少し前評判になった、スウェーデンの小説、ミレニアム三部作。全6冊
児玉清さんも絶賛。
最初は取っ付きにくいですが、それを我慢して進めば、もうのめり込み。

トピ主さんの好きな作家さんはほとんど読んでいます。
中でも一番好きなのはアガサ・クリスティです。

でも、同じ作家さんの中でも好き嫌いってありますよね？
私は宮部みゆきさんは「蒲生邸」が苦手でした（笑）
なので、これだけ読んで、もしも苦手で辞めてしまったのでしたら
他のをお読みになる事をおススメします。
「火車」が私は一番好きかも。
「理由」とか「クロスファイア」も面白かったし、短編もいいと思います。
時代物も楽しめます。
個人的には　超能力ってのはインチキだな、と思いますが
でも、まあ京極さんも好きなので、アリと言えばアリとしておきます。

ものすご～く、簡単に読めるので通勤電車で読んでいたのは
赤川次郎さんの「三毛猫ホームズ」シリーズ。
とにかく、さら～～～と読めてしまう所が京極さんとは対照的（笑）

外国物では「古典」的な扱いをされている物はおもしろかったです。
以前、お友だちに借りた「アーロン・エルキンズ」の「古い骨」シリーズ？もいいです。

そう言えば、ふと思い立って「金田一耕介」シリーズを読んでみたら
それなりにはまりました。
ホームズも読んでみるかな、と思っています（笑）

東川篤哉さんのものはいかがでしょうか。デビュー作を有栖川さんが確か帯で推薦されていて、私はそれで知りました。最近ちょっとブレイクしているみたいでそれ以前から知っている者としてはちょっと複雑なものがありますが、...　有栖川作品に比べるとドタバタが多い印象があると思いますが、衒学趣味的なところも適度に感じられますし、骨太な作風だと思います。

トピ主さんと趣味が近い者です。
ミステリ好きを自認するなら、とりあえず国内新本格の有名どころは
一度読んでみて損は無いと思います。
アリス・京極・森を除くとこんなとこでしょうか。

島田荘司『占星術殺人事件』
笠井潔『バイバイ、エンジェル』
綾辻行人『十角館の殺人』
法月倫太郎『雪密室』
安孫子武丸『殺戮にいたる病』
山口雅也『生ける屍の死』
歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』
貫井徳郎『慟哭』
麻耶雄嵩『夏と冬の奏鳴曲』
殊能将之『ハサミ男』

その他、四大奇書と呼ばれる
夢野久作『ドグラ・マグラ』
小栗虫太郎『黒死館殺人事件』
中井英夫『虚無への供物』
竹本健治『匣の中の失楽』
なんかに挑戦してみてもいいかも。

手に入りにくい本は、最寄の図書館を通じて国会図書館から
取り寄せできます(詳しくは国会図書館HPで)

あとは定番の横溝とか乱歩とかも私は好きです。
『名探偵コナン』コミック巻末の名探偵紹介で、
気になる名探偵の作品を読んでみるのも楽しいと思います。
(青山先生の描いた火村かっこよかった！)

薬丸岳さんです。

「天使のナイフ」で江戸川乱歩賞とられています。
他の作品も読みやすいので（内容は重いですが）是非一度読んでみてください。

ドロシー・セイヤーズのピーター卿シリーズ、古典の部類だと思いますが、ミステリーだけでなくユーモア小説としても絶品です。

エラリィ・クイーン、本領は悲劇シリーズよりも国名シリーズだと私は思っています。『シャム双生児の謎』は、異色の舞台も手伝って面白いことこの上なし。また、探偵で作家のエラリィがこよなく愛したライツヴィルという町のシリーズも面白いです。

アメリカ人作家マーサ・グライムズがイギリスを舞台に書いたパブシリーズ。優しい警視リチャード・ジュリーと、貴族探偵メルローズのコンビがなんとも言えないです。子どもと動物の使い方もうまく、なんだかほろっとくるミステリーです。

コージー・ミステリーと言われるジャンル。ジル・チャーチルの主婦探偵ジェーンのシリーズは、名作文学・映画のパロディをタイトルとしています。身近な家庭の話も織り込んだ『ゴミと罰』『エンドウと平和』など。でも、軽妙な訳をしていた浅羽莢子さんが若くして亡くなり、最初の持ち味が失われてしまいまいした。とても残念です。

まだまだあります。日本では、宮部みゆきさんはどれもお薦めです。

クレイグ・ライス　大はずれ殺人事件等。ドロシー・セイヤーズ　ピーター卿シリーズ。クロフツ　樽。ジェームス・ヤッフェ　ママシリーズ。シムノン　メグレ警視シリーズ。アシモフ　黒後家シリーズ。レックス・スタウト　ネロ・ウルフシリーズ。


ビッグ・アップル・ミステリーとかミニ・ミステリ傑作選とか、アンソロジーもお勧めです

古い作品ばかりですが、空気感とか好きです

綾辻行人さんの「館」シリーズ
宮部みゆきさんの「火車」

他に個人的に好きなのは、少しテイスト違うかもですが、大沢在昌さんの「心では重すぎる」
佐久間公シリーズのうちの１作ですが、これだけでも読めると思います。

他には、講談社から出ているミステリーランドはどうでしょう？
トピ主さんや他の方が挙げておられる作家さんたちが、書き下ろしで小説を出しています。
現在28冊（28作家さん）出ているので、読み比べて自分の好みの作家さんを見つけるのも楽しいのでは？
（子供も読めるように書いてあるので、字が大きくてルビがふってあるかもしれませんが）

トピ主さんの好みにあうでしょうか？色々読んでみて好きか嫌いか決めるのもアリかなと思いましたので。
（敬称略）
倉知淳「猫丸先輩シリーズ」
岡嶋二人「９９％の誘拐」
宮部みゆきさんも入っていたと思いますが、時代物の女性推理作家のアンソロジー　「撫子が斬る」
ローレンス・ブロック「マット・スカダー　シリーズ」
パーネル・ホール「スタンリー・ヘイスティングス　シリーズ」

サラ・パレッキーやレイモンド・チャンドラーの主人公も格好いいですが、スタンリー・ヘイスティングスの普通の人と言う感じも好きです。


私が個人的に一番好きなのは、飄々とした猫丸先輩です。