先日、義母から贈り物が届きました。
数ヶ月前に送られてきた義母の色留袖についで、長襦袢を…というものでした。義母が電話で形見にもらってくれと言ったものです。
箱の中を開けてみると、鼻をつく樟脳の臭いと共に、経年劣化により変色したファー、畳紙にも包まれていない虫食いで穴だらけの長襦袢、その他幾つもの携帯ソーイングセットが入っていました。
長襦袢には虫食いの穴が無数にあり、傍にいた娘(小6)が「ここなんかすごいんじゃない?」と言って、1センチほどある穴を指しました。
驚くことに、これまた1センチ程の茶色い虫の死骸まであり、娘が飛びのきました。
夫の両親は離婚していて、夫が父側についていったとのことで実母ではありますがほとんど連絡をとっていないようでした。けれど、人間としてやはり親を大切にしないのはどうかと思い、結婚を機に会うことはあまりありませんがたまに連絡をとったり、経済的に苦しいようなので仕送りをしたりしてきました。
母側についたという夫の弟もいるのですが、どうもそちらのお嫁さんにはそのようなものを贈っていないようなので、私を気に入ってくれてはいるようです。
けれど、もともとの性格なのか、年老いたせいか、それとも一人暮らしが長いせいか、いつも一方的に自分の思っていることを捲し立てるだけのお電話に出るのが正直しんどいです。
また、もう物事が理解できるようになってきた娘がこのような贈り物を目の当たりにする事が悲しくてなりません。
「迷惑?」と聞く娘に、「おばあちゃん、目が悪くて気づかないのかもしれないね…」とフォローしましたが虚しいです。
とは言え、友人に「うちのお姑さんが…」とおしゃべりすることは憚られ、こちらに書かせていただきました。
今とても落ち込んでいます。義母に対し抱く気持ちを何とか前向きにできないでしょうか…。
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