まだ幼稚園くらいの頃、父の出張に私だけ同行した際(変な話ですが)、キオスクで初めて漫画を買ってもらいました。
母は「小さい子が読む物じゃない」と、けして買ってくれなかったので、その時はとても嬉しかったのを覚えています。
確かマーガレットだったような気がするのですが、定かではありません。表紙をめくって一番最初の物語を今でも忘れられません。ちょうどその号が連載の始まりでした。
舞台はまだ馬車が走っている時代のヨーロッパ。雪の降る中、女の赤ちゃんが立派なお屋敷の門の前に捨てられる。赤ちゃんはその屋敷の実の娘として、何不自由なく幸せに育ち美しい娘に成長する。兄は妹が拾われてきた時から本当の妹として大切にしてきたが、いつしか異性としての気持ちが芽生え、本当の兄妹と信じている妹に気持ちをうち明ける事ができず悩む・・・といった内容です。
カラーで始まる華麗な絵とストーリーに幼いながらうっとりしました。
しかし残念ながらその先の結末を知る事はできませんでした。
どなたか記憶にある方いらっしゃいますか?
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