。
今は「チッチと子」を読んでいます。主人公が衣良さんと重なります。

私は池袋ウェストゲートパークから入りました。シリーズは勿論、外伝の『赤・黒(ルージュ・ノワール)』も大変面白いです。『アキハバラ@DEEP』も大好きです。『美しい子供』は殺人を犯した少年の兄が主人公という重い設定であるにも関わらず、引き込まれて読みました。『4TEEN』の少年達も然り、石田衣良さんの描く人々には心の中に一本の揺るぎない芯があります。最近は、石田さんの恋愛ものも読み始めました。『1ポンドの悲しみ』温かく優しい気持ちになれました。

石田衣良氏の作品で、一番勧めやすいのは「約束」ですかね。

人の生と死に対する思いを書いた短編集です。
軽く読めますが、でも結構ずっしり来ます。